おはようございます、なべやすです。
2017年初め、我が家は賃貸マンションから一戸建てに引っ越しました。
本当は家具や家電も新調したかったのですが、住宅購入資金で予算はギリギリ。
倹約家の私は旧居で使っていた家具や家電をそのまま持ち込むことにしました。
ただし、唯一購入せざるを得なかったのがエアコンです。
賃貸時代は備え付けのエアコンがあったため、自分で選ぶ必要がなく、新居に設置する際はサイズ選びに迷いました。
そこで、ケーズデンキで見積もりを取り、プロの意見も参考にしながら、最適なエアコンサイズ選びに挑戦することになりました。
当記事では、その体験をもとにサイズ選びのポイントやプロのアドバイスを詳しく解説します。
- エアコン選びの基礎知識
- 18帖リビングに最適なエアコンサイズは?失敗しない選び方
- カタログの「エアコンサイズ目安」の見方と注意点
- ケーズデンキでエアコン取り付け工事を見積もってみた結果
- プロに相談して分かった!エアコン選びで押さえるべきポイント
- エアコン購入で失敗しないためのチェックリスト
- 最後に
エアコン選びの基礎知識
エアコンを購入する際、まず押さえておきたいのが基礎知識です。
エアコンの選び方にはいくつかのポイントがあり、これを理解しておくことで購入後の失敗を防ぐことができます。
エアコンのサイズ(容量)とは?
エアコンのサイズ(容量)とは、部屋の広さや構造に応じて適切な冷暖房能力を示す指標です。
通常、畳数で表され、「10畳用」「18畳用」などと記載されていますが、これだけで決めるのは避けましょう。
暖房時と冷房時のサイズの違い
エアコンのサイズ選びで見落としがちなのが、暖房時と冷房時の適用畳数の違いです。
冷房能力は比較的広範囲をカバーできる一方、暖房能力はそれより狭くなることが一般的です。
そのため、寒冷地などでは暖房能力を重視してサイズを選ぶのがポイントです。
カタログ記載のサイズ目安の見方
エアコンのカタログには「冷房能力」「暖房能力」とともに、木造住宅・鉄筋住宅別の畳数目安が記載されています。
例えば、木造住宅の冷房で「10~12畳」とあれば、10畳は効き始めの目安で、12畳は冷房が効く限界値を示しています。
購入前には必ずこの目安を確認しておきましょう。
18帖リビングに最適なエアコンサイズは?失敗しない選び方
エアコンを購入する際、家電量販店でまず迷ったのがエアコンのサイズ(容量)選びです。
メーカーや機能も選定ポイントですが、我が家の場合は特に1階リビングに設置するエアコンの容量に悩みました。
我が家のリビングは18帖の広さがあり、その横に5.2帖の和室があります。
これまでこの広さの部屋に住んだ経験がなかったため、「広めのリビングには大きめのエアコンを選んだ方がいいのか?」と迷いました。
エアコンサイズ選びで考慮したポイント
当初はリビングと和室にそれぞれ1台ずつエアコンを設置しようと考えていました。
しかし、同じような間取りの家に住む先輩から、「和室にエアコンを設置しなくても、リビングのエアコンで十分冷暖房が効く」というアドバイスを受けました。
結果として、リビングのみを冷暖房できるエアコンに絞ることで、コスト面でも無駄のない選択ができたのです。
エアコンの容量はどれくらいが最適?
では、18帖のリビングに最適なエアコンの容量はどの程度なのでしょうか?
一般的に、エアコンの容量は部屋の広さに応じて選びますが、吹き抜けの有無や日当たりなども考慮する必要があります。
我が家の場合、和室の引き戸を閉めればリビングのみの冷暖房で問題ないと判断し、18帖に対応したエアコンを選ぶことにしました。
カタログの「エアコンサイズ目安」の見方と注意点
家電量販店でエアコンのサイズについて相談した際、スタッフから勧められたのは、カタログに記載されている「サイズの目安」でした。
各メーカーのカタログには、部屋の広さに応じたエアコンの適応サイズが示されていますが、その見方にもポイントがあります。
木造住宅と鉄筋住宅で異なるサイズ基準
例えば、日立のエアコンカタログでは「おもに10畳用」といった表記がありますが、詳細を確認すると、冷房時は8~12畳、暖房時は8~10畳と記載されています。
この数字のうち、左側の数値(8)は木造住宅の場合、右側の数値(10または12)は鉄筋住宅の場合を示しています。
我が家は木造住宅なので、左側の数字を基準にエアコンサイズを選ぶ必要がありました。
18帖リビングに推奨されるエアコンサイズ
18帖の広さを持つリビングの場合、カタログの推奨サイズは次のようになります。
- 暖房時:19~23畳用
- 冷房時:20~30畳用
このサイズは、我が家リビングの推奨サイズにもほぼ一致しており、家電量販店のスタッフも同じサイズを勧めてきました。
サイズ選びで気をつけたいポイント
しかし、このクラスのエアコンになると価格も高く、電気代にも影響を与えます。
「本当にこんなに大きなエアコンが必要なのか?」と疑問に思いましたが、どの量販店のスタッフに相談しても、推奨サイズはやはりカタログ通りでした。
結果的に、エアコン選びで失敗しないためには、カタログの目安をしっかりと確認し、木造・鉄筋の区別を意識して選ぶことが重要だと感じました。
ケーズデンキでエアコン取り付け工事を見積もってみた結果
家電量販店を回っている中で、新製品が安いケーズデンキで日立エアコンのキャンペーンを実施しているのを発見しました。
最新モデルではなく旧モデルでしたが、価格が大幅に下がっており、購入を決める大きなポイントとなりました。
購入前の現地見積もり依頼が重要な理由
ケーズデンキでも他の量販店と同様に、推奨サイズはカタログの基準通り。
サイズが決まり、エアコンの購入を決めた後、取り付け工事が標準範囲内で収まるかを確認するため、自宅での現地見積もりを依頼しました。
このサービスは無料で、購入後の追加費用を防ぐためにも利用しておくべきです。
現地見積もりのポイントと確認事項
実際に見積もりに来たのは、ケーズデンキのスタッフではなく、取り付け工事を請け負う電気工事会社のスタッフでした。
今回の我が家の場合、1階と2階の2台設置予定で、特に確認したかったのは2階の室外機の設置場所です。
ベランダスペースに十分な設置スペースがあり、問題なく標準取り付け工事の範囲内で収まるとのことで安心しました。
筋交いの確認で安心感アップ
さらに、設置場所の壁内部にある筋交いの位置も確認してもらいました。
これは、エアコン取り付け時に壁の強度を保つための重要なチェックポイントです。
工事スタッフはハウスメーカーに連絡し、筋交いの位置が記載された図面を取り寄せての確認作業を行ってくれたため、安心して設置を進めることができました。
筋交い(すじかい)とは、柱と柱の間に斜めに入れて建築物や足場の構造を補強する部材である。「筋交」「筋違」とも表記され、ブレース (brace) とも呼ばれる。
(引用元:ウィキペディア)
プロに相談して分かった!エアコン選びで押さえるべきポイント
エアコンのサイズ選びに迷っていた私は、現地見積もりに来た電気工事会社のスタッフにも相談してみました。
ケーズデンキの販売員とは異なり、彼らの仕事は販売ではないため、積極的なアドバイスはありませんでしたが、多くの現場を見てきた経験からの意見は非常に参考になりました。
現場経験豊富なプロの見立てとは?
私が特に気になっていたのは、「購入を予定していたサイズが大きすぎないか」という点です。
工事スタッフに尋ねたところ、「ワンサイズ下げても問題ないかもしれない」との返答がありました。
このアドバイスを受け、最終的に選んだサイズは以下の通りです。
- 暖房時:16~20畳用
- 冷房時:17~26畳用
エアコンの使用感とサイズ選びの正解
夏と冬の使用を経て、このサイズ選びは正解だったと感じています。
18帖のリビングだけでなく、隣接する和室にも十分冷暖房が届きました。
むしろ、もうワンサイズ小さくても良かったのでは?と思うほどの効き具合でした。
現地見積もりサービスを利用するメリット
今回初めて現地見積もりサービスを利用しましたが、サイズ選びに不安がある場合には非常に有効だと感じました。
エアコンのサイズ選びは、木造・鉄筋の違いや設置場所の条件でも変わるため、専門スタッフの意見を聞くことで失敗を防ぐことができました。
これからエアコンを購入する人には、ぜひ活用をおすすめします。
エアコン購入で失敗しないためのチェックリスト
エアコン購入時には、サイズ選び、設置場所の確認、見積もり依頼、費用面の検討など、多くのポイントを押さえておくことが重要です。
以下のチェックリストを参考にしながら、失敗のないエアコン選びを進めましょう。
サイズ選びのポイント
- 部屋の広さと構造(木造 or 鉄筋)を確認する。
- 冷房と暖房の適用畳数の違いを把握しておく。
- 家電量販店のスタッフや工事業者の意見も参考にする。
見積もり依頼の際に確認すべき点
- 設置場所の広さと設置可能なサイズの確認。
- 無料取り付け工事の範囲と追加費用の発生有無。
- 室外機の設置場所と配管の長さの確認。
費用面での注意事項
- キャンペーン価格や割引の有無を確認する。
- 電気代への影響も考慮してサイズを選ぶ。
- 保証内容と期間も事前にチェックしておく。
これらのチェックポイントを押さえておくことで、エアコン購入時の失敗を防ぎ、快適な空間づくりが実現できます。
最後に
エアコン選びは、部屋の広さや構造、設置場所の確認といった基礎知識を理解した上で行うことが重要です。
我が家でも18帖のリビングに適したサイズ選びに悩みましたが、複数の家電量販店や電気工事業者の意見を聞くことで、最適なサイズを見つけることができました。
見積もり依頼の際には設置条件をしっかり確認し、費用面でも予算オーバーを防ぐ対策が必要です。
今回ご紹介したポイントを参考に、自宅に最適なエアコンを選んで快適な生活空間を整えてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。