おはようございます、なべやすです。
GmailやYahooメールのようなWEBメールが主流になってから、Outlookのようなインストールタイプのメールソフトを使う人も少なくなったのではないでしょうか。
私は、仕事とプライベートのどちらでも、インストールタイプのメールソフトを使っていますが、WEBメールにはないほどの迷惑メールが、毎日どっさり送られてきます。
特に公開している仕事用のアドレスには、毎日たくさんの迷惑メールが届くため、迷惑メール設定にて対処しております。
プライベートではプロバイダーメールを使っているのですが、そのアドレスにも迷惑メールがどっさり送られてきます。
使っているメールソフトは、インストールタイプのThunderbirdです。
Thunderbirdはフリーソフトでありながら、便利な機能を兼ねそろえているメールソフトで、もちろん迷惑メール機能も搭載されております。
Thunderbirdでも迷惑メール設定をしておりますが、思ったように振り分けられない場合もあるので注意が必要です。
そのようなときは、迷惑メール設定をよく確認しましょう。
当記事では、インストールタイプのメールソフトThunderbirdの迷惑メール設定について、振り分け方法を含め基本的な使い方を紹介しております。
- Thunderbirdを使っている人
- 大量に届く迷惑メールの管理に困っている人
- 迷惑メールを自動で管理したい人
- フリーソフト Mozilla Thunderbird
- 迷惑メール設定の方法
- Thunderbirdに迷惑メールを学習させる
- 迷惑メールから除外する方法
- 迷惑メールを削除する方法
- 基本的な迷惑メール対策が大切
- 最後に
フリーソフト Mozilla Thunderbird
Mozilla Thunderbirdは無料で利用できる、インストール型のメールソフトです。
設定も簡単で使いやすく、アドオン (拡張機能とテーマ) を使用してカスタマイズすることも可能です。
メール振り分け機能はもちろんのこと、迷惑メール対策も可能で、迷惑メールが専用フォルダに自動的に振り分けられる機能もあります。
ビジネスとプライベートのどちらでも使えるほどの機能が搭載されていて、とても便利なメールソフトです。
公式サイトからインストーラーをダウンロードすることができます。
Thunderbird — メールを簡単に。 — Thunderbird
迷惑メール設定の方法
Thunderbirdの迷惑メール設定は、主に以下2つの手順を行います。
- 迷惑メールの学習フィルタを有効にする
- 迷惑メールの移動先を設定する
右上の メニューから【アカウント設定】を選択します。
アカウント設定画面の左側にあるメニューから【迷惑メール】を選ぶと迷惑メールフィルターの設定画面に切り替わるので、選別の箇所にある「このアカウントで迷惑メールの学習フィルタを有効にする」のチェックボックスに チェックを入れる。
個人用アドレス帳に チェックを入れると、アドレス帳に登録されている人からのメールが迷惑メールと認識されないようになります。
迷惑メールフィルターの設定画面の下部に、迷惑メールの移動先と保存期間を設定する項目があります。
「迷惑メールと判断された受信メッセージを次のフォルダに移動する」のチェックボックスに チェックを入れ、移動先のフォルダーを指定します。
フォルダ内の迷惑メールは、保存期間を指定して自動的に削除することができます。
迷惑メールの移動先が設定されていないことが原因で、迷惑メールフォルダが自動的に作成されない場合があります。
STEP3の設定もれがないようにチェックが必要です。
迷惑メールフィルターの設定画面の右下に、【共通の迷惑メール設定】があるのでクリックします。
画面中央部にある迷惑メールの箇所から「迷惑メールと手動でマークしたときに次の処理を実行する」のチェックボックスに チェックを入れ、「迷惑メールフォルダーへ移動する」または「メッセージを削除する」のいずれかを指定します。
迷惑メールを手動でマークしたときの処理は、誤って非迷惑メールをチェックしてしまったときのことを考えて「迷惑メールフォルダーへ移動する」を選択しておくといいでしょう。
Thunderbirdの基本的な迷惑メールの設定は完了です。
自動的に迷惑メールの判断がされるようになります。
- 迷惑メールフォルダが見あたらない
- 迷惑メールが振り分けされない
上記のような場合は、ほとんどの原因が設定によるものです。
設定に誤りや漏れがないか、再チェックすると問題解決につながります。
Thunderbirdに迷惑メールを学習させる
迷惑メールの設定が完了したら自動的に迷惑メールの判断がされるようになりますが、完璧ではありません。
少量ではあるものの、判断もれが見受けられる場合があります。
その場合は、送られてきたメールが迷惑メールなのかを、手動でThunderbirdに学習させなければなりません。
手動でThunderbirdに学習させる方法
手動でThunderbirdに学習させる方法は、以下の画像にある赤マルの箇所(「迷惑メールアイコン」または「迷惑マークを付ける」のいずれか)をクリックするだけです。
このことを繰り返し続けていくことにより、迷惑メールであることを学習していきます。
共通の迷惑メール設定で「迷惑メールと手動でマークしたときに次の処理を実行する」のチェックボックスに チェックを入れ、「迷惑メールフォルダーへ移動する」を指定している場合は、【迷惑マークを付ける】をクリックすると迷惑メールフォルダへ移動(削除を指定した場合は削除)します。
Thunderbirdは自動更新で使おう
迷惑メールから除外する方法
迷惑メールフィルターが非迷惑メールを誤って、迷惑メールと判断してしまうことがあります。
そのようなときは、対象のメールを迷惑メールから除外しなければなりません。
そのままにしておくと、必要なメールを見落としてしまう可能性があるので、ときどき迷惑メールフォルダの中をチェックします。
迷惑メールから除外する方法は簡単で、「迷惑メールアイコン」または「非迷惑メール」のいずれかをクリックするだけです。
迷惑メールを削除する方法
自動的に迷惑メールの振り分けがされるようになると、迷惑メールフォルダ内はすぐ一杯になってしまいます。
必要により、迷惑メールを自分で削除しなければなりません。
Thunderbirdでは、以下の方法を使ってフォルダ内の迷惑メールを一括削除することができます。
迷惑メールフォルダを選択し、メニューから【ツール】を選択します。
【迷惑メールとマークされたメールを削除】を選択すると迷惑メールが一括して削除(ごみ箱へ移動)されます。
別のフォルダでこの削除方法を行った場合、一括削除されたメールは迷惑メールフォルダに移動します。
ごみ箱の上で右クリックをして、【ごみ箱を空にする】をクリックすれば完全に削除されます。
迷惑メールフォルダの上で右クリックをして【迷惑メールフォルダを空にする】をクリックすると、ごみ箱を経由せずダイレクトに削除されます。
迷惑メールフォルダ内を確認して非迷惑メールがないことを確認した場合は、こちらの削除(迷惑メールフォルダを空にする)を使います。
添付ファイルが開けない!
基本的な迷惑メール対策が大切
メールソフトで迷惑メール対策をしていても、それだけでは万全と言えませ。
少なからず、迷惑メールフィルターを通り抜けて迷惑メールを受信してしまうことがありますので、注意が必要です。
日頃から以下の点に注意しましょう。
- フィッシング詐欺(サイトに誘導してIDやパスワードなどを入力させて盗み取る)に注意!
- 送られてきたメール経由でサイトにログインせず、公式サイト経由でログインする
- 原則、添付ファイルは開かない
- セキュリティソフトを導入する
あやしい警告はブロックしよう!
最後に
大量に送られてくる迷惑メールの管理は、自動振り分け機能を使わないと大変です。
メールソフトの振り分け機能を有効活用すれば、リスクのある迷惑メールを自動で回避することができます。
フリーソフトのThunderbirdであれば、迷惑メールの自動振り分け設定も簡単にできるのでおすすめです。
当記事で紹介した内容は、初期設定の段階で設定されているものも多いですが、うまく機能していない(迷惑メールが振り分けられないなど)場合は見直してみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
くれぐれも、フィッシング詐欺メールや発信元が不明のメールには注意しましょう。