ベールに包まれている住宅ローンの審査基準!
それ故に住宅ローンの申込をする人にとっては何かと不安材料が多いものです。
おはようございます、なべやすです。
今回のテーマですが、前回と同じく住宅ローンについてのブログ記事です。
住宅ローンの審査は、そのことについて金融機関等から特段公開されている基準などはなく、借入れを申込む者からすると「一体どのような基準で審査は行われているのか」「審査通過の為には何が必要とされているのか」など、まだまだベールに包まれた部分の多い世界です。
ネットで調べると住宅ローンの審査についての記事はとても多く出てくるのでたくさんの情報を得る事もできますが、逆に審査に落ちた内容の記事などを目にすると「なぜ、属性の高い人なのに審査に通らなかったのだろう?」と思える記事も度々見かけます。
ただでさえ謎の多い住宅ローン審査な上に、そのような記事を借入れ申込前に目にすると、果たして自分は大丈夫なのか不安になったりもしたものです。
初めてのことなので、知らないことばかりの住宅ローン。
そのようなこともあり、私も住宅ローンの相談には3つの金融機関(都市銀行、信用金庫、モーゲージバンク)に行きました。
- 重要ポイント!提出書類の準備は抜かりなく!
- 準備は大変だがネット銀行の住宅ローンもおすすめ!
- クレジットカードの延滞や他のローンは絶対ダメ!
- 年収の高さよりも安定した収入が重要
- 住宅ローンの相談は複数の金融機関でしよう
重要ポイント!提出書類の準備は抜かりなく!
住宅ローンの申込には、審査に必要とされる様々な書類の提出が金融機関から求められます。
私の場合、住宅金融支援機構のフラット35を申込しましたので、他の銀行等の住宅ローンの申込に必要となる書類とは異なる部分もあるかと思われますが、取り扱い金融機関であるモーゲージバンクへ下記の書類を提出をいたしました。
- 印鑑証明書 1通(原本)
- 住民票 1通(原本)
- 住民税課税証明書 2期分(原本)
- 源泉徴収票 2年分(コピー)
- 健康保険証(コピー)
- 運転免許証(コピー)
※上記の提出書類以外に実印を申込手続きに使用しますので用意が必要となります。
今まで実印を使うような機会は自動車の購入時などしかありませんでしたが、不動産関係の手続きには実印をよく使います。
住宅ローンの申込先が、我が家の購入した物件のハウスメーカーグループの出資会社であるモーゲージバンクであった為、購入物件に関する提出資料等(不動産売買契約書の写しなど)はハウスメーカーからモーゲージバンクへ提出されたので私から準備する必要はありませんでした。
提出書類の準備は何かと大変なので、このあたりは非常に助かりました。
準備は大変だがネット銀行の住宅ローンもおすすめ!
住宅ローンはネット銀行でも借りることができます。
ネット銀行は金利や融資事務手数料も低く魅力的なのですが、提出書類の準備を全て自分でする必要があるので時間と労力が必要となります。
わからないことなどの問合せも可能でしょうが、実店舗がある金融機関の方が担当スタッフなどもいるので問合せの際には便利でしょう。
私も楽天銀行の口座がありましたので、当初は借入れの最有力候補として検討していたのですが、提出書類の準備をする際の問合せのことを考え借入れ先の候補から外してしまいました。
金利や融資事務手数料を少しでも低く抑えたい場合は、時間と労力が掛かりますがネット銀行がオススメ!
住宅ローンの借入先の有力候補として考える必要があります。
クレジットカードの延滞や他のローンは絶対ダメ!
クレジットカードの与信枠は審査に影響しない?
フラット35の申込書類の中には、所有しているクレジットカードについて記入する欄もありました。
記入する内容は、クレジットカード会社名と与信枠(利用限度額)及び支払い回数でした。
後ほどフラット35の審査についていくつか担当者に質問をしてみましたが、クレジットカードに関しては支払い回数と延滞履歴の有無が審査のポイントになるとのことでした。
私はクレジットカードの与信枠が大きいと審査に影響するのかと思っていたのですが、重要なのは与信枠よりも支払い回数と延滞履歴だそうです。
クレジットカードを利用した際の支払い回数は1回払いがいいそうで、複数回払いやリボ払いなどは審査にあまりよくないそうです。
そして当然ですが延滞履歴は絶対にダメ!とのことでした。
ただし、クレジットカードを所有することが審査に対して良くないのではなく、注意点はクレジットカードの使い方であり、延滞などなく支払いが通常通り行われていれば逆に金融機関に対する信用にも繋がるのではないでしょうか。
金融機関は個人信用情報機関で住宅ローン申込者の支払い履歴を確認している
その他にも金融機関等から他の借入れがないかも重要なポイントになります。
こちらに関しては不動産会社のスタッフからも再三言われておりました。
自動車ローンなど他にも借入れがあると借入額に影響したり、延滞などがあると審査に大きく響くようです。
これらのことを確認するために、金融機関は個人信用情報機関(全国銀行個人信用情報センター、株式会社日本信用情報機構、株式会社シー・アイ・シー)からの情報を確認にしているとのことです。
自分自身でも個人信用情報機関から支払い状況等の信用情報を開示してもらうことが可能ですので、心配な場合はご自身で一度確認されるといいと思います。
情報開示には手数料が掛かりますが、インターネット環境のあるパソコンやスマホからも確認することが可能です。
年収の高さよりも安定した収入が重要
収入にバラツキがある人は要注意!
年収に関しては借入可能額にも関係してくるので、大半の人は気にもなり心配なところではないでしょうか。
私自身も年収に関してはかなり心配したポイントでもあります。
その年収ですが、前年と比較して変動が少ない(収入に開きがない)ことが審査にとってはいいそうで、こちらも私が思っていたのは所得の高い人の方が審査には有利ではないかと思っておりました。
もちろん、所得が高い方が借入額に関しても有利に働くことがあると思われますが、高所得の人でも前年と比較して200万円も所得が変動してしまったりしては、いくら申込時の所得が高かったとしても審査にいい影響を与えないそうです。
つまり、年収がそれほど高くなくても、所得に変動が少なく安定した額の収入を得られることが審査に好影響となるとのことです。
さすがに200万円からの所得変動がある方は少ないかと思われますが、高所得の人だとそのような額の減収があるのでしょうか。
いずれにしても所得に波のある人は要注意です。
大企業でないからと言って審査に不利になることはない?
勤務先についても私が心配した点のひとつです。
勤務先の規模が小さい私は、住宅ローン審査に不利になるのではないかという考えを常々持っておりました。
このことに関しては住宅ローン相談に足を運んだ各金融機関に質問をしてみました。
各金融機関とも回答は、公務員や大企業であることは審査の際に高く評価されることがあるが、中小企業であるから必ずしも不利になったり借入れが難しくなるといったことはないと言っておりました。(私への配慮かもしれませんが。)
重要なのは、勤務先が案程した企業(長期運営の実績など)であることや住宅ローン申込者の勤続年数が審査に影響するとのことでした。
住宅ローンの相談は複数の金融機関でしよう
写真:フリー素材ぱくたそ(www.pakutaso.com)
住宅ローンの借り入れは、ほとんどどの人が初めての経験であることもあり、実際に私もそうでしたが知らないことが多々あるかと思われます。
それ故に審査に関する心配ごとは常に出てきますので、事前に金融機関へ住宅ローン相談に行くようにした方がいいと思いました。
それも、可能であれば複数の金融機関へ相談に行くことができるとより良いのではないかと思います。
そして、明らかに審査に不利となるようなものは事前に解決するようにしておきましょう。
今回のブログ記事は住宅金融支援機構のフラット35の申込においての内容ですが、他の住宅ローン審査にも共通する点はあるかと思われますのでご参考までに。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。