おはようございます、なべやすです。
リビングは家の中心であり、家族が集まり、ゲストを迎える場所です。
しかし、時にはその空間を「もう少し魅力的にしたい」とか「こんなものが欲しい」と思うこともあります。
そんな時、大掛かりなリフォームは必要ありません。
ダクトレールとスポットライトを使えば、誰でも簡単に、そして手軽にリビングの雰囲気を一新することができます。
当記事では、リビングを劇的に変える照明のアップグレード方法を、写真付きで紹介します。
それでは、一緒にリビングの「生まれ変わり」を体験しましょう!
- リビングの照明の重要性
- 照明で変わる空間の印象
- ダクトレールとは
- ダクトレールとスポットライトのメリット
- ダクトレールとスポットライトのデメリット
- ペンダントライト×1からダクトレール+スポットライトにアップグレード
- DAIKO ダクトレール(簡易取付)を購入
- キッチン内に小型のスポットライトを設置
- 家の照明器具を交換してプチリフォームを楽しもう!
- 最後に
リビングの照明の重要性
リビングは、家の中で最も多くの時間を過ごす場所です。
リビングの照明は、空間の雰囲気や機能性に大きな影響を与えます。
照明は、明るさや色温度、方向や分散度など、様々な要素で構成されます。
これらの要素を適切に調整することで、リビングの照明は快適さや美しさを高めるだけでなく、目の疲れやストレスの軽減、集中力やリラックス効果の向上など、健康や心理にも良い影響を与えます。
リビングの照明は、家族や友人とのコミュニケーションや趣味など、様々なシーンで活用されるため、自分の好みやライフスタイルに合わせて工夫することが大切です。
照明で変わる空間の印象
照明は暗い場所を明るく照らしてくれるものですが、その種類や電球の色によって空間の印象が大きく変わります。
屋内空間において、色温度と照射位置は時間帯によって異なる印象を与えます。
具体的には、以下のような効果があります。
1. 電球色(オレンジ色のようなあたたかみのある光色)
- リラックス効果があり、落ち着いた雰囲気を作り出します。
- 料理がおいしく見えるという効果もあり、食事をする空間に適しています。
- 目が疲れにくいため、読書などをする部屋にも適しています。
2. 昼白色(中間的な白色)
- 自然光に近い印象を与え、活気や明るさを感じさせます。
- 一般的なオフィスや作業スペースで使用されることが多いです。
3. 昼光色(青白い光色)
- 集中力を高め、作業効率を向上させる効果があります。
- 眠気覚ましに適しています。
照明の選択は、部屋の目的や雰囲気に合わせて慎重に行うことが大切です。
ダクトレールとは
ダクトレールとは、天井に設置するレール状の照明器具のことです。
別名「ライティングレール」や「ライティングダクト」などとも呼ばれています。
レール部分全体に電流が流れていて、レール上であればどこにでもスポットライトやペンダントライトなどの照明器具をとりつけることができます。
設置方法
ダクトレールの設置方法は、工事が必要なものと不要なものがあります。
工事が必要なのは、天井へダクトレールを埋め込んだり、直付けしたりするタイプです。
新築時やリフォーム時に業者に取り付けてもらうのが基本です。
工事ができない場合は、DIYでも設置できる「簡易取付ダクトレール」という商品があります。
天井にシーリングやローゼットと呼ばれる部品がついていれば、専用の取り付け金具をはめ込むだけでダクトレールを設置できます。
設置できる照明
ダクトレールに設置できる照明器具は、通常の照明器具とは異なり、ダクトレール専用の照明もしくは変換金具が必要です。
スポットライトやペンダントライトだけでなく、スピーカーやフックなどもあります。
照明器具を選ぶ際には、ワット数や耐荷重、デザインや色などを考慮する必要があります 。
ダクトレールとスポットライトのメリット
ダクトレールとスポットライトの組み合わせは、照明の設置において便利で魅力的な選択肢です。
以下に、ダクトレールとスポットライトのメリットをご紹介します。
1. 統一感とスッキリした空間
ダクトレールは、壁や天井に取り付けられるレールで、スポットライトを自由に配置できます。
この組み合わせにより、統一感が生まれ、空間がスッキリとした印象を与えます。
シンプルなデザインと使いやすいモノクロトーンのスポットライトは、おしゃれで他のインテリアを邪魔せず、むしろ引き立てる効果があります。
2. 照明の自由度
ダクトレールは、好きな位置に好きな個数の照明を取り付けることができます。
ワット数や耐荷重を守れば、自由なデザインが可能です。
スポットライトを並べたり、ペンダントライトを吊るしたりすることで、複数照明によるデザインを楽しめます。
ダクトレールとスポットライトのデメリット
ダクトレールとスポットライトは、照明設備の選択肢として広く利用されていますが、それぞれにはメリットとデメリットがあります。
以下に、ダクトレールとスポットライトのデメリットをいくつか紹介します。
1. 熱問題
ダクトレールは複数の照明を取り付けることができるため、照明の数や種類によっては熱を帯びることがあります。
特に長時間使用される場合、ダクトレール自体が熱くなり、照明が故障する原因になる可能性も…。
LEDライトなど、熱を帯びにくい照明器具を選ぶことで対処できます 。
2. 外観
ダクトレールに取り付けた照明器具は露出しているため、天井がスッキリとした印象にはなりません。
ダウンライトのように天井に埋め込むことができないため、カラーコーディネートや天井の美観を重視する方には物足りなく感じるかもしれません。
3. 制限
ダクトレールには、ワット数や重量の制限があります。
選んだ照明器具がこれらの制限を超えている場合、設置できない可能性があります。
4. 安全性
ダクトレールは電化製品であるため、火災や感電の危険性も考慮する必要があります。
適切な配線や設置、安全対策を施すことで、安全性を高めましょう。
ダクトレールとスポットライトを選ぶ際には、これらのデメリットを理解し、自身のニーズや設計上の要件に合った選択をすることが大切です。
ペンダントライト×1からダクトレール+スポットライトにアップグレード
ここからは、実際に取り付けたダクトレールとスポットライトを、写真付きでご紹介します。
交換した照明はダイニングテーブルを照らすもので、主に食事のときに使うものです。
これまで使っていた照明はペンダントライト一つで、食卓を照らすにはあまりにも暗かったため、新たにダクトレールを設置した上にスポットライトを付けることにしました。
食卓を明るく照らすために、ダイニングの照明をプチリフォームです!
DAIKO ダクトレール(簡易取付)を購入
記事冒頭では照明リフォームなどと書きましたが、電気工事会社に頼んだ訳でもなく、ただ単に市販の照明器具(簡易取付ダクトレール)を購入して自分で取り付けただけです。
今回、購入したのは照明器具や照明設備を製造している日本の企業、大光電機株式会社のダクトレール(DX−85733)です。
ダイコー 簡易取付式ダクトレールDAIKO DX-85733
仕様
型番 | DX−85733 |
---|---|
素材 | 鋼板・アルミ型材 白塗装 |
外形寸法 | 幅17.0×長110.5×高さ8.0cm |
質量 | 1.3kg |
取付可能器具重量 | 3kgまで※片側のみ取付の場合2kgまでです。 |
電気容量 | 5A |
取付方法 | クイックフィット取付 |
このダクトレールは、工具を使わずに簡単に取り付けできる便利な商品です。
天井部分に穴を開ける必要もないため、手軽に取り付けたい方におすすめです。
また、スポットライトを設置できる範囲が1メートル近くありますので、スポットライトを3つ程度取り付けてもバランス的に違和感がありません。
実際、以前からキッチン内でこのダクトレールを使っており、今回もリピート購入です。
取り付け簡単なダクトレール
DAIKO ダクトレールの取り付け手順
早々に届いたので、今まで付いていたペンダントライトを外してダクトレールを取り付けます。
購入したダクトレールを箱から出すと中に入っていたのは、①本体とアダプタの2つだけです。
なんてシンプルなんでしょう!
手順:1
まず、②の引掛けシーリングに付属品のアダプタを付けると③のようになります。
手順:2
本体から一時的に外した④の取付座を③に取り付ける(ただはめ込むだけ)と⑤のようになります。
手順:3
ダクトレール本体⑥を先ほどの⑤に取り付けます。
ここで、本体側コネクタと⑤のコネクタを接続します。
手順:4
最後に取付ナット(4ヶ所)を手で締めて⑦ダクトレールの取り付け完了です。
必要に応じて両側の付いているアジャスタを回転させて傾きを調整します。
ダイニングテーブルの上に設置したダクトレールには、キッチン内のダクトレールで使っていた大型のスポットライト3つを付けることにしました。
今までペンダントライト一つでしたので、スポットライトが3つになったことによる明るさは全然違い、とても快適になりました。
もちろん省エネなLED電球(40W相当)を使っています。
ダクトレールの選び方
ダクトレールは、お部屋の雰囲気や用途に合わせて、様々なタイプがあります。
ダクトレールを選ぶ際には、以下のポイントを考慮すると良いでしょう。
1. 部屋のイメージと色を合わせる
ダクトレールはインテリアの一部としても機能するため、部屋のデザインや色と調和するものを選びます。
ダクトレールには、白や黒を中心に様々な色があります。
白は明るく清潔感のある印象を与えますが、黒は落ち着いたモダンな雰囲気を作り出せます。
お部屋のインテリアやテイストに合わせて、最適な色を選びましょう。
2. 部屋の広さに合わせたレールの長さを選ぶ
レールが長すぎると圧迫感が出てしまい、短すぎるとおしゃれな雰囲気を演出できないため、部屋のサイズに合った長さを選びます。
長さは部屋の広さや形に応じて選びますが、あまり長すぎると圧迫感が出る可能性があるので注意が必要です。
部屋のバランスを考えて、最適なサイズを選びましょう。
3. 天井高とのバランスを考える
ダクトレールの設置は天井の高さに影響されるため、天井が低い場合はレールが目立ちすぎないように配慮します。
ダクトレールには、スポットライトやペンダントライトを吊るして使うので、天井が低い部屋には適していてません。
4. 照明のワット数と耐荷重をチェックする
ダクトレールに取り付ける照明のワット数や重さには限界があるため、安全に使用するためにもこれらを確認します。
特に複数の照明を取り付ける場合は、取付可能器具の重量に注意が必要です。
キッチン内に小型のスポットライトを設置
キッチン内で使っていたスポットライトは、ダイニングテーブルの上に移動したので、新たにキッチン用を3つ購入しました。
今回選んだスポットライトは、大光電機と同じ電気に関する製品とサービスを行っているヤザワコーポレーションのLED6Wスポットライト電球色(SPL06L02)です。
仕様
型番 | SPL06L02 |
---|---|
ヘッド | 約(φ)60×(D)100mm |
アーム | 約40mm |
本体重量 | 約235g |
材質 | ABS樹脂+スチール |
設計寿命 | 約30000時間 |
光源光束 | 約350lm |
光源 | 電球色LED |
消費電力 | 6W |
器具光束 | 約250lm |
この商品はLED一体型のスポットライトなので、別にLED電球を買う必要がなく、直ぐ使い始められる点がメリットです。
ヘッド部分の大きさが約(φ)60×(D)100mmなので、かなりコンパクトサイズとなっております。
本体のアーム部分を除けば、手のひらサイズのスポットライトです。
実際にスポットライトを取り付け、スイッチを入れてみると「明るい!」
電球色を選びましたが、やや白っぽい光となっていて、どちらかと言えば昼白色に近いです。
もう少し黄色い光の方が好みですが、キッチン内で調理することを考えれば、ちょうどいい明るさになります。
思っていた以上に明るかったので、スポットライト2つでも明るさは十分だと思いましたが、後から簡単に調整できるので3つにしておきました。
購入したスポットライトの角度は上下90度と左右360度近く動かすことができ、また、ダクトレールにより横にスライドできるので対象をピンポイントに照らすことができます。
このように調整の自由度が高い点は、ダクトレールとスポットライトのメリットです。
スポットライトの選び方
スポットライトは、部屋の雰囲気やインテリアに合わせて、明るさや色、形などを選ぶことができます。
選ぶ際には、以下のポイントを考慮すると良いでしょう。
1. 光の色をチェックする
スポットライトには電球色、昼白色、昼光色など様々な光の色があります。
設置場所や目的に合わせて、温かみのある電球色や、活動的な昼光色などを選びましょう。
2. 消費電力や寿命
スポットライトの消費電力や寿命は、ランニングコストやメンテナンスの手間に影響します。
消費電力が低いほど電気代が安くなり、寿命が長いほど交換の頻度が減ります。
消費電力や寿命は、スポットライトの種類によって異なるので、購入前にチェックしましょう。
現在は、LEDタイプのスポットライトが一般的であるため、省エネで長寿命であることが多いです。
しかし、LEDタイプのスポットライトは、初期費用が高いことや、色の再現性が低いこともあります。
3. リモコンの有無
リモコンが付いていると、点灯パターンの切り替えや明るさの調整が容易です。
スポットライトやダクトレールには、リモコン機能付きのものがあります。
他にもスマートホーム対応のLED電球を使えば、スマホやスマートスピーカーで照明をコントロールすることが可能です。
4. 照らしたい範囲
どのくらいの範囲を照らしたいかによって、スポットライトの数や配置を決めます。
長さ1mくらいのダクトレールであれば、スポットライトは3個までが目安です。
広い範囲を照らす場合は、1.5~2mくらいのダクトレールにスポットライト4~5個を付けると明るさと見た目のバランスもいいでしょう。
5. デザイン
部屋のインテリアに合わせたデザインを選ぶことで、スポットライト自体が空間のアクセントになります。
他にも電球と照明器具が別々のものや一体型など、スポットライトには選ぶポイントがあります。
LEDは耐久性も高く電球交換の頻度も少ないので、一体型のスポットライトもおすすめです。
家の照明器具を交換してプチリフォームを楽しもう!
家は実際に暮らしてみると、様々なことに気づくものです。
今回、交換したリビングの照明も最初はペンダントライトを選びましたが、住んでいるうちにより明るい照明を求めるようになりました。
家の照明は、ダウンライトを除いては電気工事を必要とせず、手軽に自分で取り付けられる点が魅力です。
しかも、照明を変えるだけで雰囲気がガラリと変わることから、費用対効果も大きいです。
特に、DAIKOのダクトレールは工具を使わずに簡単に取り付けられるため、スポットライトと組み合わせて照明をアップデートするのにおすすめです。
DAIKO以外にも色々な種類のダクトレールやスポットライトがありますので、ぜひチェックしてみましょう。
LEDの費用対効果は大きい!
最後に
この記事を通じて、ダクトレールとスポットライトを使ったリビングの照明リフォームの魅力とその手軽さをお伝えしました。
少しの工夫と簡単なステップで、あなたのリビングもまるで新しい空間のように生まれ変わります。
今回のプチリフォームで、毎日を過ごすリビングがもっと心地よい場所になることを期待しています。
あなたもリビングの照明をアップグレードして、新たな家の顔を創り出しましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。