おはようございます、なべやすです。
購入してから2回目となるオーバーホールを2021年1月に完了したオメガ・シーマスター。
早いもので、2回目のオーバーホールを終えてから2年が経過しました。
2回目のオーバーホールから2年経過したオメガ・シーマスターは、目立ったコンディションの低下はないものの、精度が落ちはじめてきた感じも見受けられます。
早くも3回目のオーバーホールを視野に入れる必要性が出はじめたのかもしれません。
当記事では、2回目のオーバーホールから2年経ったオメガ・シーマスターのコンディションを報告いたします。
- 2回目のオーバーホールの依頼先はウォッチカンパニー
- 2回目のオーバーホールから2年経ったオメガのコンディション
- オーバーホール後のコンディション変化
- 3回目のオーバーホールはいつごろ?
- 正規カスタマーサービスでのオーバーホールという選択肢
- 最後に
2回目のオーバーホールの依頼先はウォッチカンパニー
2回目のオーバーホールは、以前から目をつけていたウォッチカンパニー へ依頼をしました。
ウォッチカンパニー は、はじめてオーバーホールを依頼した、時計修理の千年堂と同じくネット経由でオーバーホールを依頼し、その後のやり取りも全てメールと宅配でおこなう他に実店舗もある修理工房です。
大切な時計のオーバーホール任せるにあたって、実店舗が存在するのは安心材料にも繋がります。
2回目のオーバーホール記事はコチラ
2回目のオーバーホールから2年経ったオメガのコンディション
2回目オーバーホールから2年を経過したオメガ・シーマスターのコンディションを、以下3つのチェック項目でお伝えします。
持続時間(パワーリザーブ)と自動巻き機能について
時計が動いている時間(持続時間)は、電池で駆動するクォーツと違い機械式腕時計にとって重要です。
機械式腕時計は自動巻き(オートマチック)もしくは手巻きでゼンマイを巻き上げ動きますが、オーバーホール後には手巻きて使用する必要もないほど、自動巻きのみで使用でるようになります。
オーバーホールから2年経った現在も、手巻きで巻き上げたあとの持続時間(パワーリザーブ)は、昨年と同じ約48時間ほどありました。
昨年と同じコンディションを保てております。
内蔵されているキャリパーによって違いはありますが、機械式腕時計のパワーリザーブとして問題ないレベルと言えます。
自動巻き(オートマチック)本来の機能が改善されることは、日々使用するにあたりとても重要なポイントです。
オメガの自動巻き機械式ムーブメントの機能は、着用者の手首の動きに依存しています。内蔵キャリバーによって異なりますが、完全に巻き上げられた状態で、ウォッチは約44時間~60時間のパワーリザーブを持っています。
精度について
肝心の精度に関しては、オーバーホール直後で日差+10秒でしたが、オーバーホール後2年経過した現在は日差±0秒となっております。
昨年も日差±0秒でしたので、まったく同じです。
機械式腕時計としては問題ないレベルの精度でありますが、2日以上経過すると1~2秒程度の遅れも見受けられるようになってきたので、次期オーバーホールのタイミングも含めて今後も注視していきたいと思います。
参考までにオメガホームページ内にある「よくある質問と答え」には、機械式時計について以下のような記載があります。
オメガ・機械式ウォッチに関する精度の許容誤差は?
クロノメーター認定のないウォッチの大半は、日差-1~+11秒の平均誤差となっています。機械式ムーブメントの精度はウォッチを身につける方の着用習慣によって左右されるため、異なる場合があります。資格を持つオメガの時計製造技術者は、ウォッチの精度をオメガの許容範囲内に調節することができます。
引用元:よくある質問 – OMEGA SHOP GINZA
リュウズの固さ(重さ)について
手巻きでゼンマイを巻き上げる時のリュウズを回すときの固さ(重さ)は、オーバーホール後と変わらず、なめらかな感じを現在も維持できております。
自動巻きがしっかりと機能しているので、手巻きの必要性はほとんどありません。
もちろん、手巻きでもゼンマイがしっかりと巻き上がるので快適です。
オーバーホール後のコンディション変化
2回目オーバーホールから2年経過した現在も、オメガのコンディションは悪くありません。
機械式腕時計本来の機能をおおむね維持した状態で、毎日快適に使用することができております。
ただし、オーバーホール後から機能や精度が変化しないわけではありません。
オーバーホール後も新品のときと同じように、経年により機能や精度が低下していきます。
下の表は、2回目のオーバーホール後から2年経過するまでの状態変化です。
持続時間 | 精度 | リュウズの固さ | |
---|---|---|---|
OH直後 | 約40時間 | 日差+10秒 | やわらかい |
OH後1年 | 約48時間 | 日差±0秒 | やわらかい |
OH後2年 | 約48時間 | 日差±0秒 | やわらかい |
機械的に計測したわけではなく、私が地道に計測した数値ですが、表にまとめてみました。
オーバーホールから1年経過した時点では精度に大きな変化が見られましたが、2年経過した今回は数字上での変化は見受けられませんでした。
ただし、時間経過とともに時間の遅れがあることは確認できたので、今後、どの程度遅れが進むか注視しなければなりません。
3回目のオーバーホールはいつごろ?
機械式腕時計のオーバーホールは、5年に1回が目安とされていることが一般的です。
オメガ公式サイト(カスタマーサービス)では、5~8年に一度のコンプリートメンテナンス(オーバーホールおよび美観の回復)が推奨されております。
上記はあくまでも目安であり、腕時計の種類やコンディションによりオーバーホールサイクルは決まります。
持続時間(パワーリザーブ)や精度を見てコンディションを確認しながら、一般的なオーバーホールサイクルを参考にオーバーホールのタイミングを決めることが大切です。
2回目のオーバーホールから2年経過したコンディションを見た感じでは、3回目のオーバーホールを視野に入れるステージに突入した感じがしております。
オーバーホールから5年経過したからオーバーホールをするというよりも、「時間の遅れが気になってきた」「1日使っていなかっただけで止まってしまう」など、いつも腕時計の様子が違ってきたらオーバーホールをする時期です。
\はじめてのオーバーホールはコチラ/
時計修理の千年堂でオーバーホール
正規カスタマーサービスでのオーバーホールという選択肢
これまで2回オーバーホールをしてきましたが、いずれも正規カスタマーサービス出はなく、腕時計のオーバーホールや修理を行う修理専門店(修理工房)でした。
これらの修理専門店(修理工房)の魅力は、オーバーホールの価格です。
もちろん価格だけでなく、仕上がりを見たコスパの高さも感じることができます。
ただし、オメガ正規カスタマーサービスのコンプリートメンテナンス(オーバーホールおよび美観の回復)も、次期オーバーホールの候補として見逃すことはできません。
コンプリートメンテナンスは修理専門店(修理工房)よりもオーバーホール費用が高額ですが、メンテナンス項目に含まれている部品代や美観の回復の費用が別途かかりません。
オーバーホール後に2年保証が付いている点も、修理専門店(修理工房)にはないコンプリートメンテナンスならではのメリットです。
美観の回復は、ケースとメタルブレスレットを洗浄・研磨して腕時計の外観(外装)を修復します。
修理専門店(修理工房)では、新品仕上げ(傷取り)やポリッシュなどと呼ばれております。
はじめてのオーバーホールで甦る
最後に
購入してから22年もの期間を経過しているオメガ・シーマスターですが、オーバーホールの効果により現役で活躍しております。
時計としては古くなっても、必要なメンテナンスをすることにより、変わらぬクオリティーを保ちながら使い続けていくことが可能です。
オーバーホールから2年経過した今年は精度の低下が見受けられましたので、3回目のオーバーホールも視野に入れる必要性が出はじめた感じがしております。
これからメンテナンス計画を考えるとともに、購入後25年30年をめざしていきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。