おはようございます、なべやすです。
アメックスユーザーに耳寄りな情報です。
2020年10月13日からメンバーシップリワードのポイントをJALマイルに移行できるようになりました。
私の場合、アメックスユーザーでもありJALマイラーでもあるので、今回のお知らせは朗報とも言えます。
問題点はポイント移行レートや移行手数料となりますので、そのあたりを少し調べてみました。
結果、移行手数料はかからないものの、ポイント移行レートに関しては決していいとまでは言えないほどのものでした。
しかし、アメックスで貯めたポイントの使い道として、選択肢が一つ増えたことはポイントを貯める者にとってプラスではあるので、今後の使い道に役立てて行こうかと思います。
- アメックスのポイントプログラム、メンバーシップ・リワードとは
- JALマイルへの移行レートは最大でも2,500ポイント=1,000マイルとかなり悪い!
- JALマイルへの移行手数料は無料!
- 提携航空パートナーは17社もあるのはアメックスの強み!
- 2020年11月15日までJAL25%ボーナスマイルキャンペーンを実施
- JALマイルへの移行レートの悪さをカバーする方法
- JALマイルを貯めるためのカードとしてアメックスを使ってはダメ!
- 最後に
アメックスのポイントプログラム、メンバーシップ・リワードとは
アメックスにはメンバーシップ・リワードと言うポイントプログラムがあります。
対象となるカードは、アメリカン・エキスプレス・カード(アメックスグリーン)やアメリカン・エキスプレス・ゴールドカードなどと言った、いわゆるプロパーカードがメンバーシップ・リワードの対象カードとなっております。
メンバーシップ・リワードのポイントはカード利用100円で1ポイント貯まります。
しかも、ポイントは一度交換すると、最大3年間の有効期限が無期限になります。
メンバーシップ・リワード・プラスに登録すると、ポイントを交換していなくても最大3年間の有効期限が無期限になります。
メンバーシップ・リワード・プラスは、年間参加費 3,300円(税込)2年目以降は自動更新の有料プログラムです。(プラチナ・カード、ビジネス・プラチナ・カード会員は無料で登録することができます。)
カード利用1,000円で1ポイント貯まるクレジットカードも多いですが、アメックスはカード利用100円で1ポイントで換算されるので、少額決済にも向いていて使いやすいです。
ただし、注意点としてメンバーシップ・リワードのポイントは月間のカード利用合計金額ではなく、カード利用一件ごとの金額で換算されますので100円未満の利用にはポイントがつきません。
例えば
月間のカード利用が4,980円と5,020円の2件の場合は以下のように付与されます。
4,980円→49ポイント
5,020円→50ポイント
合計99ポイント
通常は100円で1ポイント付きますが、10,000円分のカード利用をしても100円未満の利用にはポイントがつきませんので、上記の例では99ポイントとなります。
JALマイルへの移行レートは最大でも2,500ポイント=1,000マイルとかなり悪い!
アメックスのポイントがJALマイルに移行できるようになり、ポイントの使い道が一つ増えたことは喜ばしいことですが、肝心なのは移行レートです。
今回、ポイント移行先にJALマイルが加わりましたが、以前からANAマイルと提携航空パートナーへのポイント移行が可能となっております。
アメックスの利用で貯めたポイントの移行レートは以下の表の通りです。(2020年10月13日時点)
メンバーシップリワードプラスに登録済み | メンバーシップリワードプラスに未登録 | |
---|---|---|
JALマイル | 2,500ポイント=1,000マイル | 3,000ポイント=1,000マイル |
ANAマイル | 1,000ポイント=1,000マイル | 2,000ポイント=1,000マイル |
提携航空パートナー | 1,250ポイント=1,000マイル | 2,000ポイント=1,000マイル |
メンバーシップリワードブラスに登録していた場合でも移行レートは2,500ポイント=1,000マイル、メンバーシップリワードブラスに登録していない場合は3,000ポイント=1,000マイルとかなり悪いです。
JALカードであれば普通カードでもショッピングマイルプレミアムに加入していれば100円で1マイル付くので、還元率は1%となります。
他にもANAマイルへの移行レートは、メンバーシップリワードブラスに登録していた場合1,000ポイント=1,000マイル、提携航空パートナーへの移行レートで1,250ポイント=1,000マイルとなっております。
どちらもメンバーシップリワードブラスに登録していた場合ですが、JALマイルへの移行レートはANAマイルと提携航空パートナーへの移行レートと比べると、かなり見劣りします。
JALマイルへの移行手数料は無料!
アメックスを使って貯めたポイントを提携航空会社のマイルへ移行する場合、ANA以外は手数料はかかりません。
今回、新たに提携航空パートナーに加わったJALも移行手数料は無料となっております。
JALマイルの場合は移行レートがよくないので、これで移行手数料がかかってしまったらメリットが一つもなくなってしまいます。
ちなみに、マイルへの移行手数料が唯一かかるANAは、メンバーシップ・リワードANAコースへの年間参加費5,500円(税込)が必要になります。(プラチナ・カード、ビジネス・プラチナ・カード会員は無料で登録することができます。)
ANAマイルへの移行レートを最大限によくするために、メンバーシップ・リワード・プラス年間参加費 3,300円(税込)への登録もするとなると、年間8,800円(税込)ものコストがかかってしまいます。
それを考えるとJALマイルへの移行手数料がかからなくて済むことは、少しメリットになるのかと思います。
提携航空パートナーは17社もあるのはアメックスの強み!
アメックスのポイントをマイルに移行できる航空会社は全部で17社もあります。
これだけ数多くのマイレージプログラムに対応できるのは、アメックスの強みとも言えます。
アメックスと同じトラベル&エンターテインメントカードのダイナースクラブも貯めたポイントを参加航空会社のマイルに移行できますが、移行できる航空会社はたったの5社とアメックスと比べてかなり少ないです。
貯めたポイントの選択肢が多いことは、ポイントそのものの価値にも繋がります。
- 全日本空輸/ANAマイレージクラブ
- 全日本空輸/ANAマイレージクラブ
- ユナイテッド航空/マイレージ プラス
- 大韓航空/スカイパス
- アリタリア-イタリア航空/ミッレミリア
2020年11月15日までJAL25%ボーナスマイルキャンペーンを実施
2020年10月13日(火)から11月15日(日)までの期間にJALマイルへのポイント移行を申込むと25%分(最大12,500ボーナスマイルまで)のボーナスマイルが貰えます。
25%ボーナスマイルの響きは悪くありませんが、実際に加算されるマイルを見ると微妙と言わざるを得ません。
メンバーシップリワードブラスに登録していた場合でも、ポイント還元率0.5%相当と言ったところです。
ボーナスキャンペーンなので貰えるだけありがたいと思わなければいけませんが、やはり基本の移行レートをもう少し上げて欲しいというのが本音です。
ちなみにキャンペーン登録は不要なので貰いそびれる心配はありません。
JALマイルへの移行レートの悪さをカバーする方法
移行レートのことを考えてしまうとJALマイルに移行するのをためらってしまいますが、果たしてどうすればいいのでしょうか。
せっかく貯めたメンバーシップリワードのポイントをできることなら無駄に使いたくないものです。
しかし、以下の方法でポイントを効率よく貯めることができれば、移行レートの悪さもカバーできるのでJALマイルに移行するのも十分アリです。
ボーナスポイント・パートナーズの提携店でカードを使ってポイントを貯める
アメックスは、ボーナスポイント・パートナーズの提携店でカードを使うことで、ポイントを通常より多く貯めることができます。(100円=2ポイント~)
ボーナスポイント・パートナーズの場合は、キャンペーンのように期間の影響もなく貯められる場合が多いので、お気に入りのお店が提携店であれば安定したポイント獲得が見込めます。
ボーナスポイントプログラムを使ってポイントを貯める
また、メンバーシップ・リワード・プラスへ登録者限定ですが、ボーナスポイントプログラム(登録無料)を使うことにより更に効率よくポイントを貯めることができます。
ボーナスポイントプログラムを使えば対象加盟店・サービスでカードを利⽤すると、カードのご利⽤額100円につき通常1ポイント+ボーナスポイント2ポイント(100円=3ポイント)が加算されます。
▼対象加盟店・サービス(2020年10月17日時点)
対象サービス | |
---|---|
Yahoo! JAPAN | ヤフーショッピング、ヤフオク!(Yahoo!かんたん決済)、ヤフー官公庁オークション、PayPayモール |
iTunes Store/App Store | iTunes Store、App Store、Apple Books、Apple Music |
JAL公式ウェブサイトにてオンラインでご購⼊の商品 | JAL国内線・国際線航空券、JALPAK国内・海外ツアー商品 |
HISの公式ウェブサイトにてオンラインでご購入の商品 | 海外航空券、事前決済となる海外ホテル、海外航空 + ホテル(セット販売)、海外パッケージツアー、海外オプショナル・レンタカー |
アメリカン・エキスプレス・トラベルオンライン | 事前決済でご購入のホテル・レンタカー、国内航空券 (会員様専用 国内航空券販売サイト) |
ヤフーやiTunesStoreなども対象となっていて、ポイントを貯めやすい環境が整っております。
上記のサービスに加え、Amazonでのショッピングもボーナスポイントの加算対象になります。
話はJALから反れますが、他の航空会社のマイルに移行するといった選択肢もあります。
JAL以外の提携航空パートナーであれば、移行レートはそれほど悪くありませんし、対象の航空会社もたくさんあります。
ただし、移行レートを考えると有料のメンバーシップリワードブラスに登録していることが絶対条件となります。
JALマイルを貯めるためのカードとしてアメックスを使ってはダメ!
2020年10月13日からメンバーシップリワードのポイントをJALマイルに移行できるようになり、アメックスを使って貯めたポイントの選択肢が広がりました。
JALマイルへの移行レートの問題などがありますが、貯めたポイントの使い道が一つでも増えることはアメックスユーザーにとってプラスなことです。
ただし、JALマイルを貯めるためのカードとしてアメックスを使うことは、そこまでのメリットがありませんので避けるべきです。
今のところは、ボーナスポイントなどで効率よく貯まった場合にJALマイルへ移行するなどの使い方がベストでしょう。
最後に
私生活でも楽天カードを使い始めたのをきっかけに、アメックスの出番がグッ!と減ってしまいましたが、JALマイルとの提携をきっかけにアメックスの出番が少し増えそうです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。