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恐竜博2023に行くなら必見!恐竜愛好家の私が見た展示の魅力と感想

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おはようございます、なべやすです。

今回は、恐竜博2023に行ってきた私の体験をシェアしたいと思います。

恐竜博2023とは、国内で開催されている毎年恒例の恐竜関連イベントです。

実物大の恐竜のレプリカや、CGで再現された迫力ある恐竜の動きや声を大型モニターで楽しむことができ、さらには恐竜の化石(骨格標本)など、恐竜に関するあらゆるものを見て知ることができます。

実際に足を運んでみて、恐竜に興味がある人だけでなく誰でも楽しめる素晴らしいイベントだと感じました。

当記事では、恐竜博2023に行ってみて、私が特に印象に残った展示物を写真を交えていくつか紹介させていただきます。

 

 

恐竜博2023の見どころは?

恐竜博2023公式図録

恐竜博2023は、国立科学博物館で2023年3月14日(火)~6月18日(日)まで開催されている特別展です。※2023年7月7日(金)からは、大阪市立自然史博物館でも開催されます。

この展覧会では、恐竜の進化を「攻・守」というキーワードで紹介されております。

鎧竜類やティラノサウルス類など、様々な恐竜の化石や復元骨格を見ることができます。

見どころはたくさんありますが、新たな情報を含めて私がおすすめするのは以下の3つです。

 

ズール・クルリヴァスタトルという鎧竜の全身実物化石

日本初上陸で、胴体に板状・トゲ状の突起や鎧を進化させた恐竜の防御力を見ることができます。

皮膚までが化石として残っている、保存状態のいい貴重な恐竜化石です。

 

マイプ・マクロソラックスという新種の肉食恐竜

マイプは2022年に新種として命名された肉食恐竜(発見は2020年3月)で、推定全長10mもあり、メガラプトル類の中で最大級です。

南半球の王者と呼ばれる肉食恐竜マイプの攻撃力を知ることができます。

 

恐竜絶滅の謎に迫る新事実

約6600万年前の隕石衝突後の世界に生き残れなかった大型恐竜や生き残った鳥類について、最新研究を知ることができます。

 

中でも注目は、日本初公開となる鎧竜ズールの全身実物化石と、2022年に新種として命名された肉食恐竜マイプの情報です。

ズールは胴体に板状・トゲ状の突起や鎧を進化させた究極の防御型恐竜で、マイプは身体を大型化し歯や爪を進化させた究極の攻撃型恐竜です。

どちらも白亜紀の終わり近くに、それぞれ北半球と南半球で生息していました。

他にも、いまだに謎の多い恐竜絶滅の新事実が紹介されています。

 

恐竜博2023の概要

恐竜博2023は、東京と大阪で開催される特別展です。

恐竜学の最前線を体感でき、子どもから大人まで年齢に関係なく楽しむことができます。

 

東京会場

会期

2023年3月14日(火)~6月18日(日)

会場

国立科学博物館(東京・上野公園)

開館時間

9時~17時(入場は16時30分まで)※毎週土曜日、日曜日、5月1日(月)~5月5日(金)は19時まで延長(入場は18時30分まで)

休館日

月曜日

チケット

一般・大学生:2,200円、小・中・高校生:600円

公式サイト

特別展「恐竜博2023」

お問い合わせ 050-5541-8600(ハローダイヤル)

 

 

注意

国立科学博物館は、オンラインによる日時指定予約が必要です。

当日券での入場枠も若干ありますが、入場までの待ち時間が長かったり、完売する可能性もあるため注意が必要です。

 

入館予約はコチラから

チケット 東京会場|特別展「恐竜博2023」

 

大阪会場

会期

2023年7月7日(金)~9月24日(日)

会場

大阪市立自然史博物館

開館時間

9:30~17:00(入場は16:30まで)※8月11日(金・祝)~15日(火)は特別展の開場を9:00に繰り上げ

休館日

月曜日(祝休日の場合はその翌平日。ただし、8月7日、14日は開館)

チケット

大人(65歳以上含む):1,800円、高校・大学生:1,500、小・中学生:700円※前売券は200引きになります。

公式サイト

特別展「恐竜博2023」

お問い合わせ 大阪市総合コールセンター(なにわコール)TEL:06- 4301-7285 

 

 

memo

大阪会場は入館予約の必要はありません。

チケットは前売券と当日券があります。

 

チケット購入はコチラから

チケット 大阪会場|特別展「恐竜博2023」

 

恐竜博2023の魅力と感想

恐竜博2023は、5つのテーマを第1章~第5章の各ゾーンに分けて紹介されております。

会場のサイズはコンパクトにまとめられていながらも、充実した内容になっており、見ごたえある展覧会です。

日本初となる恐竜の情報や恐竜絶滅の謎まで、これまで見たことや聞いたことがない新事実を知ることができます。

 

第1章|装盾類の進化

原始的な装盾類の化石が展示されております。

※恐竜名の横にあるカッコ内の記載は、名前の意味です。

 

スケリドサウルス〈見事な脚をもつトカゲ〉

スケリドサウルス

  • 分類:鳥盤類 装盾類
  • 時代:前期ジュラ紀
  • 産出地:イギリス
  • 推定全長:約4m

あまり聞きなれない恐竜ですが、スケリドサウルスはジュラ紀前期に生息していた、アンキロサウルスやステゴサウルスと同じ装甲竜類に属する恐竜です。

写真からは少しわかりにくいですが、「盾のあるトカゲ」を意味する名前のスケリドサウルスの背中には骨質の板や棘があったと考えられております。

全長は約4メートルと、他の装甲竜類と比べても小型の草食恐竜です。

 

ヘスペロサウルス〈西のトカゲ〉

ヘスペロサウルス

  • 分類:鳥盤類 装盾類 剣竜類 ステゴサウルス科
  • 時代:後期ジュラ紀
  • 産出地:アメリカ ワイオミング州
  • 推定全長:約4.5m

ヘスペロサウルスは剣竜類の仲間で、ステゴサウルスに似ていますが、背中に並ぶ骨板が丸みを帯びているのが特徴です。

剣竜類最大のステゴサウルスと比べるとかなり小型ですが、同じように尾には4本の棘がしっかり付いてます。

ミニステゴサウルスのようなヘスペロサウルスは、子どもたちに人気がありそうな、かわいらしい恐竜です。

 

第2章|鎧竜ズールのすべて

恐竜博2023の主役であるズールや同じ白亜紀に存在した大型の肉食恐竜、ゴルゴサウルスを見ることができます。

 

ズール・クルリヴァスタトル〈属名は門の神ズール、種小名は脛の破壊者〉

ズール・クルリヴァスタトル(全身骨格)

  • 分類:鳥盤類 装盾類 鎧竜類 アンキロサウルス科
  • 時代:後期白亜紀
  • 産出地:アメリカ モンタナ州
  • 推定全長:6m

鎧竜の中で最も人気のあるアンキロサウルスの仲間であり、恐竜博2023の主役でもあるズール・クルリヴァスタトルです。

推定全長が6mと、やや小型のアンキロサウルスを連想させます。

 

ズール・クルリヴァスタトル(頭骨)

復元状態のいい、頭骨の化石です。

 

ズール・クルリヴァスタトル(胴体)

皮膚の状態まで確認することができるほど状態がよく、とても珍しい恐竜化石です。

 

ズール・クルリヴァスタトル(棍棒)

尾の化石には、アンキロサウルスの仲間に見られるこぶ状のハンマーがあります。

 

ゴルゴサウルス・リブラトゥス〈恐ろしいトカゲ〉

ゴルゴサウルス(頭骨)

 

ゴルゴサウルス(頭骨)

  • 分類:竜盤類 獣脚類 ティラノサウルス類
  • 時代:後期白亜紀
  • 産出地:カナダ アルバータ州
  • 推定全長:9m

ズールと同じ白亜紀に存在した大型の肉食恐竜、ゴルゴサウルスです。

まるで発光しているかのように見える、とてもキレイな頭骨です。

同じ分類のティラノザウルスと比べると、正面から見たときの頭の幅が細いことがわかります。

 

ケラトプス科の未記載種

ケラトプス科の未記載種

  • 分類:鳥盤類 新鳥盤類 周飾頭類 角竜類 ケラトプス科
  • 時代:後期白亜紀
  • 産出地:アメリカ モンタナ州
  • 推定全長:3.5m

ズールと同じ時代に存在した角竜です。

一見、小型のトリケラトプスのように見えますが、やや下向きの角が2本ある点が大きな違いです。

ナストケラトプスに近縁な、セントロサウルス亜科と考えられています。

国立科学博物館で研究中の実物化石が、特別に公開されています。

 

ズールVSゴルゴサウルス

全身復元骨格で再現 ズールVSゴルゴサウルス

白亜紀の地球上では、生き延びていくために、このような戦いがいくつも行われていたのかもしれません。

実際に、ズールの棍棒によって破壊されたと考えられる、ゴルゴサウルスの脛が発見されているそうです。

 

第3章|北半球における獣脚類の進化

最も名の知れた恐竜、ティラノサウルスが2体も展示されております。

 

ティラノサウルス・レックス〈暴君トカゲ〉

ティラノサウルス骨格標本

タイソン(左側)とスコッティ(右側)
  • 分類:竜盤類 獣脚類 ティラノサウルス類
  • 時代:後期白亜紀
  • 産出地:アメリカ モンタナ州(タイソン)、カナダ サスカチュワン州(スコッティ)
  • 推定全長:11.2m(タイソン)、13m(スコッティ)

やはり今回の恐竜博にも登場しました。

言わずと知れた恐竜界のスーパースター、ティラノサウルスです。

2体並んでいる珍しい骨格標本には、タイソンとスコッティと名がつけられております。

その迫力ある2体からは、映画ロストワールドに出てきた2頭のTレックスを想像させます。

 

ティラノサウルス・レックス

他の大型肉食恐竜と比べても頑丈に見える骨格からは、王者の風格を感じさせます。

これぞ、絶対王者です。

 

タイソンとスコッティが登場?

 

第4章|南半球における獣脚類の進化

メガラプトル類の化石や新種のメガラプトル類のマイプの発見について紹介されております。

他にも映画ジュラシックワールドに登場した、カルノタウルスの化石を見ることができます。

 

メガラプトル〈巨大なラプトル〉

メガラプトル

  • 分類:竜盤類 獣脚類 メガラプトル類
  • 時代:後期白亜紀
  • 産出地:アルゼンチン ネウケン州
  • 推定全長:8m

ラプトルと言えば小型の肉食恐竜のイメージですが、メガラプトルは違います。

体長は9メートルもあり、大型の肉食恐竜に迫る大きさです。

 

メガラプトル(かぎ爪)

ラプトルの特徴でもある、鋭い鉤爪もしっかりあります。

この大きな鉤爪が獲物をしとめるときの、強力な武器となっていたに違いありません。

2022年に新種として命名された肉食恐竜(発見は2020年3月)マイプは、メガラプトルの仲間です。

 

カルノタウルス〈肉食の雄牛〉

カルノタウルス

  • 分類:竜盤類 獣脚類 ケラトサウルス類 アベリサウルス科
  • 時代:後期白亜紀
  • 産出地:アルゼンチン チュブ州
  • 推定全長:8m

映画ジュラシックワールドにも登場し、すっかり知名度も高くなったカルノタウルス。

はじめてカルノタウルスの化石(骨格標本)を見た印象は、「足が長い!」

頭にある2つの角が特徴です。

メガラプトルと同じくらいの大きさの、肉食恐竜です。

 

カルノタウルス登場の2作品

 

 

第5章|絶滅の最新研究

恐竜絶滅の原因として考えられているのは、約6,600万年前にメキシコのユカタン半島沖に衝突した直径10キロメートルほどの小惑星(隕石)によるものといわれております。

この衝突によって、地球規模の気候変動がおこり、恐竜を含む生物の約75%が絶滅したというのがこれまでの有力説です。

恐竜博2023では約6,600万年前に起きた隕石衝突がどのようにして恐竜を絶滅させたか、その後、なぜ鳥類だけが生き残ったかなど、最新の学説も紹介されています。

最近では、約6,600万年前に起きたといわれている恐竜絶滅の後に、生き延びた恐竜がいるという説も出てきております。

恐竜絶滅はまだ解明されていない謎の部分も多く、これからも新しい発見と共に変わっていくものと考えられます。

 

特別展限定のグッズを手に入れよう

恐竜博2023オフィシャルカプセルフィギア全5種

恐竜博2023オフィシャルカプセルフィギア全5種

特別展示場を出たところには、今展覧会の限定商品などが販売されているグッズ売り場が設けられております。

他にも、特別展限定のオフィシャルカプセルフィギュアのガチャもあります。

ここでしか手に入れることのできないレアなグッズがあるので、ぜひ、チェックしてみましょう。

また、恐竜博2023の会場となった国立科学博物館には、お土産などを買うことができるミュージアムショップがあり、品揃えも豊富なのでオススメです。

 

いつ行っても楽しめる常設展

www.nabeyasu-blog.com

 

最後に

国立科学博物館

国立科学博物館が会場となった今回は、スペース的なことも考慮されておりコンパクトな恐竜博となりましたが、しっかりと見ごたえのある展覧会でした。

最新の研究成果や貴重な化石を見ることができるだけでなく、恐竜たちの生態や進化についても知ることができます。

オンラインによる日時指定予約の影響からか、会場内では多少の混雑はあるものの、展示物は割と見やすい環境にありました。

この展覧会は6月18日まで開催されていますので、興味を持たれた人は国立科学博物館に足を運んでみてはいかがでしょうか。

2023年7月7日(金)からは、大阪市立自然史博物館でも開催されます。

恐竜博2023は、子どもから大人まで楽しみ学ぶことができるイベントです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

参考

当記事は、恐竜博2023の実体験に加え、以下を参考に作成しております。

 

 

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