AMEX QUICPayは、おサイフケータイ(モバイル端末)で利用するものなので、とても快適なキャッシュレスアイテムとして使ってきたのですが、残念なことにその便利かつ快適なサービスが、どうやら終わってしまうようです。
アメックスの電子マネー
スーパーやコンビニ、ガソリンスタンドなど様々な場所で使うことができる非常に便利なサービスです。
QUICPayは他の電子マネーと同様に、お店の端末にカードやスマートフォン、携帯電話をかざすだけで支払いができますが、AMEX QUICPayの場合はスマートフォンもしくは携帯電話のモバイル端末だけでの利用となっており、カードでの利用は用意されておりません。
AMEX QUICPayを含めたQUICPayはポストペイ式の電子マネーな為、事前のチャージが不要な後払い方式です。メリットとしてチャージ残高を気にせず使うことができる点があります。チャージをする必要がありませんので管理が楽な反面、使い過ぎによる注意が必要となります。
他にもメリットとしてアメックスカードでのお支払いと同様に、AMEX QUICPayの利用100円に対して1ポイントのメンバーシップ・リワードのポイントが貯まります。
AMEX QUICPayを初めとした電子マネーは、その利用方法から少額決済に適しているので、利用100円に対して1ポイント付与されるメンバーシップ・リワードのポイントを日常において無駄なく貯めることができます。
1ポイントあたりの価値に違いこそありますが、他の電子マネーでは利用200円に対して1ポイント付与されることが大半の中、利用100円に対して1ポイント付与されることは大きなメリットになります。
2019年2月28日をもってAMEX QUICPayサービスは終了
先日、アメックスから以下のお知らせが封書で届きました。
上記の通り「AMEX QUICPay」サービス終了は2019年2月28日をもって終了となってしまいます。かれこれ4~5年の期間に渡り、メインとして利用してきた電子マネーなので、個人的に残念でなりません。
▼
お知らせの内容は下記の通りです。
▼
アメリカン・エキスプレスのカード会員様
アメリカン・エキスプレスのカード会員様
「AMEX QUICPay」サービス終了のお知らせ
謹啓 平素より、アメリカン・エキスプレスのカードにご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。
サービス終了に伴い、「AMEX QUICPay」の新規登録およびID再発行のお手続きにつきましては、下記の通り順次終了いたします。
2018年7月末時点て「AMEX QUICPay」をご登録のカード会員様にお送りしております。
2019年2月28日のサービス終了後は、ご白身での情報の削除ができなくなり、他社発行のQUICPay(クイックベイ)をご利用いただけない場合がございますのでご注意ください。なお、Apple Pay(※)の決済システムで使用しているQUICPay+(クイックペイプラス)のサービスは、引き続きご利用いただけます。
本件に関しまして、ご不明点などございましたら、カード裏面の電話番号までご連絡ください。
長きにわたりご利用いただきまして、誠にありがとうございます。この度のサービス終了につきまして、ご迷惑をおかけいたしますことを深くお詫び申し上げます。何卒、ご寛容くださいますとともに、アメリカン・エキスプレスのカードに変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
末筆ながら、あなた様のご健勝とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
謹白
2018年9月10日
個人事業部門
記
・対象サービス:AMEX QUICPay
・サービス終了日:2019年2月28日
・新規登録およびID再発行の受付終了日:2018年9月30日
【QUICPay会員様情報の削除方法】
スマートフォンをご利用の方
AMEX QUICPayモバイルサイトヘアクセスいただき、[各種お手続き]メニューページより、[会員情報の変更・削除]より削除をお願いいたします。
スマートフォン以外の携帯電話をご利用の方
上記の通り「AMEX QUICPay」サービス終了は2019年2月28日をもって終了となってしまいます。かれこれ4~5年の期間に渡り、メインとして利用してきた電子マネーなので、個人的に残念でなりません。
ちなみにGoogle Payの利用は現在できなく、今のところ参入予定はないそうです。
代わりの電子マネーは楽天Edy?それともnanaco?
電子マネーへのチャージはアメックスの利用を前提として考えてみます。
どちらも利用できる店舗が非常に多く、AMEX QUICPayと同様、スーパーやコンビニ、ガソリンスタンドなど様々な場所で使うことができます。
楽天EdyとnanacoのどちらもAMEX QUICPayのポストペイ式とは違った方式のチャージ式となります。楽天Edyとnanacoにチャージをするには現金またはクレジットカードが利用できますが、やはり便利さを考えるとクレジットカードでのチャージとなってきます。
キャッシュレスツールの一つでもある電子マネーを利用するにあたり、わざわざ現金でチャージをするのでは、キャッシュレスの意味が薄れてしまうので些か抵抗があります。
一方、楽天Edyでの利用考えてみると、アメックスでチャージしたとしてもメンバーシップリワードのポイントは付与されません。(楽天カードでチャージした場合は、チャージ金額200円に対して1ポイントの楽天ポイントが貯まります。)
▼
1ポイントあたりの価値に違いこそありますが、利用100円に対して1ポイント付与される AMEX QUICPayと比較するとポイント還元率は半分となってしまいます。
また、ポイントは月間のカード利用合計金額ではなく、利用一件ごとの金額で換算されますので、200円=1ポイントの楽天Edyよりも100円=1ポイントのAMEX QUICPayの方が少額決済であることが多い電子マネーの利用ではポイントを無駄なく貯めることができます。
一先ずサービス終了まで使うことに・・・
クレジットカード業界も業績が厳しいのか、今回のAMEX QUICPayように幾つかある中のサービスが終了してしまうことは何とも寂しいものです。今後も、一般的に改悪と言われているようなサービスの低下や終了が起こり得ることも十分に考えられます。
今回はAMEX QUICPayの後釜として楽天Edyとnanacoの二通りの電子マネーを考えてみましたが、クレジットカードからのチャージのことや電子マネーを使用した際のポイント還元率などを考えると、今ひとつ踏み切れないところがあります。
それまでにGoogle Payの参入や新たなサービスが始まることを期待したいところです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。