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【初心者OK】デスクトップPCのSSD交換|SATA SSD故障からM.2 NVMe換装・Windows11クリーンインストールまで実体験解説

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おはようございます、なべやすです。

何の前触れもなく、ある日突然パソコンが起動しなくなりました。

原因を調べたところ、なんと購入してから約3ヶ月ほどしか経っていない新品のSATA 内蔵SSDが故障…。

慌てて代わりのSSDを探す中で、せっかくなら「より速くて快適なM.2 NVMe SSD」に交換してみようと決意。

今回は、SSD交換作業からWindows11のクリーンインストールまでの流れを、初心者でもわかりやすく実体験ベースでまとめました。

同じようにSSDの突然の故障に困っている方や、交換・換装を考えている方の参考になれば嬉しいです。

 

 

PCのSSDが故障!交換することにした経緯

ある日突然SSDが故障してパソコンが起動しなくなった私のデスクトップPC。

まずは、トラブルの症状とM.2 NVMe SSDへの交換を選んだ理由をご紹介します。

 

突然のフリーズと起動不可トラブル

ある日、いつものようにパソコンでネットを閲覧していたところ、突然画面がフリーズ。

ほどなくしてブルー画面が表示されました。

仕方なく電源ボタンで強制終了を試みましたが、その後は電源ボタンを押してもメーカーのロゴ(HPのロゴ)が表示されるだけで、Windowsがまったく起動しない状態に…。

「OSが壊れたのか? それともSSD自体が故障?」と色々調べた結果、どうやら内蔵のSATA SSDが故障している可能性が高いと判明しました。

驚いたのは、このSSDが購入後わずか3ヶ月ほどしか経っていなかったこと。

まだ新品同然と思っていたのでかなりショックでした。

 

M.2 NVMe SSDへの交換を選んだ理由

せっかく交換するなら、少しでも快適な環境にしたい。

もともとマザーボードにM.2 NVMe SSD用のスロットが搭載されていることは把握していたので、「今度こそ速度の速いM.2 NVMeタイプに換装してみよう」と考え、交換作業に踏み切りました。

 

M.2 NVMe SSDの選び方と購入時のポイント

KIOXIA 内蔵 SSD 1TB NVMe M.2 Type

M.2 NVMe SSDは性能も価格帯も様々。

選ぶ際には互換性の確認やメーカー選び、容量の目安を押さえておくと安心です。

私が選んだ時のポイントをご紹介します。

 

互換性は必ず確認しておこう

HP ProDesk 400 G4 DM(マザーボード)

M.2 NVMe SSDを購入する前に、まず確認すべきなのがマザーボード側に対応スロットがあるかどうかと、対応規格(PCIeの世代やMキー/Bキー)です。

私のメーカー製PCはマザーボードの仕様を調べたところ、M.2 NVMe SSD用のスロットがしっかり用意されていることが確認できたため、安心して購入することができました。

もしメーカー製のPCを使っていて、スロットが無い場合や規格が特殊な場合は、無理にM.2 NVMe SSDを選ばず、SATA SSDへの交換を検討するのが安全です。

 

メーカー選びと容量の目安

現在は様々なメーカーからM.2 NVMe SSDが販売されています。

価格の安いものもありますが、予算に余裕があれば老舗の信頼できるメーカーを選んだ方が安心感があります。

特にシステムドライブ(Cドライブ)用途なら安定性や耐久性の評価が高い製品を選びたいところ。

私は価格と信頼性のバランスでKIOXIA(キオクシア)を選びました。


キオクシア KIOXIA 内蔵 SSD 1TB NVMe M.2 Type 2280 PCIe Gen 4.0×4 (最大読込: 5,000MB/s) 国産BiCS FLASH TLC搭載 国内正規代理店5年保証 EXCERIA PLUS G3 SSD-CK1.0N4PLG3N【国内正規代理店保証品】

 

容量は使用用途にもよりますが、コストパフォーマンスの面では現在1TBクラスが特におすすめです。

Windows11や主要アプリをインストールしても余裕があり、快適な環境を作りやすいと感じました。

 

個人的には、ストレージメーカーとして実績のある、KIOXIA(キオクシア)やWestern Digital (WD)が品質・価格の面でおすすめです。

 

デスクトップPCのSSD交換手順【実体験】

ここからは、実際に私が行ったデスクトップPC(HP ProDesk 400 G4 DM)のSSD交換手順をご紹介します。

パソコンの機種によって多少の違いはありますが、基本的な作業の流れや注意点は共通なので、これから交換に挑戦する方の参考になればと思います。

 

作業前に準備しておくと便利なもの

SSD交換作業は特別な工具が必要になるケースは少ないですが、以下のアイテムを準備しておくとスムーズです。

 

  • プラス/マイナスドライバー(PCの構造によってはプラスだけでOKの場合も)
  • M.2 NVMe SSD取り付け用の固定ネジ(なければマザーボード付属品や汎用品を準備)
  • 作業用手袋(静電気対策にもなる)
  • クリーンな作業スペース(パソコン内部にホコリが入らないように)

 

事前にしっかり準備しておくと、交換作業がよりスムーズに進みます。

 

静電気対策は必要?

パソコン内部にアクセスする作業では、静電気の影響を受けないよう注意が必要です。

とくに乾燥した季節や衣服によっては静電気が発生しやすくなります。

作業時は静電気防止用のリストバンドを使うのがベストですが、そこまで用意できない場合でも

 

  • 作業前に金属部分(机の脚など)を触って放電しておく
  • フローリングの床で作業する
  • ウールやフリース素材の服は避ける

 

など、簡単な対策をするだけでもトラブル防止に効果があります。

 

SATA SSDの取り外し

まずは、故障したSATA SSDの取り外し作業からです。

この工程はPC本体の構造やメーカーによって難易度が異なりますが、私の使用している HP ProDesk 400 G4 DMでは簡単に取り外しができました。

HP ProDesk 400 G4 DM(本体)

 

PCカバーを開け、内部を確認するとSSDマウンタ(取り付け金具)がすぐに見える構造。

 

特別な工具も不要で、スムーズに取り外せました。

 

M.2 NVMe SSDの取り付け

続いてM.2 NVMe SSDの取り付けです。

HP ProDesk 400 G4 DMの場合は、SATA SSDのマウンタの下にM.2 NVMe SSD用のスロットが設けられていました。

 

SATA SSDマウンタはマイナスドライバーでビス2本を外すだけで簡単に取り外し可能。

M.2 NVMe SSDの取り付け自体も特に難しい作業はなく、ミリネジ1本で固定するだけでしっかりと取り付けができました。

 

M.2 NVMe SSDをマザーボードに取り付け

 

このネジがない場合は事前にPCケース付属品やマザーボード付属品を確認しておくと安心です。

M.2 SSD固定用ミリネジ

 


アイネックス M.2 SSD固定用ネジ PB-044 4個入 シルバー

 

BIOS設定の確認(必要なら)

M.2 NVMe SSDを取り付けた後、通常はそのままPCが新しいSSDを自動認識します。

ただし、万が一BIOS(UEFI)画面でSSDが認識されない場合は、ストレージ設定やブート順序を確認する必要があります。

私の場合は特に設定変更の必要はなく、すぐにM.2 NVMe SSDを認識してくれたため、BIOSの操作は最小限で済みました。

 

内臓ストレージが故障しときの対策

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Windows11のクリーンインストール方法

新しいSSDに交換した後は、Windows11をクリーンインストールしてパソコンを再セットアップします。

ここでは、インストールメディアの作成方法や注意点、インストール後の初期設定について、私が実際に行った流れをまとめました。

 

クリーンインストール前にバックアップは取っておこう

クリーンインストールはストレージ内のデータがすべて消去されるため、事前に必要なデータをバックアップしておくことがとても重要です。

以下のようなデータは、忘れずに外付けHDDやクラウドにバックアップしておきましょう。

 

  • ドキュメント・写真・動画などの個人データ
  • ブラウザのお気に入り・設定
  • メールデータ
  • アプリケーションのライセンス情報や再インストール用ファイル

 

万が一のデータ紛失を防ぐためにも、クリーンインストールの前準備として必ずバックアップを行うことをおすすめします。

 

インストールメディア(USBメモリ)の作成方法

まず、Windows11のインストールメディアを準備します。

KIOXIA USBメモリ

 

インストール用USBメモリ(8GB以上推奨)を1本用意し、Windows公式サイトの「メディア作成ツール」を利用すれば簡単に作成可能です。

Windows11インストールメディアダウンロード画面

 

公式サイト → Microsoft Windows 11 ダウンロードページ

 

画面の案内に沿って進めるだけなので、初めての方でも迷わず作成できます。

 

インストール時の注意点

USBメモリをセットし、PCをUSBブートで起動するとWindows11のインストールが始まります。

この際に注意したいのが、インストール途中での電源断や強制終了は絶対に避けること。

とくに「インストール進行中に画面が止まっているように見える」場面でも、実際には裏で処理が進んでいる場合が多いです。

焦らず、完了までじっくり待つことが成功のコツです。

 

ドライバーの再インストールと初期設定

Windows11のインストールが完了したら、まずは各種ドライバーの確認とインストールを行います。

特に

 

  • グラフィックドライバー
  • サウンドドライバー
  • 周辺機器(プリンター・外付け機器など)のドライバー

 

は、メーカー公式サイトから最新版をダウンロードして再インストールすると安定性が高まります。

また、Windows Update(手動)を必ず一度実行して、システムの最新パッチやセキュリティ更新も適用しておくと安心です。

 

 

交換後の使用感とベンチマーク結果

M.2 NVMe SSDに交換したことで、パソコンの起動速度や動作レスポンスは大きく改善されました。

実際に私のPC環境で測定したベンチマーク結果も合わせてご紹介します。

 

起動速度や動作の変化

SSD交換後、まず感じたのはWindows11の起動が圧倒的に速くなったこと。

以前のSATA SSD時代は電源投入からデスクトップ画面が表示されるまで20〜30秒程度かかっていましたが、M.2 NVMe SSDにしてからは10秒前後で立ち上がるようになりました。

また、ブラウザやアプリケーションの起動速度も速く、全体的な動作がとてもスムーズになった印象です。

ファイルのコピーや大容量データの移動でも速度低下を感じにくく、ストレスなく使えるようになりました。

 

CrystalDiskMarkでのベンチマーク結果

交換後に CrystalDiskMark 9.0.1 を使用して簡易ベンチマークを実施しました。

測定結果は以下の通りです(テスト環境:Cドライブ/約931GB中 55GB使用時)

 

 

項目 読み込み速度(Read) 書き込み速度(Write)
SEQ1M Q8T1 3387.72 MB/s 2824.12 MB/s
SEQ1M Q1T1 2046.77 MB/s 1883.91 MB/s
RND4K Q32T1 242.03 MB/s 421.24 MB/s
RND4K Q1T1 42.61 MB/s 76.34 MB/s

 

シーケンシャルの読み書き性能は 3000MB/s前後 まで出ており、SATA SSDと比べると大幅なパフォーマンスアップを実感できました。

 

 

デスクトップPCのSSD交換は意外と簡単!

今回、デスクトップPCのSSD交換を実際にやってみて感じたのは、思っていたより作業自体はシンプルだったということです。

パーツの選び方や取り付けポイントを押さえておけば、初心者でも十分に挑戦可能な作業でした。

ここで最後に、M.2 NVMe化のメリットや注意点も含めて、まとめておきます。

 

初心者でも挑戦できる

今回のように、マザーボードにM.2 NVMe SSD用のスロットが搭載されていれば取り付け作業はとても簡単です。

特別な改造や複雑な配線作業は不要で、スロットに差し込んでネジで固定するだけで完了しました。

「自分のPCにM.2スロットがあるか」を事前に確認しておけば、初心者でも安心して挑戦できます。

 

M.2 NVMe化のメリット

体感としては、PCの起動速度やアプリのレスポンスが明らかに向上しました。

ただ、正直なところ、普段のネットや文書作成レベルの作業では劇的な差とまでは言いづらい部分もあります。

ですが、PCの立ち上がりが速くなること、操作全体がスムーズになることはすぐに実感できるので、コストに見合った効果は十分感じられました。

もし動画編集や大容量ファイルのやり取りをする人なら、さらにメリットは大きいと思います。

 

トラブル防止のポイント

交換後の使用で注意しているのは、SSD本体の温度です。

私の環境では通常使用時は 40〜50度台がほとんどで、一般的な使い方であれば過剰に心配する必要はないと感じました。

ちなみに私は、キオクシア(KIOXIA)の専用ツールを使って温度管理や状態確認を行っています。

 

高負荷時や夏場の室温が高い場合でも、定期的に専用ツールでモニターしておけば安心感があります。

高負荷がかかる作業やケース内のエアフローが悪い場合は、温度対策も意識するとより安定した動作が保てます。

 

内蔵HDDを交換したら外付けHDDで再利用

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最後に

今回、デスクトップPCのSATA SSD故障をきっかけに M.2 NVMe SSDへの交換とWindows11のクリーンインストールに挑戦してみましたが、思っていた以上に作業はシンプルで、初心者の方でも十分に対応可能な内容だと感じました。

もしPCのストレージ交換に迷っている方がいれば、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

M.2 NVMe SSD化は確かな効果があり、PCの快適さもぐっとアップしますので、ぜひ一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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