おはようございます、なべやすです。
ワイモバイルのスマホを他のキャリアのSIMカードで使いたい場合は、SIMロック解除が必要になります。
SIMロック解除とは、ワイモバイルの端末を他社のSIMカードで使えるようにすることです。
では、ワイモバイルのSIMロック解除は自分でできるのでしょうか?
答えは、できます。
私は実際に、Android端末2台とiPhone SE(第2世代)1台のSIMロック解除をしました。
ただし、SIMロック解除には、いくつかの条件を満たしている必要があります。
具体的には、以下の4つです。
- SIMロック解除が可能な機種であること
- ワイモバイルのスマホを購入してから101日以上経過していること
- ネットワーク利用制限を受けていない製品であること
- ワイモバイルのスマホ本体が故障していないこと
これらの条件を満たしていれば、ワイモバイルとの通信契約の有無やワイモバイルで購入したスマホであるかないかにかかわらず、自分でSIMロック解除の手続きをすることができます。
当記事では、ワイモバイルのSIMロック解除に必要な条件と手順をわかりやすく解説します。
ワイモバイルのSIMロック解除を検討している人はもちろん、他のキャリアでSIMロック解除を検討している人も、ぜひ読んでみてください。
- SIMロックとは何か
- SIMロック解除のメリットとデメリット
- ワイモバイルのスマホをSIMロック解除する際に必要な条件
- ワイモバイルのスマホを自分でSIMロック解除する手順
- 2021年10月以降に購入したスマホは原則SIMフリー
- 最後に
SIMロックとは何か
SIMロックとは、携帯電話やスマホなどの端末に、特定の通信事業者のSIMカードしか使えないように制限をかけることです。
SIMロックがかかっていると、その端末は契約したキャリアのSIMカードしか使えません。
例えば、ドコモのスマホにはドコモのSIMカードしか使えないということです。
ところが、そのようなスマホのSIMロックを解除すると、原則として他のキャリアのSIMカードも使えるようになります。
つまり、SIMフリー端末と同様になるわけです。
SIMロック解除のメリットとデメリット
スマホを購入した後に、SIMロック解除をするかどうか迷う人も多いかと思います。
では、SIMロック解除には、どんなメリットとデメリットがあるのでしょうか?
まずは、メリットから見ていきましょう。
SIMロック解除のメリット
SIMロック解除のメリットは、基本的にコスト面と使い勝手の向上です。
具体的には、以下のようなメリットがあります。
キャリアを自由に変えられる
メリットの一つは、通信事業者(キャリア)を自由に変えられることです。
SIMロック解除をすれば、基本的に自分の好きなプランやサービスを選べます。
例えば、格安SIMに乗り換えると月々の料金を安く抑えられ、通信費を節約することができます。
他にも、海外旅行に行くときに、現地で使えるプリペイド式のSIMカードを使えば、旅先でも日ごろと同じ感覚でスマホを使うことができます。
SIMロック解除したスマホを使う場合は、周波数帯(バンド)に注意しましょう。
周波数帯(バンド)とはスマホが通信するために使う電波の範囲のことで、各キャリアによって異なります。
大半の端末は問題なく使用できると思いますが、SIMロック解除したスマホが他のキャリアで使えるかどうか、念のため確認しておくと安心です。
周波数帯(バンド)の互換性は、キャリアの公式サイトなどで調べることができます。
スマホを売りやすくなる
次に、SIMロック解除をすると、端末の価値が少なからず上がります。
SIMロックされている端末は、同じキャリアのユーザーしか買いたがらないかもしれませんが、SIMロック解除されている端末は、どのキャリアのユーザーでも使えるため、需要が高くなるからです。
また、中古市場では、SIMロック解除されている端末の方が高く売られている傾向があります。
これらにより、端末を売却するときは有利になることが考えられます。
SIMロック解除のデメリット
SIMロック解除にもデメリットがあります…といった説明に進むのが一般的ですが、基本的にはSIMロック解除にデメリットはありません。
強いて挙げるとすれば、以下の2つがデメリットまたは注意点になります。
SIMロック解除をするのに手数料が発生する場合がある
SIMロック解除をするのに手数料が発生する場合があるというのは、通信事業者(キャリア)の契約条件によって異なります。
一般的には、通信事業者(キャリア)のショップにSIMロック解除をお願いすると解除手数料が必要になりますが、自分でキャリアのサイトを介して行えば無料で解除できる場合がほとんどです。
端末購入日から一定期間が過ぎないとSIMロック解除できない場合がある
端末購入日から一定期間が過ぎないとSIMロック解除できない場合があるというのは、通信事業者(キャリア)が定める契約上の制約です。
しかし、消費者の利便性や競争促進の観点から、SIMロック解除の要件や手続きが緩和されてきました。
現在、通信事業者(キャリア)から購入する端末は、SIMロック解除されているものがほとんどです。
現状、SIMロックされている端末でも、多くの通信事業者(キャリア)は端末購入日から101日以上経過していればSIMロック解除が可能です。
詳しくは、キャリアのホームページや店舗で確認できます。
以上のように、SIMロック解除を行う前には、メリットとデメリットに注意してください。
ワイモバイルのスマホをSIMロック解除する際に必要な条件
SIMロック解除はワイモバイルとの通信契約の有無や製品の購入場所、支払い方法などによって、可能な期間や手数料が異なる場合があります。
ワイモバイル端末をSIMロック解除する際に必要な条件は、以下の通りです。
- SIMロック解除が可能な製品であること
- ワイモバイルのスマホを購入してから101日以上経過していること
- ネットワーク利用制限を受けていない製品であること
- ワイモバイルのスマホ本体が故障していないこと
これらの条件を満たしている場合は、ワイモバイルの公式サイトやワイモバイルショップでSIMロック解除の手続きを行うことができます。
ワイモバイルの公式サイトから自分でSIMロック解除の手続きを行えば無料ですが、ワイモバイルショップでのSIMロック解除には、手数料(税込3,300円)がかかります。
ワイモバイルのスマホを自分でSIMロック解除する手順
SIMロック解除の手順は、ワイモバイル端末の購入先や契約状況によって異なります。
一般的には、以下2つの方法があります。
- My Y!mobile からオンラインで手続きする
- ワイモバイルショップで手続きする
ワイモバイルのスマホは一定の条件を満たすことにより、ワイモバイルとの契約の有無やワイモバイルで購入したスマホであるかないかにかかわらず、自分でオンラインでSIMロック解除の手続きをすることができます。
自分でSIMロック解除手続きをすれば、コストもかかりません。
ただし、そのスマホがワイモバイルで購入した場合とワイモバイル以外で購入した場合とで方法が異なります。
ここからは、ワイモバイルのスマホを自分でSIMロック解除する手順を紹介します。
ワイモバイルで購入した機種のSIMロック解除方法
ここからは、ワイモバイルで購入した機種のSIMロック解除方法になります。
ワイモバイルで購入した機種のSIMロック解除方法は、以下の通りです。
ワイモバイルの公式サイトにアクセスまたはワイモバイルアプリを経由し、My Y!mobileにログインします。
画面左上のメニューまたは画面上部のタブから【契約内容の確認・変更】をタップし、ページ下部にある関連メニューから【SIMロック解除の手続き】のページを開きます。


【製造番号(IMEI番号)】を入力して【次へ】をタップすると手続き確認の画面になりますので、「製造番号(IMEI番号)と機種名」を確認して【解除手続きをする】をタップします。


手続きが完了すると以下の画面に変わり、「解除コード」を確認できます。
SIMロックの解除コードは、ショートメール(SMS)でも送られてきます。
Google Pixel 以外のスマートフォンでは、他社のSIMカード挿入時にSIMロック解除コードが必要とソフトバンク公式サイトに掲載されていますが、iPhone SE(第2世代)1台のSIMロック解除をした際は解除コードがありませんでした。
iPhoneの場合は、「設定」→「一般」→「情報」にてSIMロックの状況を確認するができます。
SIMロック解除をした端末に他のキャリアのSIMカードを挿入し、電源を入れSIMロックを解除します。
機種により多少の違いはあるかと思われますが、一般的には以下のような方法になります。
- 電源を切り、他のキャリアのSIMカードを挿入します。
- 電源を入れると、SIMロック解除コードの入力画面が表示されます。
- SIMロック解除コードを入力し、OKボタンを押します。
- SIMロック解除が完了したら、画面にメッセージが表示されます。
以上がワイモバイルで購入した機種のSIMロック解除方法です。
この方法は、ワイモバイルで購入した端末に限られます。
なお、SIMロック解除後は、キャリアの設定やAPNの設定などを行う必要があります。
詳しくは、各キャリアのサポートページを確認してください。
SIMロック解除してスマホ料金を節約
ワイモバイル以外で購入した機種のSIMロック解除方法
ここからは、中古スマホや知人から譲り受けたスマホなど、ワイモバイル以外で購入または入手した機種のSIMロック解除方法について説明します。
ワイモバイル以外で購入した機種のSIMロック解除手続きは、My Y!mobileからではなくMy Softbankから行います。
一般的には、ソフトバンクで販売されていた製品のSIMロック解除に使われる方法ですが、中古ショップなどで購入したワイモバイル端末にも使うことができます。
なお、ソフトバンクとの通信契約がない場合でも、「SoftBank ID」を作成することによりSIMロック解除手続きは可能です。
ワイモバイルのユーザーにはSoftBank IDを割り当てられていますが、そのIDではMy SoftbankにログインできたとしてもSIMロック解除手続きはできません。
SIMロック解除手続きをするためには、新たにSoftBank IDを作成する必要があります。
SoftBank IDを作成
「SoftBank ID」を作成および「SIMロック解除の手続き」をするには以下のものが必要になるため、あらかじめ準備しておきます。
- SMSの受信ができる携帯電話番号
- 本人確認資料(運転免許証、運転経歴証明書、マイナンバーカード、在留カード(一般永住)または特別永住者証明書のいずれか1点)
- Android6.0以上または、iOS11以上と搭載したスマートフォン(2021年4月20日現在)
ログイン/ID新規作成 | ソフトバンクのページに移動したら「SoftBank IDをお持ちでない方」の箇所にある【同意して、新規作成する】をクリックし、SoftBank IDの新規作成を進めていきます。
初回のみ本人確認が必要です。
My SoftbankでSIMロック解除を行うにあたって、本人確認が一番の難関(手間)になります。
運転免許証などの撮影や顔写真および顔動画撮影も送信する必要があるため、少々時間と手間はかかりますが、初回のみで終了です。
本人確認の流れ
「本人確認書類を選択」→「本人確認書類を撮影」→「顔撮影」→「顔動画撮影」→「完了」
本人確認の手続きが完了すると審査に2日~3日程度かかる旨の表示がありましたが、私の場合は10分程度で審査結果が登録の電話番号宛にSMSで届きました。
My SoftbankでのSIMロック解除手続き
審査完了のSMSが届いたら、記載されているリンクからSIMロック解除の手続きを下記のように進めていきます。
なお、SIMロック解除の手続きは解除対象のスマホからでなくても可能です。
事前にSIMロック解除したい機種のIMEI番号を確認しておきます。
IMEI番号は、スマホの設定画面や箱に記載されている15桁の数字です。
審査完了のSMSに記載されているリンクにアクセスし、SIMロック解除手続へ進みます。
登録の電話番号宛にSMSで確認番号が届くので、入力して次へ進みます。


手続きが完了すると以下の画面に変わり、「解除コード」を確認できます。
SIMロックの解除コードは、ショートメール(SMS)でも送られてきます。
Google Pixel 以外のスマートフォンでは、他社のSIMカード挿入時にSIMロック解除コードが必要とソフトバンク公式サイトに掲載されていますが、iPhone SE(第2世代)1台のSIMロック解除をした際は解除コードがありませんでした。
iPhoneの場合は、「設定」→「一般」→「情報」にてSIMロックの状況を確認するができます。
SIMロック解除をした端末に他のキャリアのSIMカードを挿入し、電源を入れSIMロックを解除します。
機種により多少の違いはあるかと思われますが、一般的には以下のような方法になります。
- 電源を切り、他のキャリアのSIMカードを挿入します。
- 電源を入れると、SIMロック解除コードの入力画面が表示されます。
- SIMロック解除コードを入力し、OKボタンを押します。
- SIMロック解除が完了したら、画面にメッセージが表示されます。
以上が、ワイモバイル以外で購入した機種のSIMロック解除方法です。
この方法を使えば、ソフトバンクの中古スマホを買ってワイモバイルのSIMで使うこともできます。
なお、SIMロック解除後は、キャリアの設定やAPNの設定などを行う必要があります。
詳しくは、各キャリアのサポートページを確認してください。
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2021年10月以降に購入したスマホは原則SIMフリー
2021年10月1日以降に購入したスマホは、原則SIMフリーということをご存知でしょうか?
総務省は消費者の利便性を高めるため、10月1日以降に販売するスマホについて、SIMロックを原則禁止にする旨をガイドラインに記しております。
つまり、現在、各キャリアから販売されているスマホは原則としてSIMフリーということになるため、例外を除きSIMロック解除の必要がありません。
このことにより、あとから自分の好きなプランやサービスを選ぶことができるようになっております。
大手キャリアからの乗り換えに最適!
最後に
SIMロック解除をすると、自分の好みや予算に合った端末を選ぶことができ、スマホの選択肢が広がります。
例えば、ソフトバンクから発売されたスマホで気に入ったものがあり、自分はワイモバイルのユーザーだという場合には、SIMロック解除をすればその端末を使うことが可能です。
もちろん、格安SIMに乗り換えれば、スマホ料金の節約にもつながります。
これらのように、SIMロック解除をすると様々なメリットが生まれます。
しかし、SIMロック解除には一定の条件や手続きがあるため、事前に確認が必要です。
あらかじめ目的を考えておきながら、SIMロック解除の必要性を決めるようにしましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。