おはようございます、なべやすです。
インターネットを介してさまざまな金融取引や各種手続きが可能なネット銀行は、機能やサービス内容もますます便利になり、今ではすっかり身近な存在となりました。
私生活においては給与の振込先口座にしていたり、クレジットカードの引き落とし口座、ネットでの振り込み手続きなど積極的に使っております。
私の中でネット銀行口座は、今や必要不可欠な金融アイテムの一つとなりました。
ネット銀行は老舗の金融機関以外の参入もあり、一昔前に比べて、その数も増えてきております。
数あるネット銀行の中でもおすすめは、1,300万口座を超えるネット銀行口座数No.1の楽天銀行です。(※2022年9月22日時点)
優遇プログラム制度の導入や楽天ポイントが貯まる・使えるなど、楽天銀行には楽天グループの強みを活かしたメリットがたくさんあります。
当記事では、イーバンク銀行時代から15年以上使い続けてきた楽天銀行のメリット・デメリットについて紹介しております。
これから、ネット銀行の口座開設を検討している人の参考になれば幸いです。
楽天銀行は口座数1,300万を超える日本最大級のネット銀行
現在、「セブン銀行、楽天銀行、ソニー銀行」3つのネット銀行口座を所有しております。
その中の一つ楽天銀行はイーバンク銀行時代からの長い付き合いとなっており、口座の保有期間もかれこれ15年以上となっております。
楽天銀行は日本最大級のネット銀行で、なんと口座数は1,300万を超えているメガネットバンクです。
楽天銀行をはじめとするネット銀行も、今となってはすっかり世に定着していて、金融機関としての存在を位置づけております。
ネット銀行の数も以前と比べ増えたこともあり、今となっては特段めずらしい存在ではなくてなってきました。
サービス内容においては、ネット銀行ならではの魅力であったATM利用手数料や預金金利、振込手数料なども、ネット銀行そのものの増加により、昔ほどのメリットを感じられなくなってきているのが現状です。
そのような中、楽天銀行は楽天グループの強みを活かしながら、2022年9月22日に日本最大級のネット銀行として1,300万を超える口座数を達成しております。
楽天銀行を15年以上使ってきて感じたメリット・デメリット
ネット銀行の使い方は人それぞれなので、利用者によってメリット・デメリットは違ってきます。
ここでは、私が長年利用してきて感じた楽天銀行のメリット・デメリットをまとめてみました。
メリット | デメリット |
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これから先は、楽天銀行のメリット・デメリットを具体的に紹介していきます。
楽天銀行のメリット
楽天銀行は、楽天経済圏や楽天グループの強みを活かしたお得なサービスがたくさんあります。
数あるメリットの中から、特に以下の3つは日ごろ使っていて感じる主なメリットです。
全国に約100,000台あるATMを利用できる
楽天銀行はネット銀行であるため、実店舗がありません。
そのため現金の入出金のときは提携ATMを使うことになりますが、全国に約100,000台も提携ATMがあるので不便に感じないどころか、むしろ実店舗のある金融機関よりも便利です。
コンビニのATMは当然のこと、ゆうちょ銀行や一部の大手都市銀行のATMも利用できます。
楽天銀行ハッピープログラムのステージを獲得していれば、全国に約100,000台もある提携ATMを手数料無料で利用することも可能です。
楽天銀行の主な提携ATM
セブンイレブン(セブン銀行)、ローソン、ミニストップ、ファミリーマート
ゆうちょ銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、イオン銀行など
アプリで現金が引き出せる
1日あたりの振込限度額が大きい
楽天銀行に限ったことではありませんが、ネット銀行はネットバンキングで振り込みをする際の振込限度額(1日あたり)が大きいので、多額の資金を動かすときに便利です。
デフォルトは100万円の設定となっておりますが、最高で1,000万円まで振込限度額を上げることができます。
この限度額に高さは、セブン銀行とソニー銀行も同じです。
セキュリティの面からも、日ごろから不必要に限度額が高くある必要はありませんが、住宅やマイカー購入など多額の資金を動かすときには重宝します。
振込限度額を変更(上げ下げ)したいときは、スマホアプリやパソコンで簡単に設定できる点も便利です。
ネット銀行以外の金融機関だと、振込限度額を変更する際は店舗窓口にて手続きが必要な場合もあります。
楽天ポイントを貯めたり使うことができる
楽天といえばポイント!
そういっても過言ではないほど、楽天ユーザーにとって楽天ポイントは価値の高いものです。
楽天銀行では楽天ポイントを、以下の取引(利用)で貯めることができます。
- 給与・年金受取口座に指定
- 他行口座への振込または他行口座からの振込
- ATM取引(入出金)※無料取引は対象外
- 楽天カードの口座振替
- その他の口座振替
- 楽天銀行コンビニ支払サービス
- 楽天Edyの楽天銀行口座チャージ
- 楽天証券のらくらく入金
- 楽天証券の自動入金(スイープ)
- 宝くじの購入
貯まった楽天ポイントは、振込手数料、楽天銀行デビットカードの支払い、外貨預金の預入れに使うことができます。
楽天ポイントを貯めるだけでなく、振込手数料などに使うことができる点は楽天銀行ならではのメリットです。
楽天銀行でポイントを貯めるには、優遇プログラムのハッピープログラムにエントリーする必要があります。
楽天ポイントは運用もできる
楽天銀行スマホアプリの使い勝手がバツグンにいい
楽天銀行は、スマホアプリの使い勝手がバツグンにいいです。
このアプリは、2019年4月11日時点でダウンロード数500万を突破!しております。
セブン銀行とソニー銀行のスマホアプリも使っておりますが、アプリで可能なことは楽天銀行と比べると機能がかなり限られており、定期預金の機能や管理などがありません。
この点は、ネット銀行アプリとしてイマイチです。
対して、楽天銀行の場合はアプリ内で大半のことができてしまいます。
よく利用する振込手続きや振込管理はもちろんのこと、定期預金の預け入れから中途解約までアプリ一つで可能です。
あれもこれもアプリだけで可能なので、パソコンなしでも全く問題なく、むしろパソコンでやるより快適です。
楽天銀行アプリの使い勝手のよさは、ユーザーにとってメリットになります。
楽天銀行のスマホアプリは、多機能でとても使いやすいです。
大袈裟かもしれませんが、個人的にはこのアプリがないとかなり困ります。
外貨に強いソニー銀行
楽天銀行のデメリット
何かと便利な楽天銀行ですが、デメリットについても考えてみます。
個人的にはデメリットというよりも現状より改善して欲しいと思う点ですが、ここではあえてデメリットとして上げてみることにします。
実店舗がない
楽天銀行はネット銀行なので、当然ながら実店舗がありません。
そのため、一部のサービスや手続きをネット上で完結することになります。
サービスの利用方法や手続きのことなどで問い合わせしたいことがあっても、実店舗が
ないため自分でなんとかすることが原則です。
ネットでの手続き等が苦手な人にとっては、楽天銀行を含めたネット銀行は不便に感じることもあります。
その場合は、メリットの多い楽天銀行でさえもデメリットになってしまいます。
入金(預け入れ)するのに手数料がかかる
楽天銀行はATMで入金する際、3万円未満は一定の手数料がかかります。
セブン銀行やソニー銀行の場合は、入金額に関係なく口座への入金(預け入れ)は無料です。
ハッピープログラムの会員ステージでATM利用手数料無料の特典が受けられる場合でも、入金額が3万円未満の場合は特典が1回減となってしまいます。
ATMで入金する際は、ハッピープログラムで上位ステージを獲得していないと手数料がかかることも想定しなければなりません。
出金(預け入れ)だけでなく入金(預け入れ)の際にも手数料がかかってしまうのは、デメリットと言わざるを得ません。
ハッピープログラムの最上位ステージでもATM手数料無料に制限がある
楽天銀行には優遇プログラムのハッピープログラムがあり、会員ステージが上がるとATM利用手数料や他行振込手数料などが無料で利用できます。
ATM利用手数料無料の回数制限に関しては、せめてハッピープログラムの最上位ステージであるスーパーVIPであれば無制限であって欲しいところです。
私の場合、日常においては現金よりもクレジットカードやおサイフケータイを利用していることが多いため、ATMで現金を引き出す機会がそれほどありません。
そのため影響はほとんどありませんが、現金を引き出す機会が多い人にとっては回数制限はデメリットになってしまいます。
口座開設をしたら即エントリー!
口座振替(自動引き落とし)の対象先が少ない
口座振替(自動引き落とし)に関しては、楽天銀行と言うよりも大半のネット銀行の弱い部分です。
それでもクレジットカードやプロバイダー、保険、携帯電話の支払いなどの収納機関先が150以上となっておりますので不便を感じることは少ないと思います。
しかし、税金などの公金に関しては対応可能な自治体が現段階ではかなり限られているので、都市銀行をはじめとする店舗のある金融機関と比べるとその点は弱さは否めません。
ハッピープログラム会員であれば口座振替にすることでポイントが貯まったり、引き落としされなかった!なんてことを防止するために残高不足を事前にメールで知らせてくれるなどいい部分もあります。
その点は、他の金融機関にはない魅力だと思っております。
複数口座を使い分けて資産管理
他の銀行との比較
楽天銀行と他の銀行との比較をわかりやすくするために、以下のポイントに焦点を当ててみました。
1. 手数料
- 楽天銀行:振込手数料やATM手数料が無料になる条件が多く、特に楽天ポイントを使って手数料をカバーできる点が魅力です。
- メガバンク:基本的に手数料が高めで、無料になる条件が少ないです。
- 他のネット銀行:楽天銀行と同様に手数料が低めですが、特定の条件を満たす必要があります。
2. ポイントプログラム
- 楽天銀行:楽天ポイントが貯まりやすく、楽天市場や楽天トラベルなどで使えるため、楽天経済圏を利用する人には非常に有利です。
- メガバンク:ポイントプログラムがないか、あっても還元率が低いです。
- 他のネット銀行:Tポイントやdポイントなど、他のポイントプログラムを提供している場合がありますが、楽天ポイントほどの汎用性はないことが多いです。
3. サービスの充実度
- 楽天銀行:楽天市場との連携や、各種キャンペーンが豊富で、オンラインショッピングをよく利用する人にとって便利です。
- メガバンク:支店やATMの数が多く、対面でのサービスが充実していますが、オンラインサービスはやや遅れを取っていることがあります。
- 他のネット銀行:オンラインサービスに特化しており、アプリやウェブサイトの使いやすさが高いですが、対面サービスは基本的にありません。
4. サポート体制
- 楽天銀行:オンラインチャットやメールでのサポートが中心で、電話サポートはやや混雑することがあります。
- メガバンク:支店での対面サポートが充実しており、電話サポートも比較的スムーズです。
- 他のネット銀行:楽天銀行と同様にオンラインサポートが中心ですが、サポートの質や対応速度は銀行によって異なります。
5. 独自性
- 楽天銀行:楽天経済圏との強力な連携が最大の特徴で、楽天ユーザーにとって非常に便利です。
- メガバンク:長い歴史と信頼性があり、大規模な取引やローンなどのサービスが充実しています。
- 他のネット銀行:各銀行が独自のサービスやキャンペーンを展開しており、特定のニーズに応じた選択肢が豊富です。
このように、楽天銀行は特に楽天経済圏を利用する人にとって多くのメリットがありますが、他の銀行もそれぞれの強みを持っています。
総評
楽天銀行は、振込手数料の無料化や使いやすいスマホアプリ、振込限度額の大きさなど、実用面で非常に優れたネット銀行です。
優遇プログラムのハードルも低く、多くのユーザーが利用しやすい点も高評価できます。
一方で、口座振替の対象先が少ない点は改善の余地がありますが、総じて実用的で利便性の高いネット銀行と言えるでしょう。
楽天経済圏を活用するユーザーにとっては特におすすめできる銀行です。
今後もさらなるサービスの充実と改善を私は期待しています。
最後に
楽天銀行は、楽天グループの利点を活かした多様なサービスや定期預金の特別金利キャンペーンなど、口座保有者にとって多くのメリットがあります。
口座を開設すれば、当記事で触れたメリットのみならず、様々なサービスの便利さを実感することができるでしょう。
オンラインバンキングを選ぶ際に迷うことがあれば、楽天銀行を選ぶことをおすすめします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。