おはようございます、なべやすです。
ウイルス対策ソフトはパソコンの安全性を高めるために重要なツールですが、必ずしもすべての人に必要なわけではありません。
Windows10または11にはWindows Defenderという優秀なウイルス対策ソフトが標準で装備されているので、パソコンの使い方によっては市販のウイルス対策ソフトを導入しなくても十分な場合があります。
ウイルス対策ソフトに関しては、パソコンの利用目的や環境によって必要性を判断するといいでしょう。
ウイルス対策ソフトが必要な人と必要でない人の決め方は、主に以下のようなポイントに基づいて考えることができます。(あくまでも、Windows Defenderなどの標準的なセキュリティ機能を使うことが前提です。)
ウイルス対策ソフトが必要な人 | ウイルス対策ソフトが必要ない人 |
---|---|
|
|
このように、ウイルス対策ソフトの必要性は、パソコンの利用目的や環境によって異なります。
自分のパソコンの利用状況に合わせて、最適なウイルス対策ソフトを選ぶことが大切です。
当記事では、ウイルス対策ソフトの必要性や、利用経験に基づいたおすすめのソフトなどについて詳しく紹介していきます。
現在、ウイルス対策ソフトの導入を迷っている人の参考になれば幸いです。
ぜひ、最後までお読んでみてください。
- ウイルス対策ソフトの必要性と目的
- ウイルス対策ソフトが必要な人と必要ない人の決め方
- おすすめのウイルス対策ソフトとその特徴
- 無料版と有料版の違い
- Windows Defenderなどの標準的なセキュリティ機能で十分な場合も
- 最後に
ウイルス対策ソフトの必要性と目的
インターネットに接続されたパソコンは、様々なウイルスやワームなどのマルウェアに感染する危険性があります。
これらの悪意あるプログラムは、パソコンの性能を低下させたり、個人情報を盗んだり、システムを破壊したりする可能性があります。
ウイルス対策ソフトは、これらの脅威からパソコンを守るために必要なソフトウェアです。
ウイルス対策ソフトの目的は、ウイルスやワームなどのマルウェアを検出して除去することや、感染を防ぐことです。
ウイルス対策ソフトは、定期的に更新することで最新の脅威に対応できるようになってます。
ウイルス対策ソフトは、パソコンの安全性と信頼性を高めるために重要な役割を果たす存在です。
マルウェア(malware)とは、英語のmalicious(マリシャス:悪意のある)にsoftware(ソフトウェア)の2つの単語が組み合わさった造語です。ウイルス(コンピューターウイルス)やワーム、トロイの木馬、スパイウェアなど、ユーザーのデバイスに不利益をもたらす悪意のあるプログラムやソフトウェアを総称する言葉です。
ただし、一般にそれほど普及していない言葉であるため、マルウェアのことをウイルスやコンピューターウイルスという言葉で表現する場合もあります。
ウイルス対策ソフトが必要な人と必要ない人の決め方
ウイルス対策ソフトは、パソコンのセキュリティを高めるための重要なツールです。
市販のウイルス対策ソフトを使えば、一定の知識がなくてもパソコンのセキュリティ対策を簡単にすることができます。
しかし、すべての人がウイルス対策ソフトを必要とするわけではありません。
ウイルス対策ソフトが必要な人と必要でない人の決め方について、以下のポイントを参考にしてみてください。
ウイルス対策ソフトが必要な人
これらのいずれかに該当するようであれば、基本的に市販のウイルス対策ソフトの導入をおすすめします。
パソコンをビジネス用途で使用する人
パソコンをビジネス用途で使用する人は、ウイルス対策ソフトが必要です。
ビジネスにおいてのパソコンの使用は、プライベートと比較して重要な業務データや個人情報(顧客情報など)を扱うケースも多く、より高度なセキュリティ対策が求められます。
ウイルス対策ソフトは、パソコンの安全性とパフォーマンスを高めるための重要なツールです。
ビジネス用途でパソコンを使用する人は、信頼できるウイルス対策ソフトをインストールして、定期的に更新することが安全へと繋がります。
パソコンに個人情報等を保存する人
例えプライベートで使うパソコンであっても、パソコン内に個人情報等(住所録など)を保存する人は、ウイルス対策ソフトが必要です。
保存する個人情報も少なく、利用頻度もあまりない場合は、データをクラウドに保存して管理するなどの方法もあります。
事情により、個人情報等をパソコン内に保存する場合は、ウイルス対策ソフトを導入して、様々な脅威からデータを守ることが大切です。
メールやファイルのやりとりを多く行う人
ウイルスの侵入経路は、メールやファイルのやりとりからが多い傾向にあります。
特に、受信メールをパソコン内保存するOutlookなどのメーラーを使い、ファイルのやりとりを多く行う場合は、リスクも高くなるためウイルス対策ソフトが必要です。
プライベートで利用するパソコンであれば、できる限りGmailなどのWEBメールを使い、リスクを軽減させるのも対策の一つです。
個人情報やクレジットカード情報をオンラインで入力する人
オンラインショッピングやネットバンキングなどで個人情報やクレジットカード情報を入力する人は、ウイルス対策ソフトが必要です。
多くのウイルス対策ソフトでは、これら個人情報を守る保護機能が付いております。
オンラインショッピングやネットバンキングなどをよく利用する人は、ウイルス対策ソフトの導入すれば簡単に対策ができます。
ウイルス対策ソフトが必要ない人
- インターネット(WEB閲覧)程度でしかパソコンを利用しない人
- 信頼できるソースからのみファイルやリンクを開く人
- パソコンに個人情報等を保存しない人
- 個人情報やクレジットカード情報をオンラインで入力しない人
これら全てに該当すれば、基本的に市販のウイルス対策ソフトは必要ないと考えられます。
ただし、Windows10または11のセキュリティ機能(Windows Defender)を有効にしていることが前提です。
インターネット(WEB閲覧)程度でしかパソコンを利用しない人
基本的にインターネット(WEB閲覧)程度でしかパソコンを利用しないようであれば、市販のウイルス対策ソフトを使わなくても問題ない場合があります。
ただし、常にアンテナを張っていて、あやしいサイトなどを多少なり回避できることが基本です。
信頼できるソースからのみファイルやリンクを開く人
ウイルスの侵入経路は、メールやファイルのやりとりからが多い傾向にあります。
メーラーの迷惑メール設定などをきちんと使い、信頼できるソースからのファイルやリンクしか開かないようであれば、市販のウイルス対策ソフトを使わなくても特に問題はありません。
パソコンに個人情報等を保存しない人
パソコン内に個人情報等(住所録など)を保存しないようであれば、市販のウイルス対策ソフトは必要ありません。
個人情報等の保存は、セキュリティの高いクラウドサービスなどのストレージを活用するのがおすすめです。
個人情報やクレジットカード情報をオンラインで入力しない人
インターネットショッピングなどで個人情報やクレジットカード情報を入力しない人は、市販のウイルス対策ソフトは必要ありません。
ネット通販の利用も、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングの公式サイトからアクセスすれば、過度な心配も不要です。
インターネットバンキングを利用する際は、金融機関が推奨する専用のウイルス対策ソフト(Rapportなど)を追加でインストールすれば、無料でセキュリティ対策ができます。
以上のように、ウイルス対策ソフトの必要性は、パソコンの利用目的や環境によって異なります。
個人的に、ビジネス環境においては必要性が高いと考えますが、プライベートにおいては必ずしも必要であるとは感じません。
加えて、高度なセキュリティ対策を簡単に済ませたい人は、市販のウイルス対策ソフトを使うのが手っ取り早くおすすめです。
おすすめのウイルス対策ソフトとその特徴
インターネットを利用する際には、ウイルス対策ソフトを使うと安心です。
特に市販のウイルス対策ソフトは、一定の知識がなくてもパソコンのセキュリティ対策を簡単にすることができるのでおすすめです。
しかし、ウイルス対策ソフトには様々な種類があり、どれを選ぶか迷ってしまうこともあります。
そこで、おすすめのウイルス対策ソフトとその特徴を紹介します。
ノートン 360
ノートン 360は、世界的に有名なセキュリティ会社シマンテックが提供する、定番のウイルス対策ソフトです。
高い検出率と低い誤検知率を誇り、リアルタイムにウイルスやワームなどのマルウェアを防御します。
また、パスワード管理やVPNなどの機能も備えており、オンライン上のあらゆる脅威からパソコンを保護する総合セキュリティソフトです。
市販のパソコンに期間限定の無料版がプレインストールされていることも多々あり、名が知れているだけではなく、実際に使ったことのある人も多いのではないでしょうか。
私も一時期使っておりましたが、動作が重く感じ他のウイルス対策ソフトに乗り換えてしまった経験があります。
価格はやや高めですが、2台版のライセンスを購入すれば割安です。
ウイルスバスタークラウド
ウイルスバスタークラウドは、トレンドマイクロが提供するクラウド型のセキュリティソフトです。
クラウド型なので、常に最新の脅威情報を利用してパソコンやスマホを保護します。
海外製のウイルス対策ソフトが多い中、ウイルスバスタークラウドは純粋な日本製です。
ノートンと同じく市販のパソコンに期間限定の無料版がプレインストールされていることも多々あり、名が知れているだけではなく、実際に使ったことのある人も多いのではないでしょうか。
価格はやや高めですが、家族や友人との共有ライセンスで、複数のデバイスをお得に守れます。
ESET インターネットセキュリティ
ESET インターネットセキュリティは、スロバキアのセキュリティ会社ESETが提供するウイルス対策ソフトです。
国内では、キャノンITソリューションズが販売しております。
市販のウイルス対策ソフトは、基本的にパソコンの動作を遅くしてしまう傾向にあります。
ここ数年、自宅と職場の両方で使っておりますが、軽快な動作と高い検出率を両立させており、ESETはパソコンの性能をほとんど低下させません。
セキュアーブラウザー機能も搭載されているので、インターネットバンキングと決済Webサイトの使用中に入力した個人データ(IDやパスワード、クレジットカード情報)が保護されます。
プライベート、ビジネスのどちらでも安心して使うことができる、当記事で紹介した中で最もおすすめのウイルス対策ソフトです。
無料版と有料版の違い
ウイルス対策ソフトには無料のものと有料版のものありますが、その違いは何なのでしょうか?
無料版と有料版には、主に以下のような違いがありますので、参考にしてみてください。
機能面
無料版・有料版ともに基本的なウイルス検出と駆除の機能は共通していることがほとんどですが、有料版は追加の機能を備えています。
例えば、スパイウェア対策、パスワード管理、親子監視、ブラウザ保護機能などがあります。
サポート面
無料版・有料版の違いはサポート面にも出てきます。
無料版は有料版のような電話やメールでのサポートを受けることができない場合がほとんどで、自己解決型のサポートをする必要があります。
つまり、オンラインのFAQやフォーラムなどで情報を探し、すべて自分で対処する必要があります。
広告面
ウイルス対策ソフトを無料で使えるのには、何かしら理由があります。
無料版の多くはソフトウェア内に広告が表示されることがあり、有料版は広告が表示されません。
以上のように、ウイルス対策ソフトの無料版と有料版にはいくつかの違いがあります。
自分のニーズや予算に合わせて選択することが重要です。
Amazon|ウイルス対策・セキュリティソフトの売れ筋ランキング
Windows Defenderなどの標準的なセキュリティ機能で十分な場合も
Windows10または11には、標準的なセキュリティ機能としてWindows Defenderが装備されております。
Windows DefenderはMicrosoftが提供する無料のセキュリティソフトウェアで、ウイルスやワームなどのマルウェアからパソコンを守る機能を持っています。
パソコンの使い方にもよりますが、OSのサポートが終了するまでは標準的なセキュリティ機能をもつWindows Defenderで十分な場合もあります。
インターネットバンキングをするときは、金融機関が推奨する専用のウイルス対策ソフト(Rapportなど)を追加でインストールすればセキュリティ対策ができます。
他にも、パソコンのセキュリティ対策についての知識を身につけることは、様々な脅威から守るのに効果的です。
Windows Defenderは必要最低限の機能しか搭載されていないと言ってしまえばそれまでかもしれませんが、追加の対策を講じることによって市販のセキュリティソフトを使わずに済むことができます。
実際にプライベートと職場で使用している内のパソコン3台は、市販のセキュリティソフトを使わずにWindows Defenderのみで対策しております。
自分のパソコンの使用状況や使い方などから現状におけるリスクを把握して、適切なセキュリティ対策をとることが大切です。
迷惑メール設定はセキュリティ対策の基本
最後に
ウイルス対策ソフトは、パソコンに侵入する可能性のある様々な脅威から守るために役立ちます。
市販のウイルス対策ソフトを使えば、一定の知識がなくてもパソコンのセキュリティ対策を簡単にすることが可能です。
パソコンの利用目的や環境によって必要性は異なりますので、よく検討した上で判断するといいでしょう。
また、ウイルス対策ソフトだけでは、必ずしも十分とは言えません。
常に最新のアップデートを行うのはもちろんのこと、不審なメールやリンクに注意したり、パスワードや個人情報をきちんと管理するなど、基本的な対策も大切です。
パソコンの使用状況に応じて、適切なウイルス対策を心がけていきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。