おはようございます、なべやすです。
一昔前に比べて現金を使う機会は随分と少なくなったように感じます。
日常の決済方法にクレジットカードや電子マネーを利用する機会が増えたことにより、世の中ではキャッシュレス化が進みました。
気がつけば、自分も知らぬ間にその時代の波に乗ってしまいる一人です。
ところが、よく考えてみるとキャッシュレス化は意外にも昔から始まっていたことに気づかされることになりました。
- キャッシュレスとは
- 経済産業省が推進する日本のキャッシュレス化
- 日本のキャッシュレス決済比率は低い
- キャッシュレス化によるメリット・デメリットは?
- キャッシュレス化によるメリット
- キャッシュレス化によるデメリット
- キャッシュレス生活に必須なクレジットカード
- 電子マネーは少額決済の時にとても便利!
- キャッシュレス生活なったことにより変わったこと
- 最後に
キャッシュレスとは
そもそもキャッシュレスとは、どのようなことを言うのでしょうか。
ネットで検索してみると、下記のように書かれております。
現金ではなく、小切手・口座振替・クレジットカードなどを利用して支払いや受け取りを行うこと。
(引用元:コトバンク)
この中には記載ありませんが、最も早く世に普及し定着したキャッシュレス化といえば、振込ではないでしょうか。
クレジットカードも半世紀以上の歴史があり、小切手も登場した時代は早いと思いますが、日常生活に定着したのは振込です。
私も20年以上と長いことサラリーマン生活を送っておりますが、社会人になった時から既に給与やボーナスの受け取りは現金ではなく振込となっておりました。
つまり、キャッシュレスという言葉がポピュラーになる以前から既にキャッシュレス化は始まっていて、尚且つ世の中に浸透し、しかも大半の人が利用していたということになります。
経済産業省が推進する日本のキャッシュレス化
日本のキャッシュレス化に至っては行政も推進しており、今年4月には経済産業省がキャッシュレス・ビジョンを策定したことを発表しました。
その内容を見てみると、今後の取組みとして大阪・関西万博(2025 年)に向けて、「支払い方改革宣言」として「未来投資戦略 2017」で設定したキャッシュレス決済比率40%の目標を前倒しし、高いキャッシュレス決済比率の実現を宣言する。
さらに将来的には、世界最高水準の80%を目指していくとされております。
日本のキャッシュレス決済比率は低い
日本のキャッシュレス決済比率は世界的に見ても低く18.4%(2015年)となっております。
ちなみにトップは韓国の89.1%で、我が国とは随分大きな開きがあります。
この数値から、日本がいかに現金主義であるかがうかがえます。
それを2025年までに約2倍の決済比率を目指し、将来的には現状の約4倍を目指すことになります。
実に大きな目標です。
また、経済産業省はキャッシュレス化の推進にあたって、以下のようなことが期待できるとされております。
キャッシュレスの推進は、消費者にとっては多額の現金を持たずに買い物が可能になることや、紛失等のリスクが現金に比べて軽減されること、事業者にとっては現金管理コストの削減による生産性向上など、様々なメリットが期待されます。
(引用元:経済産業省HP)
キャッシュレス化によるメリット・デメリットは?
ここからは、キャッシュレス化によるメリットとデメリットをご紹介いたします。
個人的には、日常のキャッシュレス生活から主に以下のようなメリット・デメリットがキャッシュレス化にはあると考えます。
メリット | デメリット |
---|---|
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キャッシュレス化によるメリット
キャッシュレス化によるメリットは、いったいどんなものがあるのでしょうか。
先ほど書いたメリットを、一つずつ紹介していきます。
現金決済に比べて安全性が高い
クレジットカードや電子マネーなどの利用は 、一見、セキュリティの面を考えるとリスクが高いように思うかもしれませんが、実際のところは逆ではないでしょうか。
確かにクレジットカードや電子マネーには、盗難やインターネット上での不正利用と言うリスクが伴うかのように思います。
しかし、それは現金決済においても同じことです。
例えばクレジットカードや電子マネーを紛失してしまったり、または盗難などにあい悪意ある第三者に渡ってしまったとします。
紛失であれば気付いた時点でカード会社や電子マネーの発行元に届出や連絡をすることにより、その利用を停止させることも可能です。
対処するまでの早さにもよりますが、被害を最小限に止めることもできるでしょう。
また、盗難やインターネット上で不正利用された場合などであれば、その利用分に関しての保証がカード会社や電子マネーの発行元から受けられる場合もあります。
ところが、現金の場合はどうでしょうか。
落としてしまったりしたことによって紛失した現金は、運良く親切な人に拾ってもらい警察に届けられたりすれば手元に戻ってくる可能性もありますが、そうでない第三者に拾われたりすると、使用された痕跡が残らない現金は戻ってくる可能性が低いと考えられます。
多額の現金を持ち歩かなくて済む
現金の場合、盗難などにあい利用されてしまうと、自分の元に戻ってくる可能性は極めて低いです。
多額であれば、その分リスクは高まります。
紛失や盗難により自分の手を離れてしまった現金は、戻らないものと考える方が現実的です。
現金を持ち歩かなければ、紛失や盗難のリスクもありません。
日常生活においてキャッシュレス化を多く取り入れれば、現金紛失や盗難のリスクは下がり、その安全性は大きなメリットになります。
ポイント還元がある
他にもメリットとして、クレジットカードや電子マネーで決済することによって付与されるポイントがあります。
現金の場合は例え100万円を決済したとしても、決済したことに対してポイントが必ず付与されるとは限りません。
ところがクレジットカードや電子マネーの場合は、決済することによってポイントが還元されます。
還元率は1%に満たない場合がほとんどですが、チリも積もれば山となります。
同じ金額を使うにであれば、例えわずかでも還元された方が絶対にお得です。
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キャッシュレス化によるデメリット
では、キャッシュレス化によるデメリットは何かを考えてみます。
キャッシュレスには多くのメリットがありますが、デメリットもある点も理解し上手に導入しましょう。
全ての決済をクレジットカードや電子マネーでできない
現在、日常生活においては、ほとんどのお店や施設などでクレジットカードや電子マネーの利用が可能になってきたと言えますが、それでも100%ではありません。
地域によっては、まだ現金決済しか行えないところも多々あります。
しかし、現金が使えないお店や施設はまずないでしょう。
どの地域に行っても、クレジットカードしか使えないというお店は、ほとんど存在しません。
仮にもしそのような場所やお店があったとしても、それは極めて稀なケースだと言えます。
使いすぎる恐れがある
使うことによりその場で残金が目で確認できる現金と違い、クレジットカードや電子マネーといったキャッシュレス決済の場合は、現金と比較してお金その物の存在がないため感覚的に使い過ぎてしまうリスクがあります。
その辺りは諸刃の剣的な要素があると言えます。
計画的な使い方をするなど、自己管理が必要です。
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キャッシュレス生活に必須なクレジットカード
現在、キャッシュレス生活を送るにあたって 、必要となるツールはたくさんあります。
その中でも私が最もよく利用するのがクレジットカードと電子マネーです。
クレジットカードは12~13年位前までは 、それほど使っておりませんでした。
しかし、使うことによりポイント還元などの恩恵なども受けられたりするので、今となっては現金よりも日常生活の中で使うようになっております。
現代において、クレジットカードはショッピングだけではなく、公共料金や税金などの支払いにも使うことができたりと、一昔前に比べてその活用の場は格段に広がってきました。
日常のショッピング以外に、公共料金の支払いや自動車税の支払いなどにもクレジットカードを利用しております。
キャッシュレス化の推進により、今後もクレジットカードが利用できる環境は益々整っていくものと思われます。
もはやキャッシュレス生活を送るためにも、クレジットカードは必須アイテムです。
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電子マネーは少額決済の時にとても便利!
クレジットカードと並びここ数年前から非常によく使うようになってきた決済ツールが電子マネーです。
電子マネーは、少額決済などの利用に向いていてとても便利です。
電子マネーには主にプリペイド(前払い)式とポストペイ(後払い)式の2種類があります。
楽天Edy・Suica・WAON・nanacoの4つに関してはプリペイド(前払い)式で、iD・QUICPayの2つはポストペイ(後払い)式に分類されます。
私が使っている電子マネーはQUICPay、楽天Edy、nanacoの3つで、その中でも特に利用頻度が高いのはQUICPayです。
QUICPayはおサイフケータイで使うことにより、その便利さに更に拍車をかけました。
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現金に近い感覚で使えるプリペイド(前払い)式
プリペイド(前払い)式は事前に現金またはクレジットカードでチャージをしてから使うことになります。
チャージした分だけを電子マネーとして使うので残高を管理する必要がありますが、使う度にチャージ残高が減っていくので比較的現金に近い感覚で使うことができます。
プリペイド(前払い)式の電子マネーはチャージした分しか使うことができませんので、使い過ぎてしまうことが起こりにくいなどのメリットがあります。
その反面、残高不足だと使うことができなくなってしまうので、残高管理が必要なところはデメリットかもしれません。
チャージ方法にクレジットカードを使うことにより、あらかじめ設定した金額をオートチャージできたりもするので、その場合は小まめな管理は不要となります。
チャージがいらないポストペイ(後払い)式
一方のポストペイ(後払い)式は、クレジットカードと紐付けて使うことになります。
ポストペイ(後払い)式の魅力は何と言ってもチャージが不要であることです。
プリペイド(前払い)式のように残高を管理したりする必要もない上、チャージ残高不足で使えなくなることもありません。
使用した分はクレジットカード明細にダイレクトに上がってきますので、感覚としてはクレジットカードそのものを電子マネーとして使っているような感じです。
プリペイド式のようにチャージしてから使う必要はない反面、クレジットカードの利用限度額までは使うことができてしまうので、使い過ぎに注意する必要があります。
これらの電子マネーはおサイフケータイ機能を使うことにより、更にその相乗効果を表します。
Apple PayやGoogle Payの登場により、今後も利用者は増加していくものと思われます。
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キャッシュレス生活なったことにより変わったこと
いつの間にかキャッシュレスな生活になっていて、クレジットカードや電子マネーを日常的に利用することにより私生活で変わったことは、銀行口座から現金を下ろす頻度がめっきり減ったことです。
お陰で私の財布の中には現金がほとんど入っておりません。
加えてインターネットバンキングも利用して振込や残高確認なども行っているので、銀行やコンビニATMへ足を運ぶ機会はほとんどなくなりました。
日常においての支払いに関しては、クレジットカードと電子マネーの決済ツールがあれば大半のことは足りてしまいます。
これは私にとって、とても快適なことです。
そこに費やしていた時間を使わなくて済むようになったので、時間にゆとりが生まれます。
私の職場にも給与日になると貴重な休憩時間を利用して銀行間を走り回っている人がいますが、「インターネットバンキングを使えば貴重な時間を使わなくて済む上、多額の現金を持ち歩かなくて済むのに!」と思ってしまいます。
インターネットバンキングに関しても個人使用の場合は利用料金が掛からない金融機関がほとんどです。
振込手数料も、残高状況や取引状況によっては限度回数まで無料となる場合があります。
仮に振込手数料を支払ったとしても、多額の現金を持ち歩く必要がありませんので、万が一のリスクを回避することができます。
振込手数料を節約するために多額の現金を持ち歩くことの方が、リスクとしてはよっぽど高いのではないでしょうか。
なので振込手数料は、言ってみれば保険料のようなものと考えております。
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最後に
2020年に予定の東京オリンピックや2025年の大阪・関西万博などの国際イベントの開催に向けて、日本国内のキャッシュレス化は益々推進されていくことでしょう。
長きに渡り決済ツールの主役に君臨してきた現金に変わり、クレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレスツールが決済ツールの主役となる日もそう遠くはなさそうです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。