おはようございます、なべやすです。
以前、ブログにも書きましたが、妻のがん保険更新のお知らせが先日届きました。
今春、生命保険各社が一斉に保険料を値上げした影響なのか、更新後の妻の保険料は驚いたことに2倍以上!となってしまいます。
加入しているがん保険は10年更新のものですが、年齢により癌発症リスクが10年前に比べると上がるとはいえ、同じ保障内容でこの保険料の上がり方にはビックリです。
と言うことで、どう対策しようかと考えていたところ、以前、マイホーム購入の際に火災共済のことで相談したことがあった都民共済に相談をすることにしました。
都民共済は掛け捨てではない!平成28年度の割戻率は驚きの38.66%
私の中で都民共済と言えば、共済金(保険で言うところの保険金)の支払いが早いというイメージがあります。
これは保険関連の商品を選ぶ上で、とても大きなメリットとなるのではないでしょうか。
保険や共済は、もしもの時の備えとして加入するものなので、いざという時に保険金や共済金が支払われなかったのでは、どんなに素晴らしく充実した保障が付いていたとしても全く意味がありません。
都民共済は営利目的としない非営利団体なので、決算後に余剰金が出た場合は割戻金として加入者に支払われます。
これは保険で言えば掛け捨てではないことで解約払戻金と同じ様なものです。
しかし、保険との大きな違いは、保険の場合は解約時の返戻金か満期時の配当金のタイミングで支払われますが、都民共済の割戻金の場合は、決算後に支払われますので毎年となります。
ちなみに平成28年度の割戻率は、払込掛金の38.66%だったそうです。(生命共済の種類により割戻率は異なります。)
これはとても高い割戻率だと思いました。
- 共済金(生命保険でいう保険金)の支払いが早い
- 平成28年度の割戻率は払込掛金の38.66%
以上の2つは、保険などを見直しする上でとても重要なポイントになります。
あとは保障内容がどうかです。
保障の中身は保険とよく似た仕組みですが、あくまでも保険ではなく共済です。
生命保険会社との違いなどはどのような点なのか気になるところでもあります。
追記(2020年7月6日)
令和元年度の割戻率の実績は総合保障型・入院保障型で37.31%、こども型で21.14%、熟年型・熟年入院型で26.06%です。
都民共済についてわからないことは普及員に相談できる
都民共済についての疑問点などは、生命保険会社でいう営業マンみたいな存在の普及員という人たちがおりますので詳しく説明を受けることができます。
希望をすれば電話一本で自宅まで説明しに来てくれます。
普及員は知識も豊富で、質問したことに関してはとても詳しく説明してくれます。
都民共済には「新がん特約」というがん保険の保障内容によく似たものがあるのですが、こちらはその名の通り特約になりますので単体で加入することができず、生命共済の総合保障型もしくは入院保障型に「新がん特約」を付けることでの加入となります。
普及員の方に「新がん特約」を生命保険会社のがん保険の見直しとして考えたいと相談したところ、健康保険の高額療養費制度があることも含めて検討するといいとのことで、生命共済の総合保障型か入院保障型だけの加入でもいいのではないかと言われました。
※資料:生命共済 総合保障型:保障内容|東京都民共済
病気で入院した場合、1日当たり2,250 円(※入院1日目から124日目まで)の共済金が支払われるので、月の掛け金1,000円の保障としてはいい方だと思います。
保障内容が心細いようであれば総合保障2型(月掛金2,000円)または総合保障4型(月掛金4,000円)を選べば病気で入院した場合の保障内容も2倍または4倍となります。
入院保障型はその名の通り、病気で入院した場合の保障内容がより充実しております。
加入できるプランは総合保障2型(月掛金2,000円)の1種類だけですが、病気で入院した場合、18歳~60歳で1日当たり10,000 円、60歳〜65歳で1日当たり7,500 円(※入院1日目から124日目まで)の共済金となっております。
これは意外な回答でした。
私としては癌という罹患率の高い病気であることと、治療が長期間になる可能性があることを考えてやはり癌の保障に特化している「新がん特約」を付けないのは少し心配ではないのかと思いました。
私としては癌という罹患率の高い病気であることと、治療が長期間になる可能性があることを考えてやはり癌の保障に特化している「新がん特約」を付けないのは少し心配ではないのかと思いました。
「新がん特約」も月々2,000円の掛け金の「新がん2型特約」を付けたとしても生命保険会社のがん保険と比べると保障内容はやや見劣りします。(新がん1型特約の場合は月掛金1,000円で保障内容は1/2です。)
確かに保障に関しては貯蓄などの資産も踏まえながら、過度に高額保障を付けることもないとは思いますが。。。
割戻金があるので結果として都民共済にした方が割安になるが…
実際のところ生命共済の総合保障型も入院保障型のどちらも勧められたものが月々2,000円の掛け金なので、「新がん特約」を付けることにより、月々3,000円~4,000円の掛け金となります。
但し、そこから割戻金のことを考えると他社を含めた生命保険会社のがん保険よりは割安です。
しかし都民共済をがん保険の代わりとして考えるのは、商品そのものの違い(質の違い)から無理な部分が多く出てきます。
都民共済に「新がん特約」を付けることにより、ようやくがん保険と同じ土俵に上げられるといった感じがします。
但し、都民共済は病気でもケガでも保障の対象となり、もちろん癌も保障の対象となります。
都民共済はがん保険の代わりになる?
都民共済はがん保険の代わりなるのか?と考えるよりも、都民共済でどんな病気でもケガでも、そしてもちろん癌にでも使うことができるという部分をどのように考えるかがポイントになるかと思われます。
保障内容も必要充分と考えればその通りな部分もありますので、リミットの7月31日まで前向きに考えたいと思います。
保険は、もしもの時の備えです。
保険は、もしもの時の備えです。
そして、保険料や掛け金も長期間にわたり継続的に支払っていくものなので、ランニングコストとして考えると決して安いものではありません。
家計を見ながら上手く必要な保険商品を選んでいかないと、保険貧乏にもなりかねません。
各生命保険会社にも様々な特徴や商品がある中で、都民共済を利用した保険の見直しも悪くないかもしれません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。