おはようございます、なべやすです。
2016年11月に購入後16年間にしてはじめてオーバーホールに出した機械式腕時計のオメガ・シーマスター。
早いもので、はじめてのオーバーホールを終えてから1年が経過しました。
オーバーホールから1年経過したオメガ・シーマスターは、私の予想を超えたコンディションを保っております。
当記事では、はじめてのオーバーホールから1年経ったオメガのコンディションを報告いたします。
- 16年間ノンオーバーホールで使い続けたオメガ・シーマスター
- オーバーホールの依頼先は時計修理の千年堂
- 正規カスタマーサービス以外でオーバーホールをするメリット
- はじめてのオーバーホールから1年経ったオメガのコンディション
- 1年後も変わらぬオメガの状態にオーバーホールの必要性を感じる
- 最後に
16年間ノンオーバーホールで使い続けたオメガ・シーマスター
メンテナンスとして定期的なオーバーホールが必要な機械式腕時計を16年間もノーメンテで使い続けていたため、いくらオーバーホールしたからとは言え機械式腕時計としての機能が、どれくらい戻るものなのか心配をしておりました。
オーバーホール前のオメガ・シーマスターのコンディションはかなり悪く、時計が動いている時間(持続時間)も短く、オートマチック(自動巻き)なのに自動で巻き上がらない状態です。
そのため、毎日手巻きで使用していても持続時間が1日もたないという最悪なコンディションで、腕時計として本来の機能さえもままならない状態でした。
そして手巻きでゼンマイを巻き上げるためにリュウズを回すときも、固いというか重いような感じがするほどのコンディションで、これはいくらなんでも長い期間放置し過ぎたと反省をしました。
16年間ノーメンテで使い続けたオメガ
オーバーホールの依頼先は時計修理の千年堂
はじめてのオーバーホールにあたり、どこへ依頼をするかとても迷いました。
ネットで色々と調べた結果、メンテナンス先としては無難な「オメガカスタマーサービス」ではなく、時計修理の千年堂に愛機オメガ・シーマスターのオーバーホールを任せることにしました。
私の依頼した時計修理の千年堂はWebサイトからオーバーホールを依頼し、その後のやり取りも全てメールと宅配でおこなう、何とも今の時代を感じさせるものです。
大切な時計のオーバーホール任せるにあたって、お店のスタッフと一度も顔を会わせることがないのです。
この点はユーザーとして何かと心配要素もありますが、同様のシステムで腕時計のオーバーホールを受けている修理工房は、ネットで検索すると多数存在しております。
正規カスタマーサービス以外でオーバーホールをするメリット
正規カスタマーサービス以外の修理工房にメンテナンスを依頼するメリットは何と言ってもコストを抑えられることです。
店舗によっては正規カスタマーサービスの5~6割の価格でオーバーホールを受けているところも存在しております。
オメガに関しては「オメガ正規カスタマーサービス」にオーバーホールを依頼するとクロノグラフ以外でも60,000円以上となります。
ただし、こちらの金額にはオーバーホールに加えて、ケースとブレスレットの洗浄及び研磨と2年間の保証がついております。
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時計修理の千年堂などの修理工房にオーバーホールを依頼するとケースとブレスレットの研磨(ポリッシュ)はオプションサービスとして別料金になることが大半で、保証期間も通常は6ヶ月~1年間の場合がほとんどです。
それらを考えると「オメガ正規カスタマーサービス」のメンテナンス料金も適正価格と言えるかもしれません。
2回目のオーバーホールはコチラでしました
はじめてのオーバーホールから1年経ったオメガのコンディション
オーバーホール後1年を経過したオメガ・シーマスターのコンディションを、以下3つのチェック項目でお伝えしたいと思います。
- 持続時間と自動巻き機能
- 精度
- リュウズの固さ(重さ)
持続時間と自動巻き機能について
時計が動いている時間(持続時間)が短い状態であったシーマスターは、オーバーホール後には手巻きて使用する必要もないほど、本来の機能でもある自動巻きのみで問題なく使用でるようになりました。
また、持続時間についても、36時間位は維持されております。
はじめてオーバーホールをしたことにより、自動巻き本来の機能が改善されたことは私的には一番の改善点で、日々使用するにあたりとても快適になりました。
この状態が少しでも長く維持できることに期待したいところです。
精度について
肝心の精度に関しては、オーバーホール直後で日差+6~7秒でしたが、オーバーホール後1年経過した現在も変わらず日差+6~7秒の精度を維持しております。
機械式腕時計としては、全く問題ないレベルの精度を保てているのではないかと思われます。
ちなみにオメガホームページ内にある「よくある質問と答え」には、機械式時計について以下のような記載があります。
オメガ・機械式ウォッチに関する精度の許容誤差は?
クロノメーター認定のないウォッチの大半は、日差-1~+11秒の平均誤差となっています。機械式ムーブメントの精度はウォッチを身につける方の着用習慣によって左右されるため、異なる場合があります。資格を持つオメガの時計製造技術者は、ウォッチの精度をオメガの許容範囲内に調節することができます。
引用元:よくある質問 – OMEGA SHOP GINZA
リュウズの固さ(重さ)について
手巻きでゼンマイを巻き上げる時のリュウズを回すときの固さ(重さ)のような感じも、オーバーホール後はすっかり解消されて、その感じを1年経過した現在も維持できております。
自動巻き腕時計としての機能がすっかり戻ったので、手巻きの必要性もほとんどなくなりました。
また、以前のように手巻きでもゼンマイがしっかりと巻き上がるので嬉しい限りです。
2回目のオーバーホールから1年後
1年後も変わらぬオメガの状態にオーバーホールの必要性を感じる
オーバーホールを終えて1年経過した現在も、オーバーホール直後の状態がほとんど変わらず維持されており、機械式腕時計としての本来の機能を取り戻した状態のまま日々快適に使用することができております。
16年間一度もオーバーホールすることがなかったオメガ・シーマスターが、ここまで機能を取り戻すとは正直思いもしませんでした。
それと同時に機械式腕時計のオーバーホールの効果や必要性も実感いたしました。
オーバーホール前に比べてコンディションが格段によくなったため、オーバーホール後はオン・オフ問わず使用する頻度も自然と増えました。
最後に
機械式腕時計のオーバーホールのサイクルは「オメガ正規カスタマーサービス」で4~5年に1回を推奨しており、ネットで調べてみても5年に1回程度の意見が多く見受けられます。
このようなメンテナンスサイクルを基準にして、腕時計の調子をみながら次回のオーバーホール時期を考えていきたいと思います。
来年、同じ時期のオメガ・シーマスターが、どのような状態になっているのか今から楽しみなところです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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