おはようございます、なべやすです。
パソコンのストレージ(HDDやSSD)は、パソコンが古くなったり壊れたりしても、ストレージ自体はまだ使える場合があります。
そのまま捨てるのはもったいないし、中には大切なデータが残っているかもしれません。
そのようなときにおすすめなのが、ハードディスクケースというアイテムを使って外付けハードディスクとして再利用する方法です。
当記事では、使わなくなったハードディスクを外付けハードディスクとして再利用する方法とメリット・デメリット、注意点などを紹介します。
使わなくなったハードディスクの有効活用として、参考にしていただけたら幸いです。
- 古いハードディスクは再利用できる
- ハードディスクケースとは
- ハードディスクを再利用する手順
- ロジテックのハードディスクケースなら超簡単3ステップ装着
- ハードディスクを外付けハードディスクとして再利用するメリット
- ハードディスクを外付けハードディスクとして再利用するデメリット
- ハードディスクを再利用する際の注意点
- 最後に
古いハードディスクは再利用できる
過去に使っていたパソコン内にある古いハードディスクには、まだ価値があります。
古いハードディスクを再利用する方法はいくつかありますが、ここでは代表的な2つの方法を紹介します。
1. 外付けハードディスクにする
古いハードディスクを外付けハードディスクにするには、専用のケースやアダプターが必要です。
これらのパーツは、通販サイトや家電量販店で安く購入できます。
外付けハードディスクにすると、古いハードディスクを新しいパソコンやテレビなどに接続して、データの保存や再生ができます。
2. 売る
古いハードディスクを売るには、オークションサイトやリサイクルショップなどが便利です。
ただし、古いハードディスクには個人情報や機密情報が残っている可能性があるので、売る前には必ず完全にデータを消去することが必要です。
データを完全に消去するには、専用のソフトを使わなければなりません。
完全に消去できない場合は、個人情報漏えいなどのリスクがあるため、売らないようにしましょう。
古いハードディスクは再利用できるということは、環境や経済にとってもメリットがあります。
ただし、安全性やプライバシーを確保するために、再利用する前に必ず注意点を確認してください。
ハードディスクケースとは
ハードディスクケースは、ハードディスクやSSDを外付けハードディスクにすることができるケースです。
USBなどの接続端子を備えており、パソコンやテレビなどと接続してデータの読み書きができます。
ハードディスクケースは、パソコンに内蔵されていたハードディスクやSSDを再利用します。
また、大きさが2.5インチであればポータブルハードディスクとして持ち運びができるので、バックアップやデータの共有に便利です。
ハードディスクケースは、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの通販サイトで購入することができます。
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ハードディスクを再利用する手順
ハードディスクケースを使ってハードディスクを再利用する具体的な手順は以下の通りです。
- パソコンからストレージを取り出す
- ハードディスクケースを選ぶ
- ストレージをハードディスクケースに取り付ける
- USBケーブルでパソコンや機器と接続する
それぞれの手順について詳しく見ていきましょう。
パソコンからストレージを取り出す
この作業は一番はじめにやる作業にして一番の難関です。
パソコンの種類や機種によって難易度は様々ですが、一般的には以下のような方法で行います。
- ノートパソコンの場合:裏蓋やキーボード下部などからビスを外して開ける
- デスクトップPCの場合:側面カバーまたは前面カバーを外して開ける
裏蓋やカバーを開けたら、中にあるストレージを探します。
ストレージは四角い金属製またはプラスチック製で、ノートパソコンの場合はサイズが2.5インチ、デスクトップPCだと3.5インチという規格のハードディスクが入っております。
見つかったら、端子(SATAまたはIDE)や固定されているビスや枠を外してハードディスクを取り出します。
作業をするときは電源やバッテリーを外すのはもちろんのこと、静電気対策を行うようにしましょう。
ハードディスクケースを選ぶ
パソコンから取り出したハードディスクのサイズや端子の規格(SATAまたはIDE)に対応したハードディスクケースを用意します。
ハードディスクケースは家電量販店をはじめ、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの通販サイトでも購入することができます。
ストレージをハードディスクケースに取り付ける
ハードディスクケースは取り付けが簡単な商品が多く、ネジや工具も不要なものもあります。
大半のハードディスクケースは簡単に装着できるように設計されているので、取り付けに関して心配する必要はほとんどありません。
USBケーブルでパソコンや機器と接続する
ハードディスクケースへの装着が完了したら付属のUSBケーブルで、パソコンやテレビなどに接続します。
最近のハードディスクケースは大半のものがUSB3.0に対応しているので、パソコン側にUSB3.0のポートがある場合はそこに接続すると高速転送が可能です。
ロジテックのハードディスクケースなら超簡単3ステップ装着
ハードディスクケースは、各社から様々な種類の商品が発売されております。
ここからは、ロジテックの2.5インチポータブルハードディスクケースを使ってハードディスクを装着する方法を紹介します。
価格もお手ごろで、ネジや工具も不要の3ステップ装着が魅力の商品です。
ケース両端の開封フックを押して、カバーを開きます。
ハードディスクケース本体のコネクタとハードディスクのコネクタ位置を合わせて、コネクタの奥までハードディスクをスライドさせながら差し込みます。
カバーを閉じ、開閉フックが「カチッ」と音がするまで押します。
たったの3ステップで、ハードディスクの装着は完了です。
ハードディスクケースへの装着が完了して新たに外付けハードディスクとして再利用する際は、ハードディスクのフォーマットやデータ消去ソフトを使いデータを完全に消去してから使うようにしましょう。
故障したパソコンからのデータ救出にも使える
ハードディスクケースの活用方法は、使わなくなったハードディスクを外付けハードディスクにすることだけではありません。
ハードディスクケースを使えば故障したパソコンからのデータ救出やデータの完全消去にも使うことができます。
故障が原因でパソコンを廃棄するときに、自分でデータ救出やデータの完全消去ができるとコスト面のメリットも大きいです。
ハードディスクを外付けハードディスクとして再利用するメリット
使わなくなったハードディスクを外付けハードディスクとして再利用するメリットは何でしょうか。
主に以下のようなメリットがあります。
データのバックアップや移行に使える
外付けハードディスクは、大容量なのでデータのバックアップに最適です。
他にも、新しいパソコンに大きいファイルや写真・動画などを移行したりするのに適しています。
持ち運びにも便利な2.5インチサイズのハードディスクであれば、ポータブルハードディスクとしていろいろな場所で使用できてます。
ハードディスクをバックアップ用として使うのは、数ある利用方法の中でも特におすすめです。
大容量の外付けハードディスクを低コストで作れる
ハードディスクケースは、ほとんどのものが1,000円~と安価です。
そのため、新しく外付けハードディスクを購入するよりも低価格で外付けハードディスクを作ることができます。
使わなくなったハードディスクを再利用するため、コスト面でのメリットは大きいのは言うまでもありません。
テレビの録画にも使える(対応できない場合もあり)
すべてのテレビに使えるわけではありませんが、大容量の外付けハードディスクはテレビ番組の録画に使うことができます。
使わなくなったハードディスクをテレビ番組の録画に使うことができれば、かなり高コスパになります。
ただし、テレビの録画用として作られているわけではないので、動作保証がない点に理解が必要です。
突然録画ができなくなったり、録画した番組が観れなくなることも想定して使うくらいが丁度いいかもしれません。
ハードディスクを外付けハードディスクとして再利用するデメリット
使わなくなったハードディスクを外付けハードディスクとして再利用することには、メリットもある一方デメリットもあります。
ここからは、使わなくなったハードディスクを外付けハードディスクとして再利用する場合のデメリットについて紹介します。
性能が低い
古いパソコンから取り出した内蔵ハードディスクの場合は、市販の外付けハードディスクに比べて読み書き速度や容量が低い可能性があります。
用途がテキストファイルや写真などの保存であれば特に問題はありませんが、テレビ番組の録画などに使うときには性能の低さを感じることもあるかもしれません。
故障や破損のリスクが高い
古いパソコンの内蔵ハードディスクを取り出して使う場合、当然ながらそのハードディスクはこれまで使ってきた中古品です。
新品の外付けハードディスクに比べて、寿命も短く故障やデータ損失のリスクも高まります。
特に古くて使用時間が長いハードディスクは、経年劣化によりそれらのリスクも一段と高まることを理解した上で使わなければなりません。
互換性が低い
古いパソコンの内蔵ハードディスクを再利用する場合、最新の機器やOSと接続する際に互換性の問題が発生する可能性があります。
例えば、ファイルシステムやインターフェースが異なる場合は、フォーマットやドライバーのインストールなどの手間がかかります。
他にも、内蔵ハードディスクは本来パソコン内部で動作するように作られているので、テレビ番組の録画などパソコンからかけ離れた用途だと使えなかったり動作しないことも想定しなければなりません。
ハードディスクを再利用する際の注意点
再利用するハードディスクは、パソコンに内蔵されている記憶装置です。
ハードディスクには、オペレーティングシステムやアプリケーション、個人情報や業務データなど、様々な情報が保存されています。
そのため、ハードディスクを再利用する際には、以下のような注意点があります。
データの消去
ハードディスクを再利用する前には、必ずデータを完全に消去する必要があります。
単にファイルを削除したり、フォーマットしたりしても、専門的なツールや技術を使えば復元できる可能性があります。
そのため、物理的に破壊するか、専用のソフトウェアを使ってデータを消去しましょう。
あくまでも個人使用を目的として、フリマサイトで販売したり他人へ譲ることはしないように注意が必要です。
デバイスとの互換性
ハードディスクを再利用する場合には、接続方法や容量などが再利用先のデバイスと互換性があるか確認する必要があります。
例えば、SATAとIDEという異なる接続規格のハードディスクは直接接続できません。
現在のハードディスクケースはSATAが主流となっているので、古いパソコンから取り出したハードディスクの場合はIDEの可能性がある点に注意が必要です。
他にもパソコン内で再利用する場合、BIOSやOSが認識できる容量以上のハードディスクだと正常に動作しない可能性があります。
そのため、事前に仕様や対応状況を調べておきましょう。
パフォーマンスと信頼性
ハードディスクは使用期間などの影響で劣化していきます。
劣化したハードディスクは読み書き速度が低下したり、エラーが発生したりする可能性もあります。
そのため、ハードディスクを再利用する場合には、パフォーマンスや信頼性を確認する必要があります。
他にも新品ではないため、耐久性が低いことを理解した上で活用しなければなりません。
ハードディスクを再利用する際には、様々な注意点があります。
再利用であるための利用制限も踏まえて、活用シーンを決めなければ安心して使用できません。
個人使用を基本として、使うようにすることがポイントです。
パソコンを安全に処分する方法はこちら
最後に
パソコン本体が故障しても、ハードディスクは使える可能性があります。
その場合はハードディスクケースを使うことにより、外付けハードディスクとして有効活用することが可能です。
ハードディスクを再利用する際は、必ず個人で使用する場合に限定しましょう。
他人に譲ることを目的としてハードディスクを再利用することは、セキュリティや故障などの面からおすすめできません。
上手に使って、廃棄予定のハードディスクを有効活用してみましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。