なべやすブログ

恐竜好きな2児のオヤジの雑記ブログ

【新説】肉食恐竜スピノサウルスは陸上よりも水の中で生活していた?

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おはようございます、なべやすです。

現代においてもまだまだ謎が多い恐竜の生体は、世界の研究者達の成果によって常に解明されると共に新説が誕生しております。

有名なティラノサウルスもかつてはゴジラのように上体を起こし尻尾を引きずりながら二足歩行をしていたイメージが一般的でしたが、今となっては大きな頭と尻尾を水平にし、前傾姿勢で二足歩行したいたことがわかり、そのイメージも完全に定着したと言えます。

そして2020年4月末頃に大型肉食恐竜スピノサウルスの新説がイギリスの学術雑誌ネイチャーに発表されました。

学術雑誌ネイチャーによると大型肉食恐竜スピノサウルスは、新たに発見された尾の化石により、水中での生活を中心とした泳ぎが得意な恐竜であったことが分かってきたようです。

ピノサウルスは今から4年前に開催された「恐竜博2016」の時にも、それまでの二足歩行から四足歩行であったことや、足には水かきがあったことなどの新説が出てきたばかりで、当時、私も「恐竜博2016」に足を運びましたが、スピノサウルスが四足歩行説はかなり衝撃的でした。

しかし、今回はそれらの説から更に進んだ形の発表となりました。

 

 

世界最大級の肉食恐竜スピノサウルス


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写真:Pixabay

 

大型肉食恐竜と言えば真っ先に思い浮かぶのはティラノサウルだと思いますが、スピノサウルスはそのティラノサウルスよりも大きい全長15メートルを超える超大型の肉食恐竜です。

ピノサウルス(背骨トカゲ)

獣脚類では世界最大級です。

胴の背骨が上に長く伸びていることが、名前の由来です。

陸上と水中の両方で生活していたという説が2014年に発表されました。

足にはアヒルのような水かきがあり、水中を移動するのに役立ったようです。

  • 科名:スピノサウルス科
  • 全長:約16メートル
  • 食性:肉食(魚)
  • 生きていた時代:白亜紀前期〜後期
  • 化石が見つかった場所:エジプト、モロッコ

参考:小学館の図鑑NEO〔新版〕恐竜

 

ワニのような頭をしていたスピノサウルスは大きく細長い口と背中にある大きな帆のような突起物が特徴で、その見た目からも獰猛そうなイメージがあり、暴君王ティラノサウルスにも引けを取らない迫力をもった大型の肉食恐竜です。

ピノサウルスは、その大きく細長い口で魚を捕食していたとされております。

また、恐竜映画の金字塔を打ち立てた名作ジュラシックパークシリーズの第三作目では主役級の恐竜となり、恐竜界のスーパースターでもあるティラノサウルスと死闘を繰り広げるシーンも見られました。

そのジュラシックパーク3で見たスピノサウルスの生態を覆すともいえる化石の発見がこの度発表されました。

 

ロッコで発見されたスピノサウルスの尾の化石

北アフリカ・モロッコの砂漠で大型肉食恐竜スピノサウルスの化石発掘調査を行っていた国際研究チームが、上下方向に幅広い尾の部分の化石を発見したことを、科学誌ネイチャー電子版に発表したそうです。※参考:スピノサウルスの尾の化石発見 モロッコで、泳ぎ得意か:時事ドットコム

 

www.jiji.com

上のリンクから見ることができる骨格図解で尾の部分を見る限り、オールのような形をした尾は明らかに泳ぐことに適した形となっていて、まるでモササウルスの尻尾を彷彿させる尾の形となっております。f:id:nabeyasukun:20200519131312j:image

写真:モササウルス

 

また、足にはアヒルのような水かきがあったとの説があることを考えると、スピノサウルスは陸上での生活ではなく魚などを捕食しながら完全に水の中での生活が中心であったと思われます。

これは、今まで私が図鑑や映画で見てきたスピノサウルスとは全く違う姿であり、国際研究チームが発表した骨格図解は私にとってかなり衝撃的でした。

 

恐竜の生活

現在、わかっている恐竜は全て陸上で生活していたとされていて、空を飛ぶ翼竜類や水中を泳ぐ首長竜類、魚竜類は恐竜とされておりません。

私が好きな首長竜プレシオサウルスも分類上は恐竜ではなく海で生活していた爬虫類(水生または海生爬虫類)とされております。

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画像:プレシオサウルス - Wikipedia

 

動画で観る泳ぐスピノサウルス

かつては恐竜の造像図といえばイラストで見ることしかできませんでしたが、今はCG技術を駆使して作り上げたリアリティーあふれる動画を観ることができる時代です。

今回の新説に基づいたスピノサウルスの動画も、さっそくネット上に公開されておりました。

 

▼尾をくねらせて泳ぐスピノサウルスの動画が観れます!

スピノサウルスの意外な尾を発見、実は泳ぎが得意だった | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

 

ナショナルジオグラフィック日本版サイトで公開されていた「尾をくねらせて泳ぐスピノサウルス」の動画を観て真っ先に思ったことは、まるでワニのようだ!

泳ぎ方はもちろんのこと、前後の足まで動画のスピノサウルスはワニと同じような感じです。

この動画を観て先に見た骨格図解と同様に衝撃的であったと同時に私の中でのスピノサウルス像がガラリと変わりました。

少なくともジュラシックパーク3で観たスピノサウルスのイメージは完全に消え去ってしまいました。

 

恐竜の姿や生態などは化石の発掘と共に変わって行く

私たちが目にする恐竜のイメージ図や生態は化石の発掘と共に研究者たちによって常に変わって行きます。

今回、新説が発表されたスピノサウルスも、かつては他の肉食恐竜と同じように二足歩行の獣脚類でしたが、今から4年前に開催された「恐竜博2016」では二足歩行から四足歩行説に変わり、そして今年、泳ぎに適した尾を持ち、その多くを水中で過ごしていたスピノサウルスへと変わって行きました。

近年では恐竜化石も骨の化石だけでなく皮膚が化石化されて残った状態の化石も発掘されております。

今後は恐竜がどのような皮膚をしていたのか?もしかしたら恐竜がどのような色をしていたのかなど、恐竜最大のミステリーとも言える皮膚の状態や色がわかる日がやってくるかもしれません。

恐竜は今後も新たな化石の発見(発掘)と共に姿や生態などが解明され、定説も徐々に変わって行くでしょう。

それも恐竜の楽しさでもあり魅了でもあります。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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