おはようございます、なべやすです。
安くなりそうで中々ならないスマホの料金。
総務省の調査「令和元年版情報通信機器保有状況」によると国内のスマホ普及率(保有状況)は世帯ベースで約8割、個人における普及率は6割を超えていて毎年右肩上がりで増え続けておりますが、その普及率が増えている割にはスマホ料金が安くなっておりません。
※参考:総務省|令和元年版 情報通信白書|情報通信機器の保有状況
格安スマホや格安SIM会社の登場により割安な料金でスマホを使うことができるようになってきておりますが、未だに大手3キャリアと呼ばれているNTTドコモ、au、ソフトバンクの料金に関しては高い水準のままです。
そんな中、格安スマホで高い人気を誇るワイモバイルとUQモバイルがスマホの料金プランを改定を行いました。
私も以前からワイモバイルを使っていてスマホ料金に関してはとても満足していますが、今回の料金プラン改定は金額そのものよりもサービス内容の充実化が図られた印象です。
はたして料金プランの見直しやスマホ会社の移行は必要となるほどの料金プラン改定なのでしょうか?
- ワイモバイルとUQモバイルの新プラン基本情報
- ワイモバイルとUQモバイルの新プラン比較ポイント!
- UQモバイルにはないワイモバイルのメリット
- ワイモバイルにはないUQモバイルのメリット
- ワイモバイルとUQモバイルの新プランはどっちがお得か?
- まとめ
- 最後に
ワイモバイルとUQモバイルの新プラン基本情報
格安スマホの中ではいつも比較されるワイモバイルとUQモバイル。
両社ともソフトバンクとauのサブブランドという位置づけで、高いクオリティーと安い料金プランで数ある格安スマホ・SIMの中でも高い人気を誇っております。
その両社が6月と7月に続けて料金プランを改定しました。
まず、2020年6月1日にUQモバイルが新料金プランで先手を切り、翌月7月1日からUQモバイルを追従するかの如くワイモバイルが新料金プランをスタートしました。
下の表はワイモバイルとUQモバイルの新料金を比較したものです。
ワイモバイル | UQモバイル | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
プラン | スマホベーシック プランS |
スマホベーシック プランM |
スマホベーシック プランR |
スマホプランS | スマホプランR | |
基本使用料 | 2,680円 | 3,680円 | 4,680円 | 1,980円 | 2,980円 | |
高速データ通信容量 | 3GB | 10GB | 14GB | 3GB | 10GB | |
高速データ通信容量 超過時の通信速度 |
最大128300kbps | 最大1Mbps | 最大300kbps | 最大1Mbps | ||
通話料 | 10分以内の国内通話は無料 | 30秒/20円※1 | ||||
新規割 | -700円 | なし | ||||
家族割引サービス等 (2回線目以降) |
-500円 | -500円 |
※UQモバイルは700円/月で国内通話10分以内/回かけ放題のオプションがあります。
※ワイモバイルは、2020年10月14日の改定により「スマホベーシックプランS」で、月間の高速データ通信容量を使い切った場合の通信速度が送受信時最大128kbpsから最大300kbpsになりました。(2020年10月28日追記)
ワイモバイルとUQモバイルの新プラン
ワイモバイルはスマホベーシックプランS、M、Rと3つのプランがあり、UQモバイルにはスマホプランS、Rと2つのプランがあります。
両社ともにシンプルでわかりやすい内容の料金プランとなっていて、とても比較しやすいです。
比較対象となるプラン
- Y!mobileスマホベーシックプランSとUQ mobileスマホプランS
- Y!mobileスマホベーシックプランMとUQ mobileスマホプランR
ワイモバイルのスマホベーシックプランR(基本使用料4,680円/月)は高速データ通信容量14GBとなっており、UQモバイルのプランにはない高速データ通信容量の大きさとなっております。
基本使用料
基本使用料はUQモバイルと比べてワイモバイルの方がスマホベーシックプランSとRともに700円高いですが、これはワイモバイルにUQモバイルの国内通話10分以内/回かけ放題のオプション(700円/月)相当があらかじめ付いているので、この条件を揃えると金額的には全く同じです。
高速データ通信容量超過後の通信速度
ワイモバイルはスマホベーシックプランM以上、UQモバイルはスマホプランRで高速データ通信容量超過後の通信速度が最大1Mbpsと同じですが、両社とも1番安いプランSだとワイモバイルで最大128kbps300kbps、UQモバイルで最大300kbpsと差が生じておりました。
しかし、ワイモバイルが2020年10月14日におこなった改定により「スマホベーシックプランS」で、月間の高速データ通信容量を使い切った場合の通信速度が送受信時最大128kbpsから最大300kbpsになりましたので、UQモバイルと同じになりました。
通話料
先ほども触れましたが、ワイモバイルには全てのプランにおいて10分以内の国内通話が無料となっております。
それに対しUQモバイルの通話料は30秒/20円となっていて国内通話10分以内/回かけ放題のオプション(700円/月)が別途用意されております。
新規割
ワイモバイルには700円/月の新規割がありますが、UQモバイルにはありません。
家族割引サービス等
ワイモバイルとUQモバイル共に2回線目以降の契約に対して500円/月の割引があります。
ワイモバイルとUQモバイルの新プラン比較ポイント!
ワイモバイルの大容量プラン(14GB)と同じプランはUQモバイルにはない
ワイモバイルのスマホベーシックプランR(基本使用料4,680円/月)は高速データ通信容量が14GBもある大容量プランです。
UQモバイルの高速データ通信容量は最大でスマホプランR(基本使用料2,980円/月)の10GBなので、ヘビーユーザーの場合はワイモバイルのスマホベーシックプランRがいいでしょう。
高速データ通信容量超過時の速度制限はUQモバイルの方が優位
一番低容量のプラン(ワイモバイルスマホベーシックプランSとUQモバイルスマホプランS)のみのことですが、高速データ通信容量超過時の速度に違いがあります。
高速データ通信容量超過時の速度
- ワイモバイル:スマホベーシックプランS→最大128kbps
- UQモバイル:スマホプランS→最大300kbps
私はワイモバイルユーザーなので高速データ通信容量超過時の速度制限については最大128kbpsのことしか知りませんが、実際に速度測定後の128kbpsを経験した感想としてはメールやLINEの文字送信がなんとかできる程度で、ネットサーフィンなどはとてもできる状態ではありませんでした。
なので追加金を払って直ぐ速度制限解除する結果となりました。
UQモバイルスマホプランSの最大300kbpsがどれほどのものかはわかりませんが、大きな期待はできないかもしれません。
月あたり17分30秒以上通話するとワイモバイルの方がお得になる
UQモバイルの通話料は30秒/20円なので月あたり17分30秒以上通話すると10分以内の国内通話が無料となっているワイモバイルの方がお得です。
ただし、UQモバイルには月額500円で最大60分/月の国内通話パックもオプションでありますので、こちらに加入すれば10分以内の国内通話がかけ放題まで必要ない場合の選択肢として最適な上、上記の月あたり17分30秒以上通話といった点もクリアできます。
逆に電話はほとんど使わない人(LINEやメールの利用で足りている人)は基本使用料の安いUQモバイルの方がお得です。
新規割があるのはワイモバイルのみ
ワイモバイルには加入翌月から6ヵ月間基本使用料が700円割引となるキャンペーンがあります。
対するUQモバイルには新規加入者に対する割引はありません。
加入翌月から6ヵ月間と限定されておりますが、UQモバイルと同じ料金になる上、ワイモバイルには10分以内の国内通話無料が付く分のお得感があります。
格安スマホの選び方はコチラ
UQモバイルにはないワイモバイルのメリット
高速データ通信量を月額500円で増量できる
データ増量オプション(月額500円)で高速データ通信量を増量できます。
- スマホベーシックプランS:3GB→4GB(+1GB)
- スマホベーシックプランM:10GB→13GB(+3GB)
- スマホベーシックプランR:14GB→17GB(+3GB)
スマホベーシックプランMとスマホベーシックプランRに関しては月額500円で高速データ通信量が3GBも増えますのでかなりお得感があります。
通話オプション加入+au IDの登録でもれなく高速データ通信量が増量されるキャンペーンがあります。
また、キャンペーンの適用期間は13カ月となっております。
※通話オプションは「かけ放題(24時間いつでも)1,700円/月」「かけ放題(10分/回)700円/月」「通話パック(60分/月)500円/月」のいずれかのことです。
ワイモバイルにはないUQモバイルのメリット
余ったデータ容量を翌月に繰り越し可能
余ったデータ容量をムダにすることなく翌月に繰り越すことができます。
高速データ通信量をあまり消費しなかった翌月は余ったデータが繰り越されるので、いつもより残量を気にせずスマホを使うことができます。
ワイモバイルユーザーの私からするとUQモバイルの余ったデータ容量を翌月に繰り越しできる点は非常に羨ましいです。
節約モードならSNSやネット検索、音楽ストリーミングがデータ消費ゼロ
専用アプリで節約モード(送受信最大300kbps、プランRは最大1Mbps)に切り替えて使うと、SNS(Facebook、Twitterなど)やネット検索、音楽ストリーミングなどがデーター消費ゼロで使うことができます。
私はスマホの利用でSNSやネット検索はかなりの割合を占めるので、専用アプリで切り替えが必要な点は少しネックですが、データ消費を気にせずスマホを使うことができる点は評価できます。
ワイモバイルとUQモバイルの新プランはどっちがお得か?
ワイモバイルの場合、UQモバイルと比べるとはじめから10分以内の国内通話無料が含まれている為、オプション追加など考える必要がありません。
通話も10分以内とはいえ無料だと気兼ねなく使える点は、ワイモバイルのお得であっていいところです。
対するUQモバイルは余ったデータ容量を繰り越せたり、SNS(Facebook、Twitterなど)やネット検索、音楽ストリーミングなどをデーター消費ゼロで使うことができるサービスがあるので、契約しているデータ容量をムダなく使うことができてお得です。
ただし、専用アプリでの管理が必要になるなど自己管理面がポイントになりますが、マメにスマホの使用状況を管理できる人にとってはメリットも多く、とてもいいサービスです。
ワイモバイルもデータ容量繰り越しが可能に
まとめ
- オプション追加とかデータ管理が苦手な人には最初から10分以内の国内無料通話も付いているワイモバイルがおすすめ!
- スマホの使用状況を自分でキッチリ管理して少しでも安くムダなく使いたい人にはUQモバイルがおすすめ!
最後に
ワイモバイルはUQモバイルよりも基本使用料は少し高いですが、10分以内の国内通話無料も付いているし、少し高いと言ってもスマホ料金としては十分安い料金なのでこのままワイモバイルでもいいのかと…。
ワイモバイル、UQモバイルのいずれにしても大手キャリアと比べてスマホ料金を大幅に安くすることができるので、スマホ料金を抑えたい人には外すことのできない選択肢です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。