おはようございます、なべやすです。
ワイモバイルユーザーに朗報です。
とうとうワイモバイルにおいても、2021年8月から余ったデータ容量を翌月にくりこしできるようになります。
ワイモバイルと同じ大手キャリアauのサブブランドUQモバイルでは、一足先に可能となっていた余ったデータ容量のくりこしですが、ついにワイモバイルでも同様のサービスが開始されることになりました。
対象プランとなる「シンプルS/M/L」を利用しているユーザーであれば、申し込みや追加料金も不要でサービスを受けることができます。
これで、ひとまずUQモバイルに乗り換えする必要はなくなりました。
ワイモバイルユーザーである我が家にとっては、待ちに待ったデータくりこしサービスのはじまりです。
ワイモバイルのデータ容量くりこし
今回、ワイモバイルが発表した余ったデータ容量のくりこしは、2021年8月から開始予定となっております。
出典:ワイモバイル公式ホームページ
現状では、月内に使い切ることのできなかったデータ容量は翌月になると消滅してしまいますが、8月からは消滅せず翌月にくりこすことができるようになり、くりこした月の末日まで使えるようになります。
- 対象プラン:「シンプルS/M/L」
- 申込み:不要
- 追加料金:なし
対象プランは「シンプルS/M/L」
このサービスの対象となるのは、「シンプルS/M/L」の料金プランを契約しているユーザーとなっており、従前のスマホベーシックプランなどは対象外です。
シンプル | ||||
---|---|---|---|---|
プラン | S | M | R | |
月額基本料 | 2,178円 | 3,278円 | 4,158円 | |
高速データ通信容量 | 3GB | 15GB | 25GB | |
速度制限時の通信速度 | 最大300kbps | 最大1Mbps | ||
通話料 | 22円/30秒 | |||
だれとでも定額 *国内通話10分かけ放題 |
770円/月 | |||
スーパーだれとでも定額 *国内通話24時間かけ放題 |
1,870円/月 | |||
家族割引サービス(2回線目以降) | -1,188円/月 |
他にも今回の改定では、データ増量オプション(550円/月)で追加されるデータ容量が増加されます。
出典:ワイモバイル公式ホームページ
料金は据え置き(550円/月)なので、以前からこのオプションを利用している人にとってはお得感満載です。
- 余ったデータ容量のくりこし
- データ増量オプションの追加データ容量増加
申し込み不要|追加料金なし
余ったデータ容量の繰り越しに関しては申し込みの必要はなく、これまでの料金と変更もありませんので、単にプラン内容が充実したお得な改定となりました。
すでに「シンプルS/M/L」のいずれかを利用している人は、そのまま使っていれば余ったデータ容量がくりこされるようになります。
まだ、従前のスマホベーシックプランを使っている人は、これを機会に迷わず現行プランである「シンプルS/M/L」のいずれかへ変更することをおすすめします。
毎月のデータ使用量
私が利用している料金プランは、月額基本料も一番安くデータ容量も3GBのシンプルSです。
大容量プランが安価で利用できるようになった時代に、なんとも心細いプランかと思われてしまいそうですが、それでも私の使い方では毎月データ容量を使い切ることはありません。
以下は、今年に入ってからの月別データ使用量です。
データ使用量(GB) | 余ったデータ(GB) | |
---|---|---|
2021年1月 | 0.63 | -2.37 |
2021年2月 | 1.2 | -1.8 |
2021年3月 | 1.56 | -1.44 |
2021年4月 | 1.36 | -1.64 |
2021年5月 | 1.08 | -1.92 |
平均 | 1.17 | -1.83 |
コロナ禍になってから車通勤が多くなったこともあり、月のデータ使用量は平均1.17GBとかなり少ないです。
毎月の使用データ容量が少ないことにより、平均して1.83GBは余っておりますので、今回の改定による恩恵も大きくなることが予想できます。
少なくとも通常速度に戻すためにデータを追加購入する機会は、臨時で大幅にデータを使うことでもない限りなくなるでしょう。
※参考:自宅と職場ではWi-Fiを使うことができます。
データ容量のくりこしに関する注意点!
2021年8月から開始予定の余ったデータ容量のくりこしについて、いくつか注意したい点があります。
- くりこしたデータ容量の利用は翌月末まで
- くりこしできるのは、規定容量とデータ増量オプションで増加したデータ容量のみ
- くりこしできるデータ容量は上限あり
くりこしたデータ容量の利用期限は翌月末まで
余ったデータ容量のくりこしが可能になってからは、データ量が「くりこし分→規定容量→追加購入データ量」の順に消費されていきます。
この順で消費されて行くようになればくりこし分が優先されるので、一度余ったデータ容量がくりこされると、その次から月間データ容量(規定容量)が余りやすくなります。
つまり、月々のデータ使用量に大きな変動がない人であれば、継続的にデータ容量がくりこされるようになる可能性があります。
そうなれば、通常速度に戻すためにデータ容量を追加購入することもなくなります。
ただし、くりこしたデータ容量は翌月末まで利用可能となっているので、雪だるま式に増えていくことはありません。
くりこされたデータ容量は、積極的に使うようにしてスマホライフを充実させるといいでしょう。
くりこしできるのは、規定容量とデータ増量オプションで増加したデータ容量のみ
余ったデータ容量のくりこしが可能なのは、月間データ容量(規定容量)とデータ増量オプションで増加したデータ容量のみになります。
また、通常速度に戻すために追加購入したデータ容量は、くりこし不可となっております。
月間データ容量(規定容量)
データ増量オプションで増加したデータ容量
追加購入したデータ容量
追加購入したデータ容量は、購入のタイミングなどにより大幅に余ってしまう可能性があるので要注意です。
余ったデータ容量のくりこしができるようになったら、データ容量を追加購入しなくて済むように上手く活用したいものです。
くりこしできるデータ容量は上限あり
現時点において詳細は発表されておりませんが、くりこしできるデータ容量には上限ができるようです。
おそらくワイモバイルのライバルでもあるUQモバイルのデータくりこし上限と同様になるかと思われます。
UQモバイルのくりこし上限
- くりこしプランSの場合最大3GB
- くりこしプランMの場合最大15GB
- くりこしプランLの場合最大25GB
くりこしできるデータ容量によっては、それほど大きなメリットにはならない可能性もありますが、月額基本料やデータ増量オプション(550円/月)の料金に変更はありませんので、仮にくりこしできるデータ容量が少なかったとしてもデメリットとまでは決して言えません。
最後に
今年に入ってから現れたドコモの新プラン・ahamo(アハモ)の登場によりはじまった価格競争は、サービス内容の競争へと変化しつつあるように感じております。
これまでのスマホ料金から大幅に下がった価格は一時下げ止まりとも言えるので、今後はサービス内容の面で各社競い合っていくことになるでしょう。
また、2021年8月から開始予定のデータくりこしにより、ワイモバイルユーザーは同じサービスを先行して開始しているライバルのUQモバイルへの乗り換えを考える必要がなくなりました。
キャリア間の乗り換えはそれほど難しくありませんが、少しめんどうと言えばめんどうです。
他社が新料金プランや新サービスを打ち出してきても、すぐに乗り換えをしないで2〜3ヶ月様子を見ながら待ってみるのもムダな乗り換えをしないためのコツかもしれません。
ひとまずワイモバイルをこのまま使い続けることにします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。