おはようございます、なべやすです。
マイホーム購入は、多くの人にとって人生で最も大きな買い物のひとつです。
できることなら直感的に「これだ!」と即決したいところですが、実際には慎重に比較検討を重ねる方も少なくありません。
わが家も、購入計画を始めたのは2016年5月。
そして契約に至ったのは2017年1月下旬と、約8ヶ月の時間をかけてようやく念願のマイホームを手に入れることができました。
では、一般的にはどれくらいの期間でマイホーム購入を決断しているのでしょうか?
実は、住宅情報サイト「SUUMO」の調査によると、約50%の人が半年以内に購入を決めているというデータもあります(※現在はページが削除されています)。
当記事では、その背景や理由をふまえながら、マイホーム購入までの平均的な検討期間について紹介していきます。
- 約50%の人たちは半年以内にマイホーム購入を決めている!
- マイホーム購入はいつがベスト?1年以内の決断が多い理由
- すべて希望通りは難しい?妥協が満足度につながる理由
- マイホーム購入で後悔しないためのチェックポイント
- まとめ|マイホーム購入は「期限」と「納得」のバランスが鍵
- 最後に
約50%の人たちは半年以内にマイホーム購入を決めている!
下のグラフはSUUMOホームページに掲載されているものです。
大手住宅情報サイト「SUUMO」の調査によると、約50%の人が半年以内にマイホームを購入していることがわかっています。
さらに、約75%の人が1年以内に購入を決断しているというデータもあり、想像以上に早く決断している方が多いことに驚かされます。
人生で最も大きな買い物の一つであるマイホーム。
それにもかかわらず、半数もの人が半年以内に決断しているというのは、「そんなに早く決めて大丈夫なの?」と思ってしまう人もいるかもしれません。
私たち家族の場合、購入計画を始めたのは2016年5月で、契約に至ったのは2017年1月下旬です。
約8ヶ月という期間をかけてようやく理想の物件に出会うことができました。
この期間は、「SUUMO」のデータでいうところの1年以内に決断した人に該当します。
実際のマイホーム探しは意外と時間がかかる
私たちが購入したのは「新築一戸建て」でしたが、実際にマイホーム探しを始めると、気になる物件情報を見つけてから、不動産会社に問い合わせ、日程を調整して見学に行く……という流れになります。
そのため、1物件ごとの検討にも予想以上の時間がかかります。
効率よく物件を見学するためには、事前にいくつか候補をピックアップしておき、1日で複数件を回るスケジュールを立てることが大切です。
そうしないと、見学だけで数週間〜数ヶ月があっという間に過ぎてしまいます。
少ない件数で決断する人も
中には、わずか数件の見学で即決する方もいます。
実際、私の職場にも「1件だけ見て、すぐに購入を決めた」という人がいますが、これはかなりの少数派だと思います。
たまたま条件がぴったり合っていたか、もしくは事前にリサーチを徹底していたのかもしれません。
いずれにしても、「半年以内に購入を決めた人たち」は、情報収集の段階からフットワーク軽く動き、効率的に判断を下せた人たちといえるのではないでしょうか。
マイホーム購入はいつがベスト?1年以内の決断が多い理由
マイホーム探しは、早く決めたからといって必ずしも成功とは限りません。
家族構成やライフスタイル、予算、将来設計など、人それぞれ事情が異なるため、「この期間内に決めるべき」といった絶対的な正解はないのが実情です。
とはいえ、実際に購入した人のデータを見ると、約75%の人が1年以内にマイホーム購入を決断しています。
私たち家族もその中の一組で、最終的に購入までにかかった期間は約8カ月でした。
長引く検討が必ずしも良いとは限らない
「じっくり時間をかけて、納得いくまで探したい」という気持ちは多くの人が持っていると思います。
実際、SUUMOの調査では5年以上かけて検討した人もいるとのこと。
しかし、時間をかけすぎることで、逆に「いつまでも決められない」という状況に陥ってしまうケースもあります。
私自身も慎重な性格で、10件以上の物件を見学しました。
たしかに、たくさん見れば見るほど目が肥えてくるというメリットはありますが、その一方で判断が鈍り、決断を先延ばしにしてしまうこともあるのです。
決断を先延ばしにしないために期間を区切る
マイホーム購入はタイミングも重要です。物件との出会いや価格、住宅ローンの金利など、好条件が揃ったときにすぐ動けるかどうかが大きな分かれ道になります。
検討期間が長すぎると、「買い時」を逃してしまうリスクがあるのも事実です。
だからこそ、「納得のいく物件が見つかるまで無期限に探し続ける」のではなく、ある程度の期間を区切って行動することが大切です。
私たちも「年内には決めたい」という目標を立てていたことで、結果的に行動が明確になり、購入までスムーズに進めることができました。
すべて希望通りは難しい?妥協が満足度につながる理由
マイホーム購入においては、「注文住宅」「新築一戸建て」「分譲マンション」など、どの選択肢であっても納得と同時にある程度の妥協が必要不可欠ではないでしょうか。
妥協=後退ではなく、前向きな選択肢
「妥協」と聞くとネガティブな印象を受けがちですが、物件選びにおいては前進するための前向きな判断と捉えることもできます。
たとえば、立地は完璧でなくとも間取りが理想に近い、築年数はやや古くても価格や広さが魅力的、こうした「何を優先し、どこを譲るか」の見極めが、結果的に満足度の高い購入につながるケースは少なくありません。
私自身、こだわりすぎて決断できない時間が長引くことの方が、むしろ後悔につながるのではないかと感じました。
特に多くの物件を見学すればするほど、目が肥えて理想が高くなる一方で、「ここだ」と思える物件にも迷いが生じてしまうことがあります。
合格点を見つける感覚が大切
マイホームは、すべての条件が100点満点になることは極めて稀です。
だからこそ、「総合的に見て合格点かどうか」という視点がとても大切になります。
「完璧」を求めすぎるあまり、購入のタイミングを逃し続けてしまえば、マイホームに住める日はどんどん先延ばしになってしまいます。
実際に「SUUMO」の調査データでは、約半数の人が半年以内、約75%の人が1年以内に購入を決断しているとのこと。
この数字からも分かるように、ある程度の見極めと妥協を経て、多くの人が決断に至っているのです。
長く住むことこそが最大の満足につながる
こだわり抜いた完璧な家よりも、「ここで暮らそう」と早めに決断できた家に一日でも長く住めることこそが、本当の満足感を生むのではないでしょうか。
現実的な視点を持ちつつ、無理のない範囲でベストな選択をする、それがマイホーム購入成功への近道かもしれません。
マイホーム選びは何を重要視するか?
マイホーム購入で後悔しないためのチェックポイント
マイホーム購入は一度きりの大きな決断であるため、できるだけ後悔のないように進めたいものです。
実際に購入経験のある立場から見て、事前にチェックしておいてよかったと感じたポイントを紹介します。
希望条件に「優先順位」をつける
全ての条件を満たす物件は、現実にはなかなか出会えません。
価格・立地・間取り・築年数など、希望条件をリストアップし、「譲れない条件」と「妥協できる条件」を明確にしておきましょう。物件を比較する際にも迷いが少なくなります。
住みたいエリアの「生活環境」を確認する
通勤や通学の利便性だけでなく、周辺のスーパー、病院、学校、公園の位置なども確認しておきましょう。
昼と夜で街の雰囲気が変わることもあるため、できれば時間帯を変えて何度か訪れるのがおすすめです。
将来を見据えた「資金計画」を立てる
「買える金額」ではなく「無理なく返済できる金額」を基準にすることが大切です。
住宅ローンの返済だけでなく、固定資産税やメンテナンス費用、子どもの教育費など将来の出費も見据えて資金計画を立てておくと安心です。
まとめ|マイホーム購入は「期限」と「納得」のバランスが鍵
マイホーム購入は、人生で最も大きな買い物のひとつです。
だからこそ慎重になるのは当然ですが、多くの人が半年〜1年以内に決断しているというデータからもわかるように、ある程度の「期限」を意識した行動が重要です。
また、すべての条件がそろった理想の家に出会えるケースは稀なこと。
優先順位を明確にし、納得のいく妥協を取り入れることが満足度の高い購入につながることも少なくありません。
理想を追い求めすぎて時間だけが過ぎていくのではなく、「ここまでに決める」という目安を設けながら、自分なりの合格点を見つけていくことが、後悔のないマイホーム購入につながるのではないでしょうか。
大きな決断をするためにすべきことは?
最後に
マイホーム購入は、多くの人にとって一生に一度の大きな買い物です。
だからこそ、納得がいくまでじっくり検討したいと思うのは当然のこと。
しかし実際には、「早めに決断して良かった」という声が多いのも事実です。
完璧な物件を探し続けるよりも、自分たちにとって本当に必要な条件に優先順位をつけ、ときには柔軟な考え方や前向きな妥協をすることが、満足のいく住まいにつながるケースもあります。
当記事が、マイホーム購入を検討されている人にとって、タイミングや判断のヒントとなれば幸いです。
ぜひ、自身や家族にとってベストな選択を見つけてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。