こんにちは、なべやすです。
20世紀における大発明のひとつともいえるLED(発光ダイオード)。
その大発明を利用したLED電球は、見たところ今までの電球と何も変わらないかのように見えますが、その中身は全く別物となっております。
専門的なことはわかりませんが、消費電力や耐用年数の長さなどは、今まで使われてきた白熱電球や蛍光灯と比べて飛躍的に向上しております。
家庭の照明をLED化するメリットはいくつかあり、代表的なものでは省エネ効果がLED化の大きな特長で、交換する上でのメリットも大きいといえます。
時代は、完全にLED化へと進んでおります。
- 家庭における消費電力量のウエイト
- LED化のメリット
- LED化のデメリット
- LEDシーリングライトはそれほど高くない
- 家庭内照明のLED化は簡単にできる
- 家庭内照明のLED化は先行投資と考えよう
- 最後に
家庭における消費電力量のウエイト
家庭の照明器具が消費する電力量は、思いのほか多いのをご存知でしょうか。
少し古い情報にはなりますが、下の画像を見てみると家庭内での電気を消費する割合は、トップの冷蔵庫に続いて照明器具は2番目となっております。
画像:家庭における消費電力量のウエイト比較|省エネルギー・新エネルギー|経済産業省・資源エネルギー庁
しかも、トップの冷蔵庫との差が約1%しかないことを考えると、照明器具が家庭内での電量使用割合を大きく占めているのかがわかります。
家の電気代を少しでも抑えたい(節約したい)場合は、照明器具のLED化が必要です。
LED化のメリット
家庭用照明に限ったことではありませんが、これまで使っていた電球や蛍光灯をLED化すると様々なメリットがあります。
代表的なものだと省エネ効果がありますが、他にはどんなメリットがあるのでしょうか。
- 省エネ効果(消費電力が少ない)
- 長寿命
- 紫外線が少ない
省エネ効果(消費電力が少ない)
家庭内の照明をLED化するメリットとして、真っ先に浮かんでくるのが省エネ効果です。
LED照明は、白熱電球や蛍光灯と比べて消費電力が少ないといった特長があります。
消費電力の比較
- 白熱電球と比べて約6分の1
- 蛍光灯と比べて約2分の1
- ハロゲンランプと比べて約6分の1
- 水銀灯と比べて約5分の1
消費電力が少なくなれば、電気代が安くなるメリットがあります。
家庭内での消費電力量の割合からしても、照明をLED化するメリットは少なからず得られるでしょう。
長寿命
家庭内照明をLED化するメリットは省エネ効果だけではなく、長寿命による電球や照明器具の交換サイクルが大幅に伸びるところにもあります。
一般的にその寿命は10年または40,000時間とも言われております。
白熱電球や蛍光灯の寿命と比べると、その差は歴然です。
白熱電球や蛍光灯の寿命
- LED → 10年または40,000時間
- 白熱電球 → 1,000~2,000時間
- 蛍光灯 → 6,000~12,000時間
紫外線が少ない
LEDの光には、紫外線がほとんど含まれていないといわれております。
では、紫外線が含まれていないと、どのようなメリットがあるのでしょうか。
- 虫が集まりにくい
- 物の変色が起きにくい
家庭内の照明にも小さな虫が集まるので、LED化により虫が集まりにくくなるのはメリットになります。
LED化のデメリット
何かとメリットの多いLEDですが、はたしてデメリットはないのでしょうか。
正直なところデメリットと感じることはほとんどありませんが、強いて上げるとすれば以下の点になります。
- 購入コストが高い
- 種類によっては色の違いがある
購入コストが高い
新築で一戸建てやマンションを購入した場合は、LEDダウンライトが各箇所に設置されていることも多いので、基本的には各部屋の照明器具だけを購入することになります。
これからマイホームを購入する場合は、必然とLED照明になるでしょう。
部屋の数にもよりますが、3~4LDKであればそれほど大きなコストはかからずに済むのではないでしょうか。
しかし、すでに住んでいる家の照明をすべてLED化しようとする場合は、それなりにコストがかかります。
電球1つにしても、安くなってきたとはいえLED電球は高い部類に入ります。
すでに住んでいる家の照明をLED化する場合は、段階的・計画的に行うと一時的な購入コストを抑えることができます。
商品によっては色の違いがある
LED電球には、昼白色や電球色といった光の色があり、用途や部屋のイメージによって選ぶことができます。
すべてのLED照明がそうではありませんが、メーカーや商品によっては色のイメージが違うことがあります。
例えば、同じ電球色だとしても…。
- A社のLED電球 → 黄色が濃い
- B社のLEDスポットライト → 黄色が薄い
明るさ(ルーメン)や照明の種類による違いはあるものの、同じ電球色として明らかに色の違いを感じる商品もありました。
また、LED電球の場合、光の広がり(全方向タイプ、広配光タイプ、下方向タイプ)が電球の種類によって違うので、使用する場所によって使い分けるなどの工夫が必要です。
家庭内の照明をLED化する際は、隣接した部屋はなるべく同じメーカーの商品を使うなど、工夫するといいでしょう。
LEDシーリングライトはそれほど高くない
現在、LEDのシーリングライトはサイズや機能にもよりますが、5~6,000円代からの安価な商品も見受けられます。
長寿命であるLEDの耐用年数を考えた場合、蛍光灯シーリングライトの蛍光管を寿命により交換しながら繰り返し使っていくよりも、LEDシーリングライトの耐用年数を考えた方が結果的にコストを抑えることが可能です。
もちろん、消費電力の面でも蛍光灯よりLED照明の方が、同じ明るさを作り出すときの電気代が少なく済みます。
導入コストが高い点がデメリットとしてよくあげられますが、省エネ効果や長寿命のメリットだけで考えたとしても家庭内照明のLED化をする価値は充分にあると思います。
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電気代だけでなく交換サイクルの費用や手間を考えても、現在のLED電球や照明器具の価格からすると、比較的短期間で費用対効果は見えてくるでしょう。
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家庭内照明のLED化は簡単にできる
家の照明器具をLED化するのは簡単です。
埋め込みタイプのダウンライトなどを設置する場合は、専門業者に依頼する必要がありますが、一般的な照明器具や電球の場合は交換すればLED化ができてしまいます。
一部の蛍光灯を除けば特別な工事が必要になることもありませんので、家電量販店や通販サイトで購入したものを取り付けるといいでしょう。
蛍光灯シーリングライトに取り付け可能な蛍光管タイプのLEDライトもありますが、あまりおすすめできません。
LEDシーリングライトそのものが安くなってきているので、耐用年数の長さも含めて考えると、LEDシーリングライトに交換してしまった方がいいでしょう。
簡単にできる照明プチリフォーム
家庭内照明のLED化は先行投資と考えよう
LED電球は照明としての機能はもちろんのこと、省エネ効果としては絶対的なものとなっております。
我が家もマイホームを購入したことをきっかけに、家の大半の照明がLED化しました。
LED製品の長寿命については、評価できるほど使用していないため未だわかりませんが、電気代の部分では少なからずLEDの恩恵を受けているように感じております。
家中の照明器具をLED化するとそれなりの導入コストはかかりますが、長いスパンで考えれば決して損はしません。
むしろLED化するのが早ければ早いほど、様々な面で得をします。
家庭内照明のLED化は、先行投資として考えるといいでしょう。
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最後に
導入コストを理由にLED電球の導入を敬遠する人は、思いのほか多いのではないでしょうか。
実際に私もその一人でした。
LED電球や照明器具の流通が始まったころと比べると、価格は明らかに下がってきております。
家庭内のLED化を先行投資と考えて使いはじめてみることができれば、おそらくコスト面での問題は変わってくるかと思います。
LED化といっても、電球交換や既に使っている照明器具をそのまま交換すればできてしまうので、とても簡単です。
まずは、電球1つからLED化してみましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。