長く続いたコロナ禍で、旅行ができなかった人も多かったのではないでしょうか。
実際に私も海外旅行はもちろん、国内旅行もコロナ禍を意識しながら可能な範囲で旅行やレジャーを楽しむ3年間でした。
ようやくコロナ後やアフターコロナといった言葉が出てくるようになり、コロナの影響も落ち着きを見せはじめている2023年の夏、実に4年ぶりとなるグアム旅行をしてきました。
グアムは、日本から約3時30分のフライトで行くことができる南国のビーチリゾートで、美しい海やビーチ、オプショナルツアーなど、さまざまな魅力があります。
グアムは日本人にとって人気の海外旅行先ですが、3年以上にも渡るコロナ禍で大きな打撃を受けました。
また、今回4年ぶりとなったコロナ後のグアムは、5月下旬にグアムを襲った台風(マーワー)の影響も加わって、コロナ前とは違う姿に変わっておりました。
当記事では、過去18年に渡り通算14回のグアム旅行経験がある私が、観光客の最も多いグアム中心部(ホテルロード周辺)などのコロナ後に変わったグアムの現状をまとめて報告します。
コロナ後のグアム旅行で知っておいた方がいい情報や注意点も書いてみましたので、現在、グアム旅行を計画している人やグアム旅行に興味がある人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
コロナ後のグアム旅行で知っておくべき現地情報
コロナ後やアフターコロナといった言葉が出てくるようになったとはいえ、コロナ前のグアムに戻ったわけではありません。
特にアフターコロナ元年とも言える今年は、グアムに限らず渡航先の最新情報を少なからずリサーチしておく必要があります。
まずは、実際に旅行してみて感じた、グアムの現状をお伝えします。
入国条件や感染対策
2023年7月下旬時点におけるグアムへの入国条件は、コロナ禍にあったような制限もなく、とても簡単です。
コロナ禍以前の条件と変わることなく入国が可能になり、ワクチン接種証明書やPCR検査陰性証明書などは一切不要になっております。
もちろん、無症状者対する検疫もありません。
パスポートおよび税関申告書などがあれば、コロナ前と同様、スムーズに入国できます。
また、グアムではマスク着用やソーシャルディスタンスの義務もなくなっております。
実際に行ったレストランや宿泊したホテル内でも、マスク着用を求められることなどありませんでした。
実際にマスクを着用している人を見かけることもほとんどなく、日本と比較してみると積極的な感染対策はしていないに等しいと感じるほどです。
私も、滞在中にマスクを装着することは、一度もありませんでした。
すべてのレストランやホテルでマスク着用やソーシャルディスタンスの義務がないかまではわかりませんので、マスクの用意をしておくことに越したことはありません。
実際に行ってみて感じたグアムの現状
現在のグアムで、旅行中にコロナ禍のような過ごし方を強いられることは、ほとんどありません。
屋内外でのマスク着用義務も、現在は解除されております。
ただし、免疫不全の人や重症化するリスクの高い人、あるいはマスクを着用することを希望する人などは、マスク着用が推奨されています。
また、コロナ感染拡大による影響か、それとも5月下旬にグアムを襲った台風(マーワー)の影響なのか、飲食店や観光施設、オプショナルツアーは、まだオープンしていないところも多く見受けられるので、旅行前に確認しておくことが大切です。
今回、宿泊したハイアットリージェンシーグアムも、台風(マーワー)の影響により、施設の一部を利用制限した状態で営業しておりました。
ハイシーズン前だからなのか、街中もコロナ前とは違い観光客も少なく閑散とした印象です。
現地のツアーデスクも閉めているところもあり、また、空いているデスクも閑散としていて寂しい限りです。
4年ぶりとなったグアムに、かつての賑わいはありませんでした。
観光業が島の経済を支えているグアムにおいて、コロナ感染拡大の影響は予想以上に大きかったのではないかと個人的に感じております。
グアムの物価高は日本人観光客にとって大打撃
アメリカの準州であるグアムは、ここ最近の物価高騰により、滞在中の旅費負担も大きくなっております。
グアムの物価は日本と比べて非常に高く、コロナ前とはまるで別世界です。
大半の日本人観光客は、この事実に驚かされることでしょう。
ABCマート(コンビニ)で売っているジュース(500ml)も1本3ドル近くし、日本円(1ドル140円として)で400円を超えます。
食事もレストランで1人20〜30ドル、ラーメンやソバ、うどんで1杯10〜15ドルくらい(プラス飲みもの代)するので、物価は日本の2倍以上と考え予算を用意しておいても決して大げさではありません。
これは、お財布に大打撃です。
グアム滞在中の食費や宿泊費は、日本人観光客に重くのしかかります。
円安ドル高もしばらく続くことが予想されますので、グアム旅行の負担は今後も厳しい状況が続くでしょう。
旅費コストを抑えるためにはマイルを活用
ハイアットリージェンシーグアムに宿泊
今回の宿泊先は、5年前に一度宿泊したことがあるハイアットリージェンシーグアムです。
4年ぶりにグアムを満喫したかったので、7泊ほど滞在しました。
空室が多かったのか、チェックインの際に部屋をアップグレードしてもらえました。
ハイアットリージェンシーグアムは過去に泊まったことのあるホテルと比べ、部屋も広く設備も使いやすいホテルです。
スタンダードの部屋でもシャワーブースがあったりする点は、他のホテルにはあまり見かけない魅力といえます。
ただし、今回は台風(マーワー)の影響により、プールの一部(流れるプールおよびスライダー)やビーチのアクティビティが利用できませんでした。
他にも、人手不足によりハウスキーピングがほとんど来なく、自らリクエストしに行ったりとストレスを感じることもありました。
これからハイシーズンを迎えるにあたり、この点が改善されるのかが心配です。
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グアムのホテル選び
コロナ後のグアム旅行で快適に過ごすためのポイント
ここからは、楽しい旅行を快適に過ごすために、いくつか注意しておきたいことをご紹介します。
どれも基本的なことではありますが、再確認も兼ねてチェックしてみてください。
グアムの最新情報や規制をチェックする
可能性はかなり低いと思いますが、状況によっては、グアムの入国条件や現地での活動制限が変更される可能性もないとは言えません。
出発前や滞在中は、グアム政府観光局などの公式サイトで最新情報や規制をチェックすることも大切です。
他にも、宿泊予定のホテルに直接メールで問い合わせするのもおすすめです。
特に個人でホテルをネット予約した場合(エクスペディアなど)は、予約状況の確認も兼ねて現地の情報を問い合わせすると、より確実です。
その際は、予約先のホテルにリクエストなどをすることもできます。
グアムの場合、ホテルによっては日本語で問い合わせしたメールが日本語で返信されてくることもあります。
仮に英語で返信が届いた場合でも、Google翻訳などを使えば大丈夫です。
旅行代理店のパッケージツアーなどで予約した場合は、直接、旅行代理店に問い合わせをすれば現地の状況が確認できます。
病気やケガをしないように注意する
コロナに関する制限がなくなったとはいえ、旅先で罹患しないことに越したことはありません。
病気の予防やケガを未然に防ぐように気を付けたり、万が一に備えて常備薬も忘れずに用意しましょう。
コロナに限ったことではありませんが、旅先で病気やケガをしないように注意することは、楽しい旅にするための基本中の基本です。
海外旅行保険を加入し忘れないようにする
海外旅行をする際は、海外旅行保険の加入は必須ですので、加入し忘れないように注意しましょう。
「クレジットカードの付帯保険があるので大丈夫!」と思うかもしれませんが、最低補償額のプランでもいいので、できる限り損保会社の海外旅行保険に加入するのがおすすめです。
価格ドットコムの一括見積りを使うと、補償内容や予算もわかりやすいので簡単に調べられます。
万が一、感染した場合や帰国が困難になった場合に備えて、医療費やキャンセル料などを補償するプランを選ぶとより安心です。
クレジットカードに付帯されている海外旅行保険は、旅行代金等をカード決済していないと利用対象外になる場合がありますので、事前に必ずチェックしておきましょう。
また、旅先での治療費用(診察費や検査費用など)に対する補償額が低いクレジットカードも見受けられるので、その場合は損保会社の海外旅行保険に加入することをおすすめします。
海外旅行保険は一括見積りがおすすめ
海外旅行保険に助けられたバリ旅行
コロナ後のグアム旅行を楽しむためには、準備と注意が必要です。
ここまで書いてきたような感染予防や各対策をしっかりと行えば、快適にグアム旅行をお楽しむことができます。
グアム旅行にあると便利なものはコチラ
グアムで日本食が恋しくなったら
グアムに限らず、海外旅行のときに楽しみなのが旅先での食事です。
料理は、その国の文化を知ることもでき、味以外でも楽しむことができます。
ただし、海外旅行の際に必ずと行っていいほど訪れるのが、日本食の恋しさです。
旅行期間が長くなればなるほど、日本食が恋しくなってきます。
そのようなときにおすすめなのが、食べなれている日本食のお店です。
ここからは、私がグアム旅行中によく利用するお店を紹介します。
コロナ後にも変わらず営業していたので、グアム旅行の際は、ぜひ立ち寄ってみてください。
居酒屋|魚○本店グアム
タモン地区メインストリートにある日本の居酒屋です。
日本にある魚○本店には行ったことがありませんが、料理は日本の居酒屋で出てくるようなものだけでなく、お寿司やカレーなどのあってメニューも豊富です。
一品あたりのボリューム感も結構あるので、2〜3人でシェアできます。
子ども連れでも行くことができる、味も雰囲気もおすすめの居酒屋です。
ラーメン|藤一番
日本の東海地域を中心に展開している、日本のラーメンチェーンです。
海外で食べれるラーメンとしては、かなりクオリティーが高いと思います。
1杯あたりの量も多く、味だけでなく食べごたえの満足度も高いです。
ローカルにも人気があるので、ウェイティング覚悟で食べに行く必要があります。
おにぎり専門店|おにぎりセブン
現地のコンビニでもおにぎりは売っていますが、正直言って美味しくありません。
旅行中に、おにぎりを食べたくなったら、迷わずおにぎりセブンに行くことをおすすめします。
グアムで食べることができるおにぎりの中では、ダントツにクオリティーが高いです。
朝8時からオープンしているので、朝食や昼食用として部屋やビーチサイドで食べるのもおすすめです。
おにぎり以外に、から揚げやたこ焼きなどもあり、あわせて買うと満足度も上がります。
テイクアウト専門で、コンビニと比べ価格もリーズナブルです。
今回の滞在中も、3回ほど利用させていただきました。
グアムで美味しいおにぎりとラーメンが食べれる
最後に
4年ぶりのグアム旅行を終えてみて、コロナ前と比べると閉店しているレストランも多かったり、観光客も少なく、観光地としての活気もなくなってしまったように感じました。
現在のグアムはコロナ感染拡大や物価高の影響により、これまでとは大きく変わっております。
ただし、グアムの魅力は、なんといっても中心部にあるタモン湾の海がキレイなことです。
このキレイな海だけは、コロナ後も全く変わっておりません。
定番のジェットスキーやバナナボートなどのマリンアクティビティもありますが、グアムの海は遠浅で波も穏やかなため、気軽に楽しむことができるシュノーケルングがおすすめです。
オプショナルツアーなどの予定をたくさん詰め込んで遊ぶよりも、キレイな海と南国リゾート感があふれるホテルのプールでまったりと過ごした方が心も癒されます。
今後、観光業の本格的な再開によって、かつての賑わいを再び取り戻してくれることを信じます。
以上、2023年夏のグアム最新情報でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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