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JAL国際線特典航空券のルール変更はJALマイラーにどのような影響を及ぼすのか?

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おはようございます、なべやすです。


航空会社のマイルを貯めているマイラーとして楽しみなのが、頑張って貯めたマイルの使い道です。

 

貯めたマイルの使い道は人それぞれですが、その中でも特に人気なのが特典航空券への交換ではないでしょうか?これを目的にマイルを貯めているマイラーさんも少なくありません。

 

頑張って貯めたマイルで国際線の特典航空券をゲットし、海外旅行などと考えるとこれまた夢が膨らむものです。
 

新たに導入されるJAL国際線特典航空券PULSとは

私は日頃JALマイルを貯めております。

JALマイラーとなってかれこれ12~13年経ちますが、過去に何度も貯めたマイルで特典航空券をゲットして国内旅行やグアム旅行をしております。

 

そのJALマイルが今年2018年12月より、国際線特典航空券のルールを変更いたします。

 

12月からの変更内容で特に注目となるのは、JAL国際線特典航空券PLUSの導入です。
そのJAL国際線特典航空券PLUSとは、どのようなものなのでしょうか?

JALホームページには以下のように記載されております。

JAL国際線特典航空券PLUS(以下、PLUS)とは、これまでのJAL国際線特典航空券ではキャンセル待ちになるような場合でも、追加のマイルをいただくことで、特典航空券としてご利用いただけるサービスです。
これまでのJAL国際線特典航空券の必要マイル数(以下、基本マイル数)は変更なく、基本マイル数でご予約いただけるケースに変わりはありません。なお、一部路線においてはこれまでより少ないマイル数を設定いたしますので、おトクにご利用いただけます。
PLUS導入に伴い、予約変更などのルールを一部変更いたします。
※ファーストクラスは、PLUSの対象外です。
※予約を変更する場合は、ご手配済みの特典航空券を取り消し・払い戻し* のうえ、新たにご希望の旅程でご手配ください。*払戻手数料:3,100円(税込)
※JAL国際線アップグレード特典、JMB提携航空会社特典航空券、ワンワールド特典航空券は、ルールの変更はなく、これまでどおりご利用いただけます。
(引用元:JAL公式ホームページ)

JALは今回の国際線特典航空券のルールを変更することにより、次のような改善を見込んでいるようです。
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果たしてこのJAL国際線特典航空券のルール変更は、私を含めJALマイラーにどのような影響を及ぼすのかを考えてみました。
 
 

グアム便では特典航空券の必要マイル数が最大で現状の5.9倍!

下の表が今回のJAL国際線特典航空券のルール変更の内容となります。
私が特に気になったルール変更箇所に赤マルを付けてみました。

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注目すべき変更点は主に三つです。

その中でも私が真っ先に注目したのは、マイラーにとってとても重要な必要マイルです。


特にショッピングや日常の支払いなどでコツコツとマイルを貯めている陸マイラーの私にとっては、ルール変更により必要マイルが増える様なことは絶対にあって欲しくないものです。

 

当記事の冒頭にも記載しましたが、今回のルール変更で新たにJAL国際線特典航空券PLUSができました。
 
基本的には今までの必要マイル数と変更はありませんが、特典航空券の予約をする際に追加のマイルを使うことで特典航空券をゲットできるという新たなルールが誕生しました。

JALはこの新ルールにより以下のメリットをホームページに掲載しております。
  • 今までの特典航空券では、キャンセル待ちとなる日程でも、追加マイルのご利用により予約できる日が増える。
  • 追加マイルのご利用によりすぐに予約確定できるので、旅のプランが立てやすくなる。


一見、期待できそうな新ルールに感じますが、注目しなければならないのはPULS利用時に必要とする追加のマイル数です。

 

下はルール変更後のグアム便(エコノミークラス)の必要マイル数です。
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グアム便(エコノミークラス)の基本マイル数はルール変更前と同じ片道10,000マイルですが、注目すべきは新ルールでもあるPULS利用時の必要マイル数です。

予約状況等により追加となるマイル数は変わってくるのでしょうが、最大で59,000マイルとなっているので余りにもその幅が大き過ぎます。

あくまでも最大の場合ですが、実に現状の5.9倍です!

グアムと同じく人気路線のハワイもホノルル便(エコノミークラス)で基本マイル数は片道20,000マイルですが、PULS利用時の必要マイル数は最大で107,000マイルとこちらも現状の5倍以上です!

 

果たしてこのシステムを受け入れられるJAL マイラーがいるのでしょうか?コツコツと地道にJALマイルを貯めてきた陸マイラーの私にはとても受け入れられません。

シンガポール、ホーチミンシティ、フランクフルトなどの一部路線においては、これまでより少ないマイル数が設定されお得になるるそうですが、それ以外のほとんどの路線はグアムやハワイ路線と同様の設定マイル数変更が行われます。
 

予想としては、子どもの夏休み期間でもある繁忙期などは、PULS利用時の追加マイル数も最大マイル数寄りになってくるのではないかと思います。

 

少なくとも争奪戦が起こる時期のグアム路線において、基本マイルで予約できることはないような気がします。

もしそうなったとしたら、コツコツ貯めたマイルの使い方としては現実的ではありません。

 

せめて基本マイルの2~3割増で収まればPULSの利用価値も高く、ユーザーとしても新ルールへの変更はメリットとなりますが、まずその可能性は極めて低いでしょう。
 
 

JAL国際線特典航空券の予約変更ができなくなることによる影響は?

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JALマイレージに限ったことではないかと思いますが、特典航空券をゲットするのはそう容易ではありません。
 
行く時期や行き先にもよりますが、特に子どもたちの夏休みシーズンでもある7月後半から8月中の期間の国際線特典航空券をゲットするのは至難の技です。

JALの場合、国際線は330日前の午前10時からネット又は電話で特典航空券の申し込みが可能なので、私は申し込み開始時間と同時にネットで特典航空券の予約に取り掛かるようにしております。

我が家の目的の行き先はグアムOnlyなので、その路線の人気度の高さからも特典航空券を取得するにあたって毎回争奪戦となります。

しかも、約1年先の休みを予定できるほど、サラリーマン生活は自由でありませんので、この予約方法にはギャンブル的要素も含まれております。

予約に至っては、より確実性を増すために330日前の午前10時から往路と復路を片道ずつ予約するようにしております。
 
この方法で難なくゲットできればいいのですが、そうも上手くいかないことが大半です。

予約開始時間の午前10時と同時に予約日を指定するのですが、既に「キャンセル待ち」となっていたり、空席があっても予約手続きの過程で搭乗者情報を入力している際に空席がなくなってしまうことも多々あります。

そこでよく使う方法があるのですが、まず事前に希望路線のどこかの日程にキャンセル待ちで予約を入れておきます。そしてその予約を実際に行く日程の330日前の予約開始時間午前10時と同時に日程変更をします。この方法だと変更手続きだけとなるので、新たに搭乗者情報を入力する行程を省くことができます。

ここがポイントです。搭乗者情報を入力する行程を省くことにより時間短縮ができるので、搭乗者情報を入力している際に空席がなくなってしまう可能性を下げることができます。

この予約方法での効果は結構高いようで、ネットでも非常によく見かけます。
 
しかし、今年12月から開始する新ルールでは予約変更が不可となるので、この予約方法は使うことができなくなります。

国際線特典航空券をゲットするために有効な手段の一つでもあるので、この方法が使えなくなるのは残念ですが、この方法が使えなくなるのは私だけでなく皆同じことです。

もし予約変更ができなくなったことにより、確実性の高い日程に予約を入れる人が増えるようになったとしたら、330日前からの争奪戦もライバルが少なくなり、国際線特典航空券をゲットできる可能性が今までよりも上がるかもしれません。

JAL国際線特典航空券PULSの誕生によりキャンセル待ちが廃止!

私が過去に人気路線でもあるグアム便の国際線特典航空券をゲットしてきた中の殆んどはキャンセル待ちによるものです。

気長に待たなければならない上に確実性がないなど、旅行のプランが立てにくいデメリットはありますが、これまでの実績からしてもキャンセル待ちは意外とバカにできないものです。

キャンセル待ちは比較的に搭乗日近く(約1ヶ月前後)にゲットできることが、過去の経験から多いように感じます。スケジュール変更に柔軟な対応ができる人にとっては有効な手段でもあります。

しかし、今年12月から開始するJAL国際線特典航空券の新ルールではPULSの誕生によりキャンセル待ちが不可となるので、今後は使うことができなくなってしまいます。(ファーストクラスは可能です。)

「これで不確かな方法でもあるキャンセル待ちからも開放か~」「今後はPULSを利用してすんなり特典航空券予約だ!」とポジティブに考えたいところですが、先ほど記載したようにPULS利用時の追加マイル数(追加マイル数の幅)を見る限りでは、とてもキャンセル待ちの廃止をポジティブに考えることなどできません。

過去に人気路線でもあるグアム便の国際線特典航空券の大半をキャンセル待ちによりゲットしてきた私にとっては、キャンセル待ちができなくなることはマイナス要因しかないと思っており残念でなりません。
 

新ルールを利用してから今後のマイルライフを考える

2018年12月からの国際線特典航空券のルール変更により、少なくとも使用するマイル数が現状のルール下よりも増えるなどの影響が出ることは避けられそうにありません。

シンガポール、ホーチミンシティ、フランクフルトなどの一部の路線では、基本マイル数がこれまでより少なくなるそうですが、これらの路線を利用する人は別として大半のマイラーは現状よりも多くのマイル数を使うことになるでしょう。

 新ルールへの変更に伴いJALマイルの付与率が上がるなどの改善的な見直しが行われるといいのですが、現状のままで行くとなると今後JALマイラー(会員)としてのメリットを考えさせられる時期がやって来るような気がします。
JAL国際線特典航空券ルール変更の対策は?

今回のルール変更は国際線特典航空券のみとなっておりますが、今後は国内線にも同様のルール変更が行われるかもしれません。
もしそのようなことになった場合は、その対策として特典航空券以外の特典利用(eJALポイントへの交換など)もマイルの使い道として視野に入れる必要が出てくるかと思われます。

ルール変更が発表された段階である今はマイナス要素の方が多い様に感じますが、いずれにしても新ルールがスタートしてみなければ分かりません。

とりあえず新ルールをしばらく利用してみて、その行く末を見てから今後のマイルライフを考えてみたいと思います。

今できることは、12月からスタートするJAL国際線特典航空券のルール変更が、私を含めたJALマイラーたちにとって改悪とならないことを祈ることです。

果たして新ルールへの変更は吉と出るのでしょうか?凶と出るのでしょうか?

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。